学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

二つの能満院

2010-11-20 | 妙音天・弁才天
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年11月20日(土)22時43分47秒

長谷寺能満院「天河秘曼荼羅」の近世の写しが出ていると聞いて『仏教図像聚成』という本を探していたところ、意外にも新潟県立図書館にあることがわかったので、今日確認してみました。
B4版総クロス装、上下2巻総700頁、価格は税別12万円という超豪華本ですが、実際に手にしてみると重量がすごくて、ぎっくり腰になりそうでした。
田村隆照氏の「概説」(上、p3以下)によれば、六角堂能満院仏画工房の中心となった画僧大願は次のような人物だそうです。

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 大願の生涯については明らかではないが、寛政十年(一七九八)会津若松に生まれ、喜福院で出家得度、持戒堅固な僧として修行に励むが、のち大和長谷寺に修学、事相・教相の研鑽を積み、とくに 悉曇(梵字)の研究者能満院光雲海如和尚との出会いに恵まれたこともあり、その習得に力をそそぎ、『梵学宗要章』ほかの著書もある。また有名な曼荼羅や仏画に接し、その模写にも取り組んだ。その後一旦会津に戻り、藩公の菩提寺である喜福院の住職になったが、仏画への思い断ちがたく、弟子の大成を連れて上京し六角堂能満院に住して真言宗各本山や名刹を訪ね、仏画や曼荼羅の諸尊を模写して粉本を制作し、また観法や修法のための聖教を書写した。

http://kcua.ac.jp/muse/data/HOZOKAN.html
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国家鮟鱇

2010-11-20 | 東島誠『自由にしてケシカラン人々の世紀』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年11月20日(土)10時24分21秒

鍋物が恋しい季節になりました。

>筆綾丸さん
「江湖」は曹洞宗では公式の用語なんですね。
明治時代も後半は流行らない言葉になるようですが、中国風の語感がうとましくなってしまったのでしょうか。

昨日はハリーポッターの新作を観ました。
暗いストーリーでしたが、非常に丁寧な作り方で、なかなかよかったですね。
トビーが死んだ場面では、客席のあちこちですすり泣きが聞こえていました。
ハーマイオニーもすっかり大人になりましたね。

ネットで検索したところ、先日行った山形県鶴岡市の白山島は東北地方では有名な「心霊スポット」だそうで、真っ暗闇の中をうろうろしていた私は客観的にはかなり怪しい人だったみたいですね。
リンク先は全然怪しくないサイトです。

白山島
http://outdoor.geocities.jp/himalaicus2/yamaseireki/2009/hakusanjima/hakusannjima.html

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