学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

旧巻町の角海浜(その1)

2013-05-14 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 5月13日(月)23時47分26秒

ゴールデンウィークは群馬の実家で過ごしたのですが、東北自動車道は既に何度も通っていたので、今回は往路復路とも山形・新潟を経由してみました。
復路では新潟市西蒲区巻地区(旧西蒲原郡巻町)の角海浜(かくみはま)に寄ったのですが、ここは東北電力が巻原子力発電所の建設を予定していた場所です。
政治的な文脈だけでなく、「マクリダシ」という自然現象でも興味深い場所ですね。
一番上の写真、左右の黄色い看板に、

「この先
 道路脇が崩壊した為
 通行できません
 西蒲区建設課」

とあります。
また、白い貼り紙には、

「道路側溝の両脇土地は私有地です。
 私有地内への無断立入およびゴミの投棄を厳禁いたします。
 東北電力株式会社」

とあります。
土地の大半は東北電力が買収済みですが、道路は公有であるため東北電力も立ち入り自体は禁止することができず、実際にも釣り人がかなり入っているようですね。


角海浜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E6%B5%B7%E6%B5%9C
「角海浜隧道 消えかけた隧道と消えた計画 1」

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6804

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「万里の長城」

2013-05-14 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 5月13日(月)23時18分19秒

>筆綾丸さん
45号線沿いですから筆綾丸さんも行かれたのですね。
私は最初に2011年4月10日に行きましたが、この頃は自衛隊の特殊車両がひっきりなしに行き交っていて、殺気立っていました。
その当時、この掲示板に、道路から見た限りではあまり高いようには感じられなかった、と書いていますが、4か月後の8月に初めて実際に登ってみたときも、同じような感想を持ちました。
地元の人にとって、10m程度で「万里の長城」と誇っていたのは苦い思い出なんでしょうね。

http://6925.teacup.com/kabura/bbs/5803


※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6802
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天王

2013-05-14 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 5月 6日(月)22時01分59秒

>筆綾丸さん
四国には法皇山脈もありますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E7%9A%87%E5%B1%B1%E8%84%88

「天皇塚」といった地名には「牛頭天王」由来の「天王」を誤用、または意図的に転用して「天皇」としている場所がけっこう多いように感じます。
ただ、念のためと思って「天皇塚」で検索してみたところ、一番多く出てくるのは仙台近郊の「定義如来 西方寺」で、ここは平貞能が安徳天皇の遺品を納めたと称していますね。
まあ、「定義如来」は江戸時代に突如として誕生し、繁栄した寺院であり、率直に言って伝承のすべてが近世の産物、要するに偽造なのですが。

http://www.johgi.or.jp/guid/tennou.html

東日本大震災の後、津波伝承は歴史の真実を伝えていた、伝承を大切にしましょう、みたいなことを言う人が増えましたが、伝承の世界は玉石混交で、しかも大半が「石」ですから、慎重な対応が必要ですね。


※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6800
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『夢幻花』

2013-05-05 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 5月 5日(日)09時33分1秒

>筆綾丸さん
近世の朝顔栽培・朝顔ビジネス事情が詳しく書いてあるかなと思って『夢幻花』を読んでみたのですが、歴史的な情報はそれほど多くはなかったですね。
冒頭に登場するバラバラな事件を終盤近くで緻密に結びつけて行く手腕は見事だと思いました。

>�徙野神社
式内社とは言われているのですが、史料的な面で厳密に遡ることは難しいみたいですね。

http://www.newcs.futaba.fukushima.jp/02anba/2003/kusano.html

地元では「安波様」「大杉様」と呼ばれているそうですが、これは明らかに近世の流行神に由来した名称ですね。
歴史的には福岡県の志賀海神社とは結びつかないのではないかと思います。


※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6798
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請戸のくさの神社と飯舘村草野の綿津見神社

2013-04-26 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月26日(金)20時01分51秒

神社本庁の復興支援ページ内に、浪江町請戸地区のくさの神社について、次のような説明があります。

--------
 くさの神社の鎮座する福島県浪江町請戸地区は、福島第一原発から北へ約6kmの沿岸に位置し、双葉地方の漁業の中心地である。
 同神社は式内社(延喜式に記載されている神社)で、毎年2月に斎行される安波(あんば)祭と称される例祭では、一年の吉凶を占い、海上安全と大漁満足を祈願し、あわせて、五穀豊穣を祈念し「請戸の田植踊り」(福島県の無形文化財に指定)が奉納されてきた。東日本大震災により、社殿・工作物が完全に流失し、鈴木宮司と家族も犠牲になり、さらに同神社は原発の避難区域に鎮座することから氏子地域は無人の状態となっている。
 この存亡の下、鈴木前宮司の三女倉坪郁美氏が、「故郷の復興のため、やれることをやろう」と、昨年10月1日付にて宮司に就任した。
 福島県神社庁では、管内3,040社の神社中、3分の2相当の神社が被災したが、神職の犠牲は、唯一くさの神社のみであった。同神社の復興こそが被災神社の復興に繋がると、神社庁では倉坪宮司を全面的に支援し、2月19日の例祭に合わせて、仮社殿の設置、請戸地区の復興祈願祭を斎行した。
 仮社殿は、岡山県神社庁・同神道青年会から提供、宮司の装束一式は東京都神社庁からの支援を受けた。
 祭典では、双葉支部神職が各避難先から祭員として駆けつけて奉仕する中、倉坪宮司が「災害の速やかな復旧、清き美しき故郷の復興」を込めた祝詞を奏上、福島県神社庁足立庁長を始め神社関係者や、浪江町長、双葉警察署長等、約50人が参列し、また、神社本庁田中恆清総長も参列し、玉串を奉り拝礼した。
 被災された多くの神社は、未だに厳しい現実に直面しているが、今回のくさの神社の祭典は、復興に向けた大きな一歩となり、氏子に希望の光を与えている。
http://www.jinjahoncho.or.jp/reconstruction/

神社の社殿が完全に破壊され、「御神体」が行方不明になってしまった場合、どのように神社の「御神体」「御神霊」の回復を図るかは、神道理論的には結構難しい問題があるんでしょうね。
ただ、くさの神社の場合は、もともと飯舘村の綿津見神社がくさの神社の「御分霊」だったので、逆に綿津見神社から「御分霊」を受ける、という形を取ったそうです。
これは神社本庁のページには出ていませんが、リンク先の個人サイトに掲載されていた福島県神社庁発行と思われる文書に次のようにありました。

----------
平成24年2月19日に斎行予定のくさの神社復興祈願祭について

(前略)
 福島県神社庁では、くさの神社が県内被災神社の中で唯一神職が犠牲となった神社であることから、くさの神社の復興こそが福島県内被災神社の復興の象徴ととらえ、倉坪郁美新宮司を全面的に支援し、大震災1年を控え、来たる2月19日(日)の例大祭日に合わせて、仮社殿の設置、新宮司の就任奉告、犠牲者の慰霊、請戸地区の復興を祈願する復興祈願祭を行うこととなりました。
 仮社殿は岡山県神社庁より提供を受け、御神体は飯舘村鎮座の綿津見神社がくさの神社よりの御分霊であることから、綿津見神社多田宮司のご配慮により御分霊を拝受することとなり、当日までに福島県神社庁が現地で設置を行います。
(後略)
http://19994222.blog.fc2.com/blog-entry-99.html
http://blog-imgs-44.fc2.com/1/9/9/19994222/20120210210518794.jpg

飯舘村の綿津見神社はくさの神社から見ると北西方向、直線距離で約35㎞離れています。
最初に飯舘村を訪問したときは、何でこんな山の中に海の神様を祀っているのだろうと思いましたが、請戸地区との相当古くからの関係があるのでしょうね。

写真は今月13日に訪問した時のものです。
石鳥居の注連縄はずいぶん鮮やかな黄色で、ちょっと珍しいですね。
また、二番目の写真の小さな石碑は石鳥居の脇にあったもので、次のように書かれています。

--------
 草野郷発祥之地

草のヽかう 三十三貫六百二十五文

伊達の「御段銭古帳」(賦課税台帳)
天文七年(一五三八)の条にあり、現在の
飯舘村全域は「草野郷」と呼はれていた。
綿津見神社は、当初「くさ野(くさの)神社」と称し、
「くさの」の地名の由来となった。
 奉納 (有)濱田石材工業
--------

飯舘村の綿津見神社も元々は「くさの神社」と称していて、地名の「草野」も古い神社名に由来する訳ですね。

2011年12月に訪問した時の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/52163811.html

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6797
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歯医者の日本史

2013-04-24 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月24日(水)21時52分37秒

>筆綾丸さん
浄土ヶ浜パークホテルはかなり高い位置にあって、津波の影響は全く受けなかったそうです。

http://www.jodo-ph.jp/
http://www.michinori.co.jp/pdf/20120308_jph_ayumi.pdf

日記を見たら、私は2011年4月10日に浄土ヶ浜を訪問していて、この掲示板にも少し写真を載せていました。

http://6925.teacup.com/kabura/bbs/5798

ホテルの写真にもあるように遊歩道は津波で相当傷ついてはいましたが、歩けないことはない状態でしたね。
当時は一眼レフカメラを持っておらず、iPhone で撮影していたのですが、せっかくの機会を活用できなくて、ちょっともったいなかったなと思います。
また、原発事故の社会的影響を過小評価していたため初期の訪問場所は北の方に偏っていましたが、これも4月21日の警戒区域設定前に福島県に集中的に行っておけばよかったなと思っています。
ま、ずいぶん無駄足を踏んだり遠回りしたおかげで、広大で多様な東北地方への理解が進んだとも言えるのですが。

>秋山哲雄氏の『鎌倉幕府滅亡と北条氏一族』
これは未読ですが、後で見てみるつもりです。
「敗者の日本史」は確かに売れるキャッチフレーズではあったのでしょうが、何度も聞かされると嫌になりますね。
朝日新聞の「プロメテウスの罠」みたいなもので、結論が先にあって、それを押し付けられているような圧迫感を感じてしまいます。

『朝日日本歴史人物事典』の覚海円成は牛山佳幸氏執筆ですが、今はもう少し研究が進展しているはずですね。


※筆綾丸さんの投稿、「帰思方悠哉と浄土ヶ浜」へのレスです。
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6794
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社殿焼失後の山津見神社

2013-04-22 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月22日(月)23時05分42秒

一昨日、4月20日に訪問した山津見神社の様子、写真のみですが取り急ぎアップしました。

「2013年4月の山津見神社」(その1)
http://chingokokka.sblo.jp/article/65288830.html
「2013年4月の山津見神社」(その2)
http://chingokokka.sblo.jp/article/65293915.html

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長音寺の「笠塔婆」

2013-04-18 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月18日(木)21時28分47秒

日石展では、細野石材・細野晴樹氏の「笠塔婆」も伝統とモダンな感覚をバランス良く融合させた見事な作品だなあと思ったのですが、山田石材計画のブログ「大蔵山の四季」によれば、これは東松島市野蒜地区の長音寺に設置されたそうですね。

「第二回日石展審査会」
http://stonescape.exblog.jp/m2012-07-01/
「日石展作品設置しています。その3」
http://stonescape.exblog.jp/19688458/

長音寺は住職が津波で亡くなられてしまった寺で、私も繰り返し訪問しているのですが、ブログの方にはまだ載せていませんでした。
折を見てアップするつもりです。

写真は日石展を観に行ったときに撮影した大蔵山の様子です。


※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6788


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ふとっちょ五輪塔

2013-04-18 | 東北にて

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月18日(木)08時16分50秒

私は去年7月15日に開催された日石展の会場に翌16日に行ったのですが、主展示場から少し離れたところに「古代五輪塔」と「旭日五輪塔」が展示されていました。
「古代五輪塔」は鎌倉時代の律宗石工が作った五輪塔と全く同じ安定感のあるデザインで、五輪塔は当時既に完璧に造型されてしまったから、今さらほんの少しでもバランスを変えることは許されない、という禁欲的な姿勢を感じさせます。
これに対し、「旭日五輪塔」は五輪塔を小太りにするという非常にユニークな発想の転換を図っており、現代的な感覚に溢れる意欲的な作品ですね。
展示品明細に石種は「紀山石・萩」、石工は山田石材計画(株)の清水良介氏と書かれていました。
タイトルが何故「旭日」なのかは分かりませんが、私としては「ふとっちょ五輪塔」と命名したいですね。

山田石材計画のブログによれば「旭日五輪塔」は南三陸町細浦の徳性寺に設置されたそうで、掲載された写真には徳性寺のご住職と一緒に石工の清水良介氏が並んでいますが、まだ若い方ですね。

「日石展作品設置しています。その2」
http://stonescape.exblog.jp/19688298/

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6787

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中浜墓地跡の「古代五輪塔」

2013-04-17 | 東北にて

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月17日(水)21時53分29秒

今日、宮城県山元町を訪問したところ、中浜小学校の隣の中浜墓地跡に「古代五輪塔」が建立されていました。
去年の7月に丸森町で開催された日本石塔展覧会の入賞作品だそうです。
一番下の写真の石柱に、

---------
鎮魂・東日本大震災 石塔・石仏展覧会 平成二十四年七月十五日開催
入賞「古代五輪塔」 石材 茨城県産「やさとみかげ」
製作石工 坂口登((有)坂口石材工芸)茨城県桜川市
---------

とあります。
日石展のことはこの掲示板でも少し書きました。

「大川小学校の三重宝篋印塔」
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/f2b14b2faf2be93ccfaf7e03d543538c
「日石展(日本石塔展覧会)」
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/75041668d02c512d46702c27532141c0

山田石材計画のブログ、「大蔵山の四季」にも関係記事がありますね。

「日石展作品設置しています。その3」
http://stonescape.exblog.jp/19688458/

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請戸漁港

2013-04-15 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月15日(月)09時37分6秒

4月4日に訪問した請戸漁港の様子をアップしました。

請戸漁港(その1)
http://chingokokka.sblo.jp/article/64835247.html
請戸漁港(その2)
http://chingokokka.sblo.jp/article/64881599.html
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くさの神社(その2)

2013-04-13 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月12日(金)23時59分50秒

仮社殿はきちんとしたものでしたが、何しろ近づくだけでプチ冒険という状態で、石造の鳥居、石灯籠、石碑等は本来の神社の境内を超えてあちこちに分散していました。
写真の二枚目、三枚目の狛犬は仮社殿の西側、流出した住宅の土台跡に置かれていましたが、なかなか威厳がありますね。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6784
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くさの神社(その1)

2013-04-12 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月12日(金)23時30分25秒

くさの神社は双相地方では数少ない式内社なのですが、津波で完全に破壊されてしまいました。
2012年2月に仮社殿を設置し、復興祈願祭を行ったと聞いていたので、その際にある程度の整備がなされたのかなと思っていたのですが、参道があったと思われる場所には大量の消波ブロックが残り、地面にはガラス片等が散乱していて、仮社殿に近づくだけでも大変でした。

くさの神社
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%95%E9%87%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6783
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請戸小学校からの展望

2013-04-12 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月12日(金)22時50分47秒

請戸地区の請戸小学校には小さな展望台があり、周辺の状況を広く見るには良い場所です。
写真の一枚目は請戸地区、二枚目は請戸漁港、三枚目は南側、福島第一原子力発電所が立地する台地ですね。
福島第一原子力発電所との距離は5キロほどです。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6782


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浪江町・請戸地区

2013-04-12 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月12日(金)22時05分57秒

4月4日と9日、警戒区域から避難指示解除準備区域に再編され、立ち入りが可能になった浪江町の請戸地区とその周辺に行ってきました。
写真は4月4日に請戸漁港から北側、棚塩地区を見たものです。
この日は本当に波が荒かったですね。
棚塩地区は東北電力の浪江・小高原子力発電所の建設予定地でしたが、先月28日、東北電力は建設を正式に断念した旨の発表をしましたね。

---------
浪江・小高原発を断念 東北電 計画から45年、新設撤回は震災後初

 東北電力は28日、本県で進めていた浪江・小高原発(浪江町・南相馬市)の新設計画を取りやめると発表した。建設計画の公表から45年。東京電力福島第一原発事故で地元の反対が強まり、建設は不可能と判断した。原発事故後、原発の新設断念は初めて。海輪誠社長は「地元の反対の声が大きく、国のエネルギー政策を見極め判断した」と語った。建設計画地は地元と協議し、地域振興につながる利活用を進めていく考えを示した。
 東北電力は28日に国に提出した平成25年度の供給計画に浪江・小高原発の「計画中止」を明記した。
 海輪社長は仙台市の本店で記者会見し、地元の浪江町議会が「誘致決議を白紙撤回する議案」、南相馬市議会が「誘致決議を破棄し、建設の中止を求める議案」をそれぞれ決議したことを理由に挙げ、「立地を推進することは適切でない」と総合的に経営判断したと説明した。
 建設計画地の利活用については「将来、地域が発展するような利用を計画したい」と述べ、地元から要望が出ている原子力発電以外の発電所や工業団地などの要望を踏まえながら協議を進めていく考えを示した。
 浪江・小高原発は東北電力が昭和43年1月に建設計画を公表。浪江町と南相馬市小高区に約150万平方メートルの用地取得を進めてきた。民有地のうち約98%の用地取得を終えたが、一部に根強い反対があり、計画発表から45年たっても取得が完了していなかった。
 さらに東日本大震災の津波で予定地の一部が浸水し、全域が避難区域に含まれた。原発事故で県が「脱原発」を表明するなど計画は暗礁に乗り上げていた。
(後略)
http://www.minpo.jp/news/detail/201303297478


式内社の苕野(くさの)神社は本当に海の近くですね。

http://www.jinjahoncho.or.jp/reconstruction/000071.html
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3245.html

この読売新聞の動画は去年2月19日のものですが、一年後の今も全く同じ状況です。
ただ、放射線量は非常に低くて、近くの請戸集会所前に設置されていたリアルタイム放射線量測定装置の値は毎時0.07マイクロシーベルト。
一年前でも別に防護服を着る必要など全然ない数値だったでしょうね。

http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120220_3.htm

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6781

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