ゆったりした山でのお昼を過ごした後は 木平湿原の方へ向かう。 ここから頂上への道は結構きつい。 春も途中まで登ったけれど 上のベンチで雨が来そうだったので止めて戻ってきた。 どうしても後からリュックを引っ張られそうな勾配の最後の階段に 気持ちが萎えてしまう。それに今日は青空の割には 霞んでいる。 北アルプスの展望はちょっと。。。
それでも 後からチーさんのレポを見て早まったかと反省 見事に 北アルプスの山々が見えていた。ひょっとしたら見えるときもあったかも。。。。
木平湿原は籾糠の頂上からも見える尾根沿いの湿原
高いところにあるのと 尾根沿いである事から 開放感があって 気持ちの良い所。
分岐からは少しの登りで尾根につく。
ゆっくりゆっくり 紅葉を楽しみながら歩いていく。
程なく籾糠山の頂上が見えてくる。 とりが稲の籾を積み上げてできたと言われる頂上。 まん丸で とがっているので 頂上は狭いよ。
この道 カラ谷やブナ探勝路とは違っていつも青空を眺めながら歩けるので これはこれで気持ち良い。
つまりこの山は何処を歩いても気持ち良いのだ。
木々はすっくと伸びて青空をつかんでいる。やぁやぁ またであったね と声をかけたくなる木々
赤毛のアンのように 名前を付けてあげたい木達
振り返ると 籾糠山の後に 猿が馬場の大きな影が にょきっと飛び出した。この山は登山道がない。 冬になって雪が積もって初めて登れる山。 籾糠の花博士は それでも管理人としてこの山にも何度もはいっていらっしゃるようでおもしろい話しが聞ける。いつぞやは 冬眠中の熊のおしりの写真を見せてもらった。 ふわふわで可愛かったけど・・・・
しつこく木の写真を載せます。
赤い実が青い空に良く映えること!
思いっきり枝を広げた木を見上げて私も 負けずに手を広げてのびをする。 良い気持ち~~
正体は根曲がりの木
冬の雪の重さを受け止めて這うようにいても やがて立ち上がり 空をめざす。 何とたくましい事か!
やがて木平湿原に着く。 水を湛えた湖面に(って言うほどの大きさでは無いけれど) 青い空を映して実に綺麗。
あらら~ モウセンゴケも紅葉するのですか? ところ処紅い絨毯の様に広がった モウセンゴケ 夏に咲いていた白い可愛い花を思い出す。
この辺りのダケカンバの白い木々を眺めながら いぶし銀の紅葉を味わい 周回の最後のコースに 向かう。
下りはブナ林を 最初のカツラの木の所までまっすぐ降りて行く。
道は良く舗装されていて歩きやすいのだが。。。何しろ短い距離を一気に下るものだから。。。。登りにこの道を使うのは 絶対 絶対止めようと思う。
ツルリンドウの花 ひからびて落ちる寸前だけれど まだ残っていた。やがて この後に長い赤い実が出来る。
優しく輝く黄色
何だかほっこりする空間。
やがてカツラの巨木の所に辿り着く。
あまりに長くなったので 次に残す事にする。
森や、林や、湿原。
いいところです。
紅葉が何ともいえず美しいですね。
この山は何処にいても気持ちの良い空間があると思います。大好きな山です。
初夏の一斉に花が咲き出す頃是非いらしてください。