これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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友 力尽きる … あけぼの会の副会長が亡くなった

2011-07-01 | 日々の雑感
友人の訃報は 鹿児島に帰省した夜に入った。

二週間前のこと。

4月からの入退院以来、6月4日に自宅に戻っていた。

最後まで癌と闘い、もう治療方法がなくなったと主治医に言われ 自宅に戻ることを自ら選んだという。

彼女と電話で話したのは 6月5日。 『うどんが食べたい うどんなら柔らかくてもなんでも食べられる 』 それが彼女の要望だった。

Nと相談して すぐに送った。 手配したのはN。

6日 携帯電話にメッセージが入っていた。 『 午前中届いたうどんを食べてから 電話しようと思ったから 午後になった おいしかった 』 そんな内容だった。

慌てて電話をかけ直したけど 彼女と話すことはできなかった。


乳ガンが見つかったのが 約十二年前。 カミングアウトされたのは 高校の同窓会に二十寸年ぶりに出席したときだった。

乳ガンの手術をしたから これからどんなことになるかわからないから 精一杯生きたい 何事も積極的にやりたい というのが彼女の言葉だった。

言うは安く 行うは難しし

だが 彼女ほど自分の癌と力一杯闘った人も少ないのだと思う。 詳しくはあけぼの会の癌患者の手記に詳しく書いてある。

またあけぼの会の会長さんのエッセイに寄せられたお悔やみの言葉の多さにも 彼女の人柄が偲ばれる。

詳しくはワットさんの笑って長生き で 見ることが出来る。


彼女と会うのは年に二回ほど。 関西の一泊の旅行もそのひとつだった。

彼女が行くから 私も参加していた。

おしゃべりはいつも楽しいことばかり。

メールでも 会っても いつもまず私のことを一番心配していた。 

ほんとに あっぱれな生き方だった。

生き抜くことの厳しさとすばらしさを教えてくれた。 

美佐子さん ありがとう



コメント
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