中山道 信濃路を過ぎて美濃地に入ったのだから これで一安心 少しは楽な道になると 勝手に思っていた事がとんでもない勘違いと知ったのは大湫分岐に向かうタクシーの中だった。
山小屋さん一行とJR釜戸に向かう電車の中でいっしょになり 釜戸駅で手配してもらっていたタクシーに乗る。 距離にして3キロ 歩けない事もないけれど今日はメインの行程が18キロほど ここは余計に歩く事は無いな。
そんな軽い気持ちでいたのだけれど 登る 登る どんどん登る タクシーがひっくり返りそうな山道をどんどん登っていくのを感じて「良かった~」と思った。
標高どのくらいあるのだろう? 低いところに道を造らなかったのはなぜ?
分岐には高札場がある。 大湫のクテは 湿地の意味だそうで こんな高いところでもじめじめした湿地だったらしい。大湫の宿場町は前回みんなは踏破しているので 今日は途中からの参加という事になる。
古い物を模したと思われる案内に 上の段と書かれている。見ると細い道が上の方の集落に延びている。
メイン道路二本かぁ
標識は新しく整備されているけれど 比較的いろんな物が残っているようで 道路脇には いろんな表情の仏様が
これは馬頭観音
二つ岩
大きな岩に縦に線が付いていたのでこれが二つ岩かと思えば 少し先に
先のが母衣岩
後のが烏帽子岩
二つ合わせて二つ岩
回りは二三日前に降った雪がまだ残っている様子。 東濃は雪はあまり降らないけれど 凍みる(冷えて凍る)と子どもの頃聞いた。
琵琶峠 美濃16宿の中で一番高いところにある峠だそうで標高は588メートル そりゃ高いはずだわ
標識から右に折れて山道を進んでいく。 大湫が湿地という意味だから道がぬかるんで大変だったんだろうか?石畳が綺麗にしかれている。
熊野古道 馬越峠でもそうだったけれど 石畳は水を流しやすくするために傾斜を付けてしかれている。 ここの石畳はあそこほどきつい傾斜は無いけれど 大きな岩がごろんごろんしている感じの石畳だった
整備された石畳全長700メートルだそうだ。