半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ロイヤルコペンハーゲンのデスクランプ、買いました。

2023-12-21 18:00:00 | アンティーク家具
私の書斎、以前使っていたデスクランプを息子に進呈して以来、ずっとランプなしのままで過ごしてきました。デスクがアンティークということもあって、中々似合う物が見付からなかったのです。しかし先日のこと、アメリカのアンティークショップのサイトでこれを発見!。さっそく取り寄せることにしました。




このランプ、ベースの部分は木製で中央の柱の部分は磁器製です。柱の上には牧神パーンが座ってパンフルートを吹いていて・・・




柱の下ではトカゲがそれを見上げています。私がこれを買ったのは、もちろんこのトカゲが気に入ったからです(笑)。




実はこの磁器の部分はロイヤルコペンハーゲンのフィギュリン、#433を流用したもの。原型はロイヤルコペンハーゲンの代表的なデザイナーの一人であるクリスチャン・トムセン(Christian Thomsen、1860~1921年)の作で、これと良く似た似たパターンでウサギ版のやつ(#456)も存在しています。昔はこうやってロイヤルコペンハーゲンの花瓶やフィギュリンを流用してランプを製作するメーカーがいくつかあったので、これもそういったメーカーが作った物でしょう。




台座をずらしてみたら、少しだけロイヤルコペンハーゲンのバックスタンプが見えました。でも残念ながらこれだけじゃ何年の製作までかは識別できませんね。




口金部分は一般的なE26が使われていました。これなら今後も電球で困ることはありません。我が家にもストックがありました。






しかし問題は電球よりもランプシェードの方。色々探してみたけれど、現在流通している製品の中には、こういった古いランプに似合う物が見付からないのです。「困ったなぁ。どこかにこういう物に詳しい方がいらっしゃらないかなぁ・・・あっ、そうだ!。もしかしたら、アンティークアルビオンの I さんなら何か良い解決方法をご存じかもしれないぞ。」というわけで、現物を持参して大多喜までひとっ走りすることにしました。その結果・・・




「う~ん・・・あのガラスケースの上にいくつか並んでいるけれど、これなんかどうでしょう?。同じデンマーク製だし」というわけで、本当に秒で解決しちゃいました(笑)。やっぱりこういうことは、経験を積んだプロに聞いてみるのが一番だよなぁ。




旧いランプの場合、シェードの固定方法の違いで取り付けられないこともあるけれど、このシェードは電球を挟んで保持するタイプなのでまったく問題ありませんでした。




デスクの上で点灯させてみるとこんな感じ。中々雰囲気があると思いませんか?。



若い頃はもっとシンプルで機能的な物が好みだったはずなのに、いつの間にかこういう物も魅力的に感じられるようになってきました。私自身、もうあまり効率を求めなくなってきたということなのかな?。

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