昨日は藤川神社の臥龍梅をみた後、すぐ近くの川べりを散歩
この田海川沿いの田園の中に、珍しい石造物が点在していて、通りかかって気になっていました
その石造物を確認するのも、散歩の目的の一つです
読むと、比較的新しい(平成10年頃)たのかんさあ(田の神)でした
おしゃもじとお椀を手にした田の神
田海川の堤防を歩き始めると、いつものように大興奮して脚の早くなるベス🐕🦺
私は足袋に下駄履きだったので、少し遅れて散歩のお供
こちらは寄贈品のたのかんさあ
苔むした石の土台に銀色の塗料が、ミスマッチに思えて残念
そしてこんなたのかんさあも
おしゃもじの代わりに手にしているのは・・・
文字にしたら、私のブログにこの手の内容のポップアップ広告がどんどん出てきそうで、文字にしませんが😮💨
私が両手に持っている物について騒ぐと、トトさんが
たのかんさあは、五穀豊穣を願っているから、男性のだけでなく、女性のとツイにして祀ってあるよ
と。
そうだろうなぁ
おおらかで可愛らしいお顔のたのかんさあ達でしたが、平成の作品より、江戸時代から伝わる私たちの地元のたのかんさあの方が、素朴で好みと思うのは、地元への身贔屓なのでしょう
気温は9度ぐらいでしたが、流れる水が受ける光は春そのもので、気持ちいい散策でした
この後、いちき串木野市の海岸にある薩摩藩英国留学生記念館へ向かいました
新しいミュージアムです
まず私が先に、入館料300円払い館内へ
幕末に、英国に渡った若き薩摩藩の武士たちの資料が集めてあります
今季のテーマは五代友厚
五代友厚は、昨年のNHKの大河ドラマでも登場していました
目を引いたのは、五代友厚が北海道の開拓使官有物払い下げ事件に関わったというのが、新聞の誤報だったという内容
この記事は後で訂正されたけど、最初の誤報のインパクトが強すぎて、誤った情報が後世に伝えられている云々
ゆっくりと見たかったけど、トトさんと交代しなきゃと、端折ったり部分も
昨日の海はとても穏やかでした
この沖合にやってきた英国の蒸気船に乗って、長い旅に出た若者達の勇気と、彼らを送り出した島津久光の英断に、深く敬服
英国留学を決行したのは、薩英戦争で英国の軍事力を知ったからです
偉かったなぁ
それに比べて、プーチンのする事は
歴史に学べない愚かな独裁者です
トトさんは、車の中で、テレビでウクライナ関連のニュースを見ていました
そして、黎明館で見た内容と重複するから今回はパスすると
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
○ 一日遊んだ日の夕食は前日の残り物と少し足して
途中手作りハム工房蔵で買ったフランクフルトを焼いて
春菊の白和え
○ 今日は、トトさんが小さな大根を引いたので、大根おろしと塩鮭
黒豆入りの玄米ご飯と、カボチャとベーコンのソテーなど
さすがトトさま!
田の神様と田の神様のお祭りは日本全国にあったのですが、明治政府に禁止されてしまったのです。
外国人が来たときにもし見ることがあったら、野卑で野蛮でみっともなくて恥ずかしいからという理由でした。
豊穣の祈りは男女の結合と深く結びついています。
大嘗祭の秘儀の古い資料を見た時には、衝撃のあまりしばらく呆然としてしまったことがありました。
昭和天皇の大嘗祭からはあるいは明治天皇の大嘗祭からは、たぶんその部分の内容は変えていると思いますが、その、なんといいますか、とてもじゃないけど近代国家で伝統通りになんてできないわ!が率直な感想でした。
西洋至上で文明開化に必死な明治政府にとってみたら、農村の土俗的な祭りは許しがたい風俗に見えたようです。
横浜でもその田植え歌を復活させる民間プロジェクトがあります。
ほんとに恥ずかしいということはどういうことなんだろ?と考えさせられます。
早朝にコメント読ませてもらいましたが、朝のバタバタでコメ返遅くなりました💦
貴重なお話、とくに大嘗祭の秘儀のお話・・・千年以上続く儀式ですからそんな部分もあるのでしょうね
明治政府の田の神様信仰と祭儀が禁止されたんですか
だからかな?
この辺りのたのかんさあは、先日見た様なはっきりとした形は見かけた事ないのです
一部壊されたのかもしれませんね
それにしても、収める知識の範囲がハンパないですねぇ。敬服いたします
今日はいいお天気、どちらへお出かけかな?
またそちらのブログを楽しみに待ってます😄