Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

シモツケソウの赤い絨毯 伊吹山

2010-08-15 00:25:54 | 山歩き

母を伊吹山に連れて行きたかった。 新聞に伊吹山のシモツケソウの咲くお花畑が載っていた。

「休みもらえませんか?」いきなり言って「ええよ・・・」となるはずは無い。 時期を逃すと見られない。 去年父を亡くしてしょんぼりしている母をあちこちに連れ出したとき 春の伊吹山で 節分ソウやカタクリなどを見た母が思ったより足が元気なことを知った。 頂上でしたから上ってくる道を見て「私このぐらいなら 歩けるかもしれない。

Sangoume

じゃぁ と夏の伊吹山を一度・・・・と狙っていた。「遅刻しても良い?」私もしつこいなぁ でないと行けないし

「良いよ。ゆっくりおいで。」 「よっしゃ~」

と言うわけで できるだけ遅刻しないで仕事に行こうと決心だけはして 岐阜まで母を迎えに行く。 何日か前にゴンドラが三合目まで動くようになったと聞いたけれど したから登る時間は無い。 それに森林限界を過ぎてから歩くのはこの時期少々きつい。 この山は暑い山なのだ。

ドライブウェー3000円を払って長い長いドライブ。途中で下の景色が見えるのだけれど目の悪い母には何も見えないらしい。 

8goume 8合目 観光バス 自家用車いっぱいで 駐めるところもままならない。運良く登山口近くが空いて誘導されたけれど みんな道路で立ち往生

登山道は数珠つなぎ

Biwako すぐに姿が見えなくなる母を「私より先に行っちゃ駄目。」と釘を刺し・・・・

「琵琶湖見えるでしょ?」母は なんちゃら黄班という病気で片目は全く見えない。 残った目は0.1の視力と言うから あんなに大きな琵琶湖も良くはわからないらしい。あんな目で針仕事をしている母の力は何処にあるんだろう?

シモツケソウは少しづつ現れる。 クガイソウの青も美しい。

Metakarakou どうしたことか 今回どの写真もピンぼけで ダメ元でだす勇気さえ持てない写真ばっかり

ま 私をよく知る人は 今に始まった事じゃないって言うだろうけれど。 きっとあまりの人で立ち止まるのもはばかられ 油断するとどこかへ行ってしまう母も心配で 落ち着いて写真が撮れなかったんだよ。

メタカラコウ メタカラコウのコウは香と書くらしく 近づいて鼻でクンクン 良いにおいがしている。 ちょっと大ぶりの花あまり好きでは無かったけれど これを知ってから好きに・・・

Akaso 「アカソがいっぱいあるねぇ。」

「ん? アカソって何?」カメバヒキオコシの様な植物を見てそう言う。これは母が正しかった。アカソ 赤い麻と書く。昔これを集めて糸を作ったのだそうな。あ 手前の幽霊みたいな白いのは気にしないでください。虎の尾が 化けました。

シュロソウの姿は大呆けで 今回登場成らず。

Fuuro_2 伊吹で見られるたくさんの種類のフウロのうち グンナイフウロ? このかわいらしい花を母はひどく気に入ったらしい。山小屋さんのご指摘で同じフウロソウ属でもゲンノショウコと判明。グンアイフウロはもっと大きくて華やかでした。

Akinokirinsou

Kinbaisou ちょっと虫食いです。

キンバイソウ

Kinmizuhiki

キンミズヒキ

小さなかわいらしい花のつながり 蘂が長くてつんつんしている。良いなこの花

Kinbaisou2 ありますがな 綺麗なキンバイソウ

向こうでピントを合わせてもらえなかった紫はルリトラノオ 良い色です。

Kawaranadesiko

かわらなでしこは びりびりに破れた花びらが特徴

Waremokou あなたに あなたに あやまりたくて~♪

いつもこの歌が浮かんでしまうけれど ワレモコウ これも小さな花の塊。 トンボが似合う。

Ohanabatake ぼけちゃったけれど シモツケソウが赤い絨毯のように広がり その中にメタカラコウのコウやルリトラノオ キリンソウ シシウドもいっぱい。

シシウドの存在感に興味を持ったらしく「ウドって言うからには食べれるの?」と母 ハハだよ。 きっと駄目だよ。

Simotukesou

Ohanabatake2 どや? この赤い絨毯

初めてこの山にしたから登ってきたとき あまりの美しさに天国見たいと思った。

そういえば この日まだ膝の骨折の傷が癒えないさえさんがしたから登っていらした。 ひょえ~です。 私も昔骨折した手を三角巾でつって御岳登ったことあるけれどあれは手だった。 ただただ 驚きです。

あまり人が多いので 東コースの方に退散です。こちらは足下に注意が必要ですが比較的静かな山歩きができるはずです。

Ontade Yotubahiyodori

トリカブトがそろそろ咲いているかと思ったけれどまだ

ヒヨドリ花がたくさん咲いている。 ひょとしたらアサギマダラいるかな?

あれ? 母がきえた。

振り返ってもいない。今の今までいたのに。。。。

と 人がやっと通れるような道だったんだけれど バランスを崩したらしく谷側に尻餅をついてひっくり返っていた。 あらら~  茨がいっぱい茂っていて 本当なら大事になるのだけれど茨が座布団になって引っかかっていた。

「茨が 茨が~」という母の手を取りよいしょと引っ張りあげる。 ほらね いわんこっちゃない。見た目はとてもしとやかに見える母は本当はやんちゃ 私の忠告が少しうるさかったらしい。

それでも茨で傷ついて血が出ているのを私に見られたくなくてなめて隠した。 ほんとにもう~

Asagimadara あ やっぱり

アサギマダラが ヨツバヒヨドリの上で休んでいる。 ロープの向こうで 少し遠かったのでこれが精一杯だけれど・・・・

アサギマダラのひら ひら飛ぶ様子はこっちへおいで~と誘われているようだよ。

たくさんの花が見られたのに うまく写真が撮れなくてつまらないレポになってしまって残念。

仕事は 一時間遅れで。。。 あろう事か 新潟から 仕事場にお客様が・・・仕事帰り 中華料理をつつきながら飲み会にも参加して・・・・長い長い一日でした。 まだまだ元気やな

コメント (8)
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