先週の上京中、銀座で一本の映画を観ました
水上勉さんの「土を喰ふ日々」が原作の映画
むかーし水上勉の本を読んり、エッセイを読んだりしたなぁ❗️程度の記憶があるだけ
しかも原作は読んでおらずも、タイトルからして、映画の大体の内容は掴めていました
水上勉は、幼少の頃 禅寺に預けられています
この時の体験は、エッセイで数回読んだ記憶が残っていました
そして、映画はこの禅寺での食の体験が原点になっていて、かなり丁寧に描かれていました
主役を演じるのはジュリー
人里離れた古民家で、妻の遺骨と妻が可愛がっていた老犬と暮らしているけど、たまに若い編集者がやってきます
役は松たか子
この女性の振る舞いが、観ていて癇に障りました(笑)
例えば、ズカズカと家に上がり込み、コートを着たままで貪るような食事の仕方
ずっとコートを脱がないのが、気になりました
他にもちょこちょこと・・・
多分都会と山里との対比として描いてあるのかもしれないけど、この女性が運転中に流れる音楽も違和感が
食に関しては、里芋を洗う場面、ほうれん草やセリなどを洗う場面などは、見事に一昔前の暮らしが再現されていて、懐かしい
里芋を洗う場面は、私も祖父がやっていたのを覚えています
胡麻を育てて収穫して、その胡麻で胡麻豆腐を作るシーンも
食を取り上げた映画ですが、後半は命がテーマに置き換わります
妻の母親が亡くなって葬式を執り行ったり、池に散骨したり、自分の骨壷を焼いてみたり
この辺がコミカルに描かれていたけど、人間ってこういう事もあるんだよなぁ
と、素直に思える描き方でした
ジュリーは見事に演じていましたが、少し出っ張ったお腹が気になったりも(笑)
色々突っ込みたくなるのは、それほど熱い想いで映画館に足を運んだからとしておきます
洋画をよく観る私は、「日日是好日」以来の劇場で観た映画でした
私的には☆が ☆ ☆ ☆ ☆
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