耳神社を過ぎたら もう山歩きは無いのかと思っていたら 右に折れてまたまた山道に入る。牛の鼻欠け坂とある。 うしのはなかけさか と音だけを聞いていたので 牛の鼻輪に紐を付けて繋いでいた場所なのだと思った。 牛の馬場のようなものだね。
いい加減な私の思い込みは当たっている試しは無く これは牛の鼻が欠けると書く。牛の鼻が欠けるって?
牛坊 牛坊 何処で鼻欠いた? 西洞の(さいと)坂で欠いた
あまりにきつい坂で 重い荷物を担いで鼻を地面にこすりつけるように登るので 鼻がすれて無くなってしまう
そのぐらい西洞坂は きつい登りだというのだ。たしかに膝に来るきつい下りだったけれど 短かったし 下りだったので クリアー
この坂が平坦地と山間地の中間点に当たるらしく これからはのんびりと農村地帯を歩けるはず。
先を行く人たちはますます 歩きにピッチがかかる。 待ってくれ~
先を行くぴーちゃんが立ち止まって屋根を見上げている。
おお~ 屋根に雀の飾りがのっている。
写真の角度が良くないので分りにくいかぁ
ぴーちゃんは屋根から落ちてきた雀をずっと部屋に放し飼いをしているので 雀を見ると妙にテンション上がるらしい。
畑に出ていたおじさんに どうして雀を屋根に飾っているか聞いたけれど 分らずじまい。 「突いているの知らんかった。」 ンなわけないやろ~
民家の 花を愛でながら歩いていると21号線に出る。 21号線は私の実家近くを通る道だ。 子どもの頃21号線は基本中山道だと聞かされて まだ見ぬ遠くの世界にわくわくしたものだった。 しかし 交通量が多くなった。 こういう道は嫌い。
和泉式部廟所 東山道の旅の途中 病に倒れた和泉式部のお墓だという。鬼岩温泉で療養生活をしていたけれどとうとう亡くなってしまったとか。
東山道 そうそう この地には 中山道よりも前に東山道と言う道があった。 その何カ所かを歩いたけれど 御坂峠など恵那山近辺を通っていたり 網掛山を通っていたりで中山道とは比べものにならないほどきつい道だった。(よその事は ちょっと分らないけれど)
和泉式部はそんなきつい旅をしていたんだね?
今田園風景の広がる真ん中でぽつんと静かに眠っている。
次々とやってくる車を気にしながら 御嵩の門前町までの分岐 信号二つ
いなかだから一つが長いんだよね。
御嵩は伝教大師が創建したと言う天台宗のお寺(蟹薬師)の門前町。
竜安寺の席亭の元となったと言われる石庭がある愚渓寺もある。
興味はあるけれど このコースは次の日。 仕事があるのでみんなといっしょに歩けない私たちは 御嵩から電車の人になる。 また 何時か・・・