これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

着付けのおけいこ … 補正無しで着る着物にあこがれて

2011-05-02 | お出かけ
4月の最後の日の土曜日 根津美術館近くの呉服屋さんで 着付けの講習を受けてきました。

東三季という呉服屋さんの2階が着付け講習の場所でした。

友人Mが 本で知った先生の着付けの教室です。

私は普段着物を着るときに タオル2枚をつないだものを二つ折りにして胴部分に巻き、もう一枚をたたんだものを腰の上にのせて補正するのですが、友人は補正なしだというのです。

ほかにも着物を着る仲間で補正なんて要らないという友人もいて、是非補正なしの着付けを習いたいと思っていました。

この日、やはりいつものようにタオルで補正し、長襦袢もコーリンベルトで襟を止め、着物もコーリンベルトを使い、伊達締めを締めて行きました。


先生を紹介していただいた後、すぐに私の着物の着付けの仕方の希望を尋ねてくださり、補正なしを希望しました。

すると まず最初に帯の中をのぞき込み、伊達締めをとってスーゥッと抜き取ったのです。 

『なるべくひも類は使わない方が楽でしょ』 とのお言葉を添えて。

そしてその後、3時間近い講習を受けました。

長襦袢は4本の伸縮包帯を紐やコーリンベルトの代わりに使いました。

着物は衿先に2本の伸縮包帯を止めて体を一巻きして結んであります。

その後、伊達締めで胸元を押さえて、帯を結ぶのですが、伊達締めは最後に抜き取ってあります。

この先生は着物はバランスだから、というのが着付けの持論だそうです。

そして 私は上背があるので、帯幅は思いっきり太くとったほうがバランスがよいと思うと言いながら、思いっきり太く胴に巻き付けられました。

確かにバランス如何で着姿が大きく変わるのですが…… 最後に着付けていただいた状態での写真が上の一枚です。

家に帰ってから 胴に回した帯幅を計ってみたところ なんと5寸3分もありました。

友人は半幅帯で割り角だしを結んだので、4寸幅の帯との違いがよくわかります。

自己流で着物を着るときも 胴巻きは4寸より大きく幅をとるものの ここまで太くしたことがなく ちょっと照れてしまいます。

課題の補正なしの着付けですが、この日は問題なく着ていられました。

襟元も崩れず、普段より随分大きく抜いた衣紋も最後まで同じ位置をキープしていました。

ただし自己流で着ているよりは 若干胸元が締め付けられて苦しかったのが 気になるところです。

伸縮包帯をもう少しゆるめに結ぶと締め付けられ具合も改善されるのかもしれません。

太く巻いたのも補正なしですんだ理由の一つかもしれませんが、もうちょっと帯幅を狭く着付けたとき 補正なしで帯が上に上がってこないか試してみようと思います。

写真をとった場所は根津美術館の入り口付近。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする