そんなわけで(どんな訳や)なかなかお出かけできませんでした。
毎年お花博士に連れて行ってもらっていた雨生山。 今年は私が西濃のお客様をお連れする約束になっていました。
お花博士に花情報をお聞きすると ある日電話がかかってきました。お花の様子を実況中継です。そして10月はちょっと早いかも・・・・の結論が
結局ジオンさんの都合も付かなくてこの話は立ち消え。 でも私はいつでも行けます。一人で行ってきましょ・・・・と思っていて チビの襲来です。
やっとの事で雨生山に向けて車を走らせることが出来たのは11月16日 予定よりも二週間も遅い>< それでも行かないと私の雨生山の秋は終わりません。
季節を外したので誰もいないだろう・・・・と思っていたけれど 車二台駐まっていました。 ひょっとしたら・・・・です。
いつものように蛇紋岩地帯の裸地から散策。
あらら ムラサキセンブリ ミイラになっている・・・・しかも横に倒れるばっかり
ごめんよぉ
もっと早くに会いたかったよぉ
吾亦紅もミイラ・・・違った ドライフラワーになっている。
こんな綺麗な青空なのに 季節の移り変わりは紛れもなく起きていて 寂しい。
あ 竜胆
お日様も出ているし これは少しは期待できそうだよ
ヤマラッキョウもまだ残っている。
良かった~
ムラサキセンブリはさっきのミイラみたいなのではなくてまだいっぱい咲いている。
綺麗で可愛い。
お花博士は白の方が好きと言われ ここでこれでもかって位ムラサキセンブリを見ていると白いセンブリが清楚で素敵・・・でも残念ながらこの日一輪さえも見つけることが出来なかった
本当に残念。
こういった蛇紋岩帯でないと見られない柳野菊が少し残っていてゆらゆら
突然変異? 真っ白なヤマラッキョウがあったよ。
色が抜けているのかと思ったけれど違うようだ。
ソヨゴだっけ? 物忘れの激しい生徒は去年の記憶をなくしています。
サルトリイバラの実を探したけれどなかなかありません。
去年は行く手を阻むとげに閉口しましたが あの実の色は 実に綺麗です。
さて当然ながら 去年ほどの花は咲いていません。 でもそれなりの花を見たので比丘尼山の方に行ってオケラを見ようと思います。もうダメでしょう。でも確認しないと。 ところがです。
いつもはお花博士の藪こぎについて行っているので。。。。斜面をよじ登ってみるのですが 何処だっけ? どうしても見つかりません。 沢を渡って整備された道も行ってみます。
通った覚えはありませんが これが正規のルートかしら? 方向に違和感があります。 諦めよっ! きっと もう駄目だし・・・・イソップの物語のように あの葡萄は酸っぱい・・・事にしました。
林道を雨生山に向って歩きます。
ここから緩やかに上っていく林道を歩き出します。 何度か曲って雨生山のとりつきがあるはずです。 前は藪こぎした結果 比丘尼山の途中から桜の園を通って林道に降りました。
いや~ん
何かにょろにょろしてます。
へ? 蛇 それもあろう事かヤマカガシ
去年もこのあたりで見たよ。 ヤマカガシ一族の住処があるんかいなぁ?
すっかりテンションひくくなってしまいましたが 頑張って進みます。 今度は途中から藪こぎをして裸地に立ちます。 比丘尼山が見えるのです。 ここでは 竜胆とムラサキセンブリの群生が見られるはず・・・でしたが
なんだか去年よりも笹がお育ち遊ばしたようです。 咲いているのは見えるのですが 葉っぱの下の方で こそっと咲いています。
本宮山と吉祥山のツーショットが見られることは変わりません。
リュウノウギクがいっぱい咲いています。去年は1ヶ所でしたが 今年はあちこちで群生です。
リュウノウギクは ほんの少し遅い秋に咲くのでしょうか?
この時期になると自然を司る神様は見事な魔法をかけます。
赤と群青のデザインを誰が思いつくでしょうか? マユミ クサギ ゴンズイ ツルウメモドキ。。。
形も可愛いです。
サルトリイバラの実?
なんだか今年の色はちょっと変わっているような気がする。
雨生山のとりつきに竜胆がいっぱい
お日様のひかりをいっぱい受けて・・・・
美しく見えないのはカメラマンの腕のせい 光が強すぎ
登山道登って行くも なんだかなぁ?
こんなに草ぼうぼうだっけ?
毎日訪れる人があるのに なんだか歩きにくいったらありゃしない。
ヤマカガシを見てしまったから余計。
ごぞごぞっって言うと びくっって飛び上がって・・・
本当にストックと手でかき分けかき分けなんだよ。
勇気いるでしょ?
それでも尾根まで頑張って登ってきたよ。
この山は高くないのできつくないけれど この道はねぇ
あの反射板よりももっと奥に雨生山の頂上がある。
そういえばこの山に来るときはいつも花散策なので 頂上には行ったこと無い。
こんな道や
こんな道も通ってやがて T路までやってくる。 尾根にとりついたわけだ。
さて どっちへ行こう?
前みたいにあかっぱげ(お花博士が命名)まで行くか? それとも 今日は雨生山山頂まで行ってみるか? あかっぱげまで少し行って見るもあまりに笹の育ちが煩わしくて 笹ダニの被害も避けたいし・・・・
や~めた かえろ
分岐に咲いていたウメバチ草に挨拶して 後はさっさと降りていったよ。
白いセンブリ会いたかったなぁ
駐車場で見上げたら 縄文柿のような小さな小さな柿がたわわだった。
何とかけじめを付けたような秋の雨生山だった。来年は 時期を逃さないように行きましょう