「送られつ 送りつ果ては木曽の穐」の芭蕉の句碑を過ぎると ここからは石畳の道になっている。 よくぞ残っていた と思ったけれど 後に修復されたものがほとんどらしい。
それでも林間の石畳はなかなか風情がある。
なかなか急でしょ?ゆっくりゆっくり行くしかないね。
ここまで来る人はほとんどいないから やはりみんなと一緒に来られて良かった。 綺麗な道でも寂しくて泣きたくなるかもしれない。
これでもかっってぐらいの石畳 載せてみても同じなんだけれど この石畳のみちの辺りを十曲峠と言うらしい。 いやいや 十曲がりぐらいでありませんでしたよ。
日差しがきつい日で 林間のみちを抜けるとまぶしい。小さな川を渡った。落合川を渡っていよいよ落合の宿に
狐こうやくで有名になった医王寺があるはずだけれど 見落とした。 狐こうやくって何? 下呂膏は知っている。子どもの頃近所のお婆さんが貼っていた。 見た目黒いので汚らしいけれど 良く効くらしい。
ずいぶん降りてきた。落合の宿はもともと岐阜県だと思うけれど電車に乗っていると岐阜県と長野県を行ったり来たりするので あまりなじみのない土地だった。位置が分って嬉しい。
久しぶりに平坦な道になって静かな落合の宿
ここには加賀の前田家から送られた門を残している本陣がある。そしてその本陣は今も住み続けて保存されているというもの。 すごいぞ 日本建築
助け合い大釜が安置されている。 もともと寒天を煮る釜なのだけれど 町に一大事が起きた時にはこれを使って炊き出しをしていたらしい。
落合の宿から中津川の駅まで4キロ強
アップダウンがあるらしい。へ? ここまで降りてきてアップダウン?
19号線を行ったり来たり いつも車で通る建物が新鮮に見える。 ふ~ん こんな所通っているんだ
あと少しになって思わぬアップダウン。 民家も畑もある。「どうやって暮らしているの?」とつい愚痴が・・・日差しもさんさんと照り 疲れに追い打ちをかける。 うへ。 真っ黒やなぁ
一里塚跡と覚明神社がある。覚明さんといえば御岳を換算したはずだけど・・・と思ってきょろきょろしていたら あった 小さな祠に御岳神社
「山路来てなにやらゆかしスミレ草」の芭蕉の句碑の辺りで先には進まないで駅に向かう。中津川の宿はまた今度
中津川の町は おかしやさんが大賑わい どの店も列を作って待っている。
新栗がでて くりきんとんを求めるものだろうか? 車回収に使ったタクシーの運転手に寄ると 中津川には和菓子屋さんが150軒あるそうで今日はどの店も大忙しだったらしい。すやさんも川上やさんも車が道まであふれ出ていた。 栗きんとん中山道を人々が往来する頃にもあったのだろうか?