田中だ知事来た。
(田中館愛橘(たなかだてあいきつ))(地磁気測定)
[point]
1.物理学の田中館愛橘は、日本全土の地磁気の測定で知られる。
[解説]
1.田中館愛橘(1856~1952)は、地球物理学者。日本における重力・地磁気・地震学の開拓者。田中館は1892年、濃尾地震にともなう等磁力線の変位を発表した。
〈2016明大・経営:「
動力による有人固定翼機(以下の文章では、飛行機と呼ぶ)の飛行に最初に成功したのは、アメリカのライト兄弟による12秒間の飛行であるというのが通説である。1903年12月17日のことである。しかし、ライト兄弟による初飛行のニュースは、当時は広まらなかった。日本に伝わったのは、その後の、ヨーロッパ諸国における飛行機の飛行成功が先であったように思われる。
これらの情報を受けて、日本では1909年に、勅令によって臨時軍用気球研究会が設立され、この組織で飛行機の研究がはじめられた。研究会の初代会長は陸軍中将となった長岡外史であり、委員には、東京帝国大学教授のオ田中館愛橘や、睦軍大尉の徳川好敏と日野熊蔵も含まれていた。
問5 下線部(オ)に関して、1909年12月に、田中館愛橘はフランス人による有人グライダー機の製作に協力し、同機は東京上野の不忍池畔での飛行に成功した。これが日本初の有人グライダー機飛行である。田中館愛橘のその他の業績としてふさわしいものを、A~Dの中から一つ選べ。
A 地磁気の測定
B 高精度の地震計の発明
C 原子構造の研究
D 強力な火薬の発明
答えA
〈2004大学入試センター試験追試:「
問2 下線部(b)明治後期の日本の科学は飛躍的な発展を遂げ、世界的な水準に達する研究も発表されるようになったに関して、この時期の出来事として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。
1 田中館愛橘は、赤痢菌を発見した。
2 高峰譲吉は、アドレナリンを発見した。
3 湯川秀樹が、ノーベル賞を受賞した。
4 志賀潔は、地磁気の測定で成果をあげた。」
(答:2〇 ※1×田中館愛橘は地磁気の測定、3×湯川秀樹は第2次大戦後に受賞、4×志賀潔は赤痢菌の発見)〉