これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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濾し袋 … ペクチンを濾す 豆腐の水分を絞る 漉し餡を作るなどなどに

2009-05-20 | 
濾し袋

この所 頻繁にママレードを作っている妹から ペクチンを濾すさらしの袋がボロボロになってきて…と 

暗に新しい濾し袋のリクエストがありました。


この さらし布で作った袋 何に使うかといえば、

私たち姉妹の思い出は 亡き母が シーツを洗濯した後の 糊づけように 残りごはんから糊を作ったり 

小麦粉から糊を作ったりして 濾していたことと、

和菓子好きな母がよく 小豆をたき 漉し餡を作っていたことでしょうか。



私たち姉妹にとっては ごくごく当たり前の日常の一コマなのですが、

漉し餡を作ると言えば どうやってつくるの?と必ず聞かれます。



簡単にできる漉し餡ですが、さらした小豆を漉す袋が必要です。

それが 上の画像の袋なのです。


妹は縫いものは ほとんどしません。

よって 私がリクエストを受けて 作ることになります。


ほんとに よく 漉し餡の作り方を尋ねられるので さらした小豆を漉すための袋の作り方を 写真で撮ってみました。


まず 材料として さらしの反物 50㎝ぐらいの長さ と 平ひも(綿テープ)30㎝ほどが必要です。

さらしの布を知らない世代の人は 日本手ぬぐいの素材と言えば解るでしょうか。


 まず 綿テープの両端のほつれ止めをします。テープの両端をアイロンで三つ折りにします。(1㎝幅)


三つ折りにした所を、ミシンをかけます。



 紐付け位置を決めます。50㎝程度にカットしたさらしを二つ折りにし縫い付ける位置は

 上から1/3下がったあたりが 使い心地がいいようです。



紐の中心から4㎝程度の長さを 袋に四角く縫いつけます。(最初と最後は1㎝程度 重ね縫いをします)




 袋の裁ち目(糸がぼそぼそしている部分)を裏(中側)を表にして、縫い代5㎜程度で 

地縫いをします。その時 上から1/4程度を縫い残します。




 で縫ったあと、表に返し、毛抜き合わせに合わせます。

縫い残した部分を三つ折りにし、端ミシンを両方ともします。




 の地縫いをしたところをもう一度袋縫いになるように 表からミシンで縫います。

続けて 底の耳の部分もミシンかけします。ここは 丈夫にするためにミシンを二度かけます(二度縫い)

袋縫いの縫い代も 底の二度縫いも 縫い代は 表側になります。

逆に 仕立てると 絞ったものが 縫い代の間に入り、中の絞ったものを取り出したり 

洗ったりするとき 大変 面倒です。




完成です


この袋が一つあれば、料理の作業の能率がよくなります。

私は 自家製がんもどきを作るとき 木綿豆腐の水切りに。

たいた小豆を漉して こしあんをつくるとき。

レモンやお酢を使って 自家製 カッテージチーズを作るとき … など。

最近では ママレード作りで 甘夏柑のペクチンを抽出する時に 使いました。


今時 さらしの反物は 持っていない方が一般的です。

わざわざ 買わずとも 手持ちの日本手ぬぐいで まずは 作ってみてはいかがでしょう。

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