将軍平からの登りは岩ごろごろのみちです。 それも大きな大きな岩です。
小屋の向こうに見えるのが蓼科山の頂上です。 よく見ると 岩が積み上げられたような頂上ですが解るでしょうか?
ボッカさんが薪を運んでいます。若い男の子でした。
一日に何回運ぶの? って聞いたら 今日は少なくて20回ぐらいかな? って
いつもは50回ぐらい運ぶそうで・・・・
50回ですとぉ? どこから運んでいるのか聞きませんでしたが
ちょっと今回登る気がしなかったのですが 息子がさぁ・・・と促すので怠けられません。 しゃーない 行けるところまで行きましょう。 ボッカさんも頑張っているからね
それもこの道はまだまだ初めのうち
何しろ あの円錐形の頂点に向って直登ですからね・・・
と泣き言の多いこと 多いこと
30分ぐらいで登れるはずなのに案外手強い。 辛かったことは忘れる性分らしい。
木々が無くなってきて展望が得られるようになると 振り返ってみる。
おお~ 縞枯れ現象が見える。
あの山は縞枯れ山ではないけれど この辺はこんな現象が見られるらしい。
これで半分くらい来ただろうか?
向こうから可愛らしい子連れのファミリーが降りてきた。 3歳5歳7歳ぐらいだろうか? まだ 幼い仕草の子が楽しそうに降りてくるのを 嬉しい気持ちで見てた。
「頑張るね」
「登った以上降りるしかないかな・・・」と笑いながらお母さん。
大きな岩の上で集合写真を
本当はこの写真を載せたかったんだけれど 許可をもらっていないので後ろ姿で・・・・
後に白樺湖のコンビニで再開し 豊橋からのファミリーと知る。 とても素敵な家族だったな。
ファミリーを見送ってしばらくすると 全く木々が消えて展望欲しいまま
将軍平が下に見える
怖っ
真っ逆さまに落ちていきそうだよ。
不思議なことに 黄色い矢印を無視して行きやすそうな岩を選ぶと その先身動きが取れなくなります。
時々浮き石もあってどきっ
登りにくい岩道に難渋しながら ひょこっと出たところは 蓼科山頂ヒュッテ
ここにはピアノも置いてあると聞きましたが 演奏を聴いたことはありません。 どうやって運んだんだろう? この日休業日でしたが ここからピアノのメロディが流れてきたら・・・良いねぇ
でも見事な岩の広場です。
息子は韓国岳に似ているって言いますが 全然違う 歩きにくいったらありゃしない。 二人とも何度も岩の角に足をぶつけて あざだらけです。もう三週間も立つのに まだ何となく青い。
あの人が立っているところが頂上です。
気分の良い光景です。
一番手前の山は北横岳だと思うのですが
前に北横岳から蓼科山を見たら チョコフレークのブロックのような山に見えました。
高山病ぎりぎりの高さやね 今日はセーフ
このだだっ広い岩の庭には蓼科神社の奥社と方位盤のある場所がある。 まず神社にお参りして その後方位盤へ
ここからは白樺湖が眼下に見えるはず。
ずっと向こうに 少しだけ諏訪湖も見える。
さて 4時までには 駐車場に戻りたいよねぇ
大急ぎで戻ることにする。 昔下りをかけるようにして降りていた私も今は苦手 さっきの大岩を下るときには 足を置く場所が見つからなくて 面倒にさえなっていた。
ここは辛抱だよ・・・と自分に言い聞かせて
行きにもまして歩きにくい下り道を 焦る気持ちと 落ち着けとしかる気持ちと交互にやってくるのを確かめながら歩く。
この景色に出会ってほっとする。 今日の私の使命は果たしたよ。
あとは 家まで無事に帰るだけ。
久しぶりの蓼科山登山も 私の体力の衰えでずいぶんきつい山と感じた。
これから少しづつ鍛えないとね
今チビが来ています。 娘が来年から復職するので 最後の長い帰省・・・とかいって チビを私に預けたまま 海外旅行に行ってしまいました。
知らぬ間に離乳食三食になっていて 婆ちゃんは 大忙しです。 チビの昼寝の合間を縫ってやっと蓼科山仕上げましたが・・・・沈黙はただ 忙しいだけです。 再来週からは 普段の私に戻れます。それまで 失礼の段はお許しを