綺麗な 穏やかな眠り顔だった。 声をかけたら びっくりしておきてきそうだった。
95歳だって・・・
導師様のお経を聞きながら考えていたことは 何故かずっと前になくなった祖母の事だった。 祖母が愛した おばさん。 最後まで元気で(いえ 本当はペースメーカーを付けていたのですけれど)重なって見える。 ちょっとお茶目な 祖母 おとなしくて いつもにこにこしていたおばさん。 そして集まった親戚は みんなどこかに共通の血を持っているのだから 祖母のことを昨日のことのように思い出すのは当然。
みんなに大事にされて今まで生きてきたおばさんの最後を見ながら こんな最後を送れるなら 長生きしたいな!って思った。 そんな思いがするお別れ式だった。
でも私駄目だろうな。 いつも 意地っ張りで 可愛くないから。
やんちゃで 問題児だった私を 可愛がって 大事にしてくれた親戚は もう誰もいなくなってしまった。 両親がまだそろっているだけ幸せなんだけれど・・・
そしてこれからは 今までの感謝の気持ちを 他の人に示さないといけない年になっているんだよね。
おばさん 今頃大好きだった祖母の所にたどり着いたかな?