最近のプーサンは 趣味にばかりお金をつぎ込んで ワードローブに手が回りません
家に戻ってきては 私の服を着用してそのまま出勤してしまい、探してもない服は ほとんどプーサンが犯人
そんな彼女が ピンチヒッターで ミシェランガイドで☆獲得したイタリアンへ 急きょディナーのお誘いがあったと 事の顛末を話してくれたのは先週のことです
こういうお誘いがあったら 私はすべてをキャンセルして出かけるのに プーサンの第一声は
『 そんなところ着て行く服がない 』だったそう
そんな返答に プーサンが着ているのを見たことがある 一着を提案してきて その服で出かけたそうですが
な なんと 情けないプーサン
そんなプーサンを憐れんで 自分用に裁断してあったスリーブレスのワンピースを プーサン用に仕立てました
途中までは 夏のイージードレスのつもりで縫っていたのですが、きちんとした服を最近買っていない 手持ちがない という彼女のために 久々に丁寧な針仕事となりました
裏なしで アンダーウエアを着て着用すれば 後々の手入れも楽なのですが、若い人は ペチコートや スリップなどめったに使わないので
やむなく ベンベルグで総裏をつけました
袖ぐり 衿ぐりも 最初の予定では ミシンステッチで簡単に仕上げたかったけど、星止めで見返しを落ち着かせました
裏から見た 後ろ衿ぐりまわり
後ろ中心の裾は 裁断はベンツ仕立てか スリットか 縫っている段階で決めるつもりで ベンツになるようにしてあったので、ベンツ仕立てへ
裏から見たセンターベンツ
スリットより ぐっと上品な感じになります
しかしそんなに深く長いベンツではないので くれぐれも大股で闊歩しないでほしいところであす
しかも どちらも額縁仕立て
裾のまつりは奥まつり … ながしまつりより表に糸が響かない
表と裏の脇を中綴じしたあと 裏地のヘム部分と表地の裾上げ部分を糸(ループ)でとめて終わり
裾の脇を裏から見たところ
後ろのあきは予定通り コンシールファスナーです
背中心のコンシールファスナーの開き
コンシールファスナーは専用のアタッチメント(抑え金)を使いますが プラスチックと金属とあります
金属の方が 開きの最後ぎりぎりまで縫うことが出来るので 仕上がりがはやり違ってきます
もちろん 家庭用ミシンと職業用ミシンではアタッチメントも違ってきます
河口 コンシールファスナー専用押え金(直線用) 工業ミシン用 09-344 | |
クリエーター情報なし | |
KAWAGUCHI |
河口 コンシールファスナー専用押え金(直線用) 家庭用 09-343 | |
クリエーター情報なし | |
KAWAGUCHI |
お手入れは クリーニングに出すのが一番安心よと 一言添えて プーサンに渡すことになりそうです
手洗いする根性あるかなぁ