Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

ホテイランを見に行こう 南アルプス林道にてⅡ

2011-05-27 19:29:14 | 山歩き

Kusanoou2 この花な~んだ?

見たことあるのに思い出せません。

ん~と ん~と

クサノオウだよ  と言われて思い出しました。 割あいあでやかな様子なので草の王様かと思っていたら 草の黄だそうで 茎を切ってみると真っ黄色の汁が出てきます。

王は王様ではなく黄色のおうでした。

Miyamazakura

Marubaaodamo 遠目には ウワミズザクラの花のようにも見えるマルバアオダモの花。

葉っぱが確認できました。ぎざぎざがありません。マルバアオダモです。

Arijigoku

これな~んだ?と聞かれ (今日はクイズが多いぞ) さっぱり解らず。

蟻地獄だそうな

ピーちゃんは知っていた。さすが自然と一緒に暮らしてきた子

図鑑で見たことがあるきりで 大きさも見当つかないでいたから途方もなく大きなすり鉢を想像していた。

Arijigoku2

中から 虫がこんにちは。

この子がアリさんを捕まえるですか? へぇ~

オトシブミの中からゾウムシのようなものを見つけたときのようにびっくり

蟻地獄は いっぱい いっぱいありました。

Onigurumi

オニグルミでしょうか? 上を向いているのが見られるのであれは雌花?下がっているのは雄花でしょうか?

風媒花なんだって

あんまり虫さんを呼べそうな様子じゃぁ無いものね。

Zumi ここにも真っ白な花が・・・遠くてなんの花かよくわからないので ズミだろうか?と 適当に名前を付けて納得

あっちへふらふら こっちへふらふらしている間に 中央アルプスは その全様を見せ始めたよ。

Cyuuou 千畳敷だ 宝剣だ 駒ヶ岳だ 百越山だ などとやっている。 双眼鏡を持ち出して 三の沢も確認。 そのうち目が慣れてくると 島田娘まで見えてきた。

雪形って本当にあるんだね

さて 中央アルプスに別れを告げて 林道をショートカットすべく 山の斜面を 登っていきます。 道はありませんが 地元の人は歩いているようです。なぜって 上の方まで登ると木の下に小さな祠がありましたから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテイランを見に行こう 南アルプス林道にてⅠ

2011-05-27 17:37:06 | 山歩き

去年 雨生山でムラサキセンブリを見に行ったとき 「来年はホテイランを見に行きましょう。」とお花先生から誘われた。 とても気になっていた花で 願ってもない話。 ついて行けるかな? と不安と 娘の事がどうなるやら?と言う不安もあったけれど 二つ返事で「はい お願いします。」

ピーちゃんも一緒に三人で行くことに決まっていた。

約束が近づいた頃お花先生からメールが・・・・決行日は5月20日 今年は花の時期を当てにくいのでとても心配だったけれど

Todaioohasi 朝5時に我が家まで迎えに来てくれた。 伊那インターで降りて桜の名所高遠目指してひた走り  その後更におくに分け入って着いたところは戸台大橋 

ここから北沢峠まで行くバスが出ていて 南アルプスに登る登山者の重要な足になっているそうで 今日はここで5-6人の人がバスを待っていた。

私たちは 橋を横をすり抜けてバスの走る道を歩きながら花探しの旅に・・・・

「林道歩きだから楽だよ。」と言われたけれど 標高差400メートルほどをだらだらと歩かないといけないことは変わらない。 いっぱい花があると良いな。気が紛れる。

橋を渡って右に歩いて行くんだけれど 左には二軒ほどのおうちがあるんだって。 もう廃屋だけれど どんな人が住んでいらしたんだろう?

河川敷も歩けるようになっていた。 暑いのだそうな。 なるほど 

緑が美しい。 毎度の事ながらそれしか言えないけれど 緑が美しい。 山は今せいのびして動き出している。

Midori Futarisizuka

ヒトリシズカが 大家族になって咲いている。 力強ささえ感じる出で立ち。

でも今年初めて見るヒトリシズカで嬉しい。高いところなので 顔がよく見えない。

Hitorisizuka2 おお 顔を見せてくれたね。やっぱり一つ一つの花は楚々として可愛いよ。

Aodamo

アオダモの花が咲いている。 葉っぱの上に雪が乗っかっているような・・・・

葉っぱにぎざぎざが無いのでマルバアオダモって言われたと思ったけど

丸くなくてもマルバ。。。。これ如何に?

でも可愛い花だったよ。

Midori2 目が洗われそうな綺麗な緑でしょ? 今視力検査したらきっと良い成績が残せると思うんだけどな。

久しぶりの屋丸木のピーちゃんもよいしょ よいしょ

Kikeman

Ego エゴノキかと思ってお花先生のところ覗いてきたら ヒメウツギかウツギだと

下向いて咲いているなぁ

Senjyou2  突然行く手に仙丈岳が・・・おお すごいぞ。

南アルプスにあんまり縁のない山歩きをしているけれど 間近で見ると 体が震えてくる。

大きな山容でごじゃいますなぁ

Kawa 中央アルプスも見え始めた頃 川は遙か下の方。 標高どこまで来たか解らないけれど ずいぶん登ってきた。

バスが追い抜いていく。

いいもん こんな景色歩いていないとみえないもん

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山芍薬の谷 梁谷山Ⅳ

2011-05-26 22:47:23 | 山歩き

頂上からブナの木ルートで出発点に戻るには2.3キロメートル。 さほどあるとは思えないけれど こちらは少々急なんだよね。 もっともどのくらい急だったか歩き始めるまで忘れていたけれど。

Bunanokiruto Midori2

Kyoboku とても大きな木だった。 中は空洞。 もう駄目なのかなぁ? でも上を見上げると 新しい葉っぱがきらきら輝いていた。

カツラの木のように子供や孫の枝が伸びてきているのかも知れない。 そうだったら良いね。

Onemiti

ずっと向こうにさっき歩いてきた尾根が見える。あそこを歩いてきたんだねぇ。この道はみどりと沢の道 そして立っているのがやっとぐらいのきつい下り坂でもあった。 ふ~ぅ

Sawa 沢では きょろきょろ探すと山芍薬あるんだよね。 この山 山芍薬の宝庫だよ。 登山道の足下にさえある。

Midori3

Sawa2 お花博士は芍薬を見てくると行って沢の方に向う。 

向こうから大きく手を広げて報告してくれる。 ひとーつ ふたーつ みぃっつー よっつー ・・・・全部で10株あるらしい。

種の出来ているのもある。

Midori4

のんびり空を見て待っている。

Nisikigoromo

Nekonome 

Tane 山芍薬の種

Mamusisou2

マムシソウも たたんでいた葉っぱをすこしづつ伸ばして大きくなるんだね。

Futarisizuka

Katura

出ました 桂の木  秋になるとカラメルソースのような甘いにおいが漂うんだね。

何度か 徒渉を繰り返す。 流れが速くてちょっとびくびくだったけれど 最後はゴアテックスなんだから信じて水の中入っても良いんじゃないの? と開き直り あっちへ行ったりこっちへ行ったり

やがて沢を左に見て少しだけ登っていくと 分岐に出る。周回コース完成。

今回の山歩きはお花先生が私の膝を案じてかとてもゆっくりあるいてくれたことと どこかにクマガイソウが残っていないか 山芍薬はもう無いか・・・・など探しながら歩いたので 緑を彷徨うような楽しい山歩きになりました。

この山はやっぱり良い。 深く山に入って緑を楽しむ。 至福の時を過ごせました。

あ 心残りはフデリンドウを探せなかったこと。 さえ様のレポートにはあったのに。。。おかしいなぁ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山芍薬の谷 梁谷山Ⅲ

2011-05-26 20:21:12 | 山歩き

尾根からにとりついてから頂上まで さほど高低差が無いものの ため息でそうなぐらい長い。

One 両側に 景色が広がるのだけれど 何しろこのあたりの地理には少々不案内で・・・・

お花博士はカシミールで作った山岳風景を何枚も印刷してきてくれたんだけれど  この日もひどい黄砂で あんまり遠くは期待できない。 がっかり

Kirikabukousin

細い木が20本も寄り集まっているかと思うような木があちこちにある。

「この辺は 薪を取っていたのだろうか?」したにいくらでも木があるのに こんな高いところまで来なくても。。。。と思ったのだけれど お花博士の想像はこうだった。

木を切り倒しその株から新しい芽が出てきて育ち その後こんな形になったのではないかと。。。 倒木更新って言うらしいのだけれど

そう言われてみると 本当に尾根道の両側はこんなのばかりだった。

Kobanomitubatutuji3  Mitubatutuji

小葉のミツバツツジ

鮮やかなムラサキは 妖艶ささえも見せて見事に咲いていた。 うっとり

Ontake 御岳がどっしりした姿を見せている。

え? 見えないって?

でも私たちには見えたんだよ。 継子岳だけは雲がかかっていたけれど 剣が峰も はっきり見えたもん

これ以上は無理だと諦めて 頂上でご飯を食べることに

Sancyou 山芍薬を見たら帰ってしまった人が多かったので山頂は誰もいないと思ったら

あら? 案外人がいるのねぇ  食事スペース 無いわ。

それに風強くて寒いので 少し降りたところで座り込んで お昼にします。

それにしても北アルプス見たかったな。

こんな風だから 岳見岩っていう展望所があったんだけれど パスしちゃった。

無理していって何か見えるとはとても思えなかったから。

さぁ ここからブナの木ルートを通って降りていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山芍薬の谷 梁谷山Ⅱ

2011-05-26 19:28:54 | 山歩き

Kojikanonamida 子鹿の涙にやってきました。 子鹿の涙って 滝です。細い流れなので 子鹿の涙でしょうか?

かわいらしい様子の子鹿のバンビちゃんも 今の私たちにとっては山の木や花を食べるにっくき動物です。

バンビちゃん あんたのこと恨みたくないのよ。 お願いだから 大事なものは残しておいてね・・・・・って解るわけ無いし。

この滝に続く沢に 前来たとき芍薬がいっぱい咲いていた。 お~~あったよ。 それも昨日 今日 明日の山芍薬があちこちに咲いていて みんな大興奮。

Yamasyaku1 Yamasyaku2

中も覗いてみる。 蘂の様子が可愛いんだよね。 今日聞いたんだけれど 山芍薬の蘂に生息する黄色いカミキリムシがいるんだって。 この日(5月14日)にはそのことを知らなかったので残念無念ですが。。。。フタオビヒメハナカミキリっていうらしいよ この美しい花をこじ開けるなんて 畏れ多くて出来ませんが 見て見たかった。

Tubomi 沢を登ったり降りたりして一番美人の芍薬を探します。 確か上にもあったよ。

Kamisama 子鹿の涙まで戻って ちょっと浮気

山芍薬を離れて イワタバコを探す。

神様の後ろに回る。

ごめんよ ごめんよ と手を合わせ岩に張り付いて。。。。

罰が当たったら大変なのでお賽銭を・・・・あげませんでした。

Iwatabako あるある 中には去年の花の名残を付けたものも。。。。 この縮緬模様の葉っぱはなんだかおいしそうなんですけれど。。。。どうなんでしょうね?

Siroyasio2

滝を離れると だんだんきつい登りになっていく。 尾根までまだまだがんばらないと

突然真っ白な花が・・・エゴ? と近づいてみると シロヤシオだ~~ 

Siroyasio3 アカヤシオよりもちいさな花だけれど 実に可愛い。 形のかわいさと 清楚な色と。。。この山に似合っているね

Tosyou

その後山芍薬は何度も顔を見せてくれて 思わぬ成果にうれしさ倍増 

尾根までもう少しだよ。

Ookamenoki

こちらの白い花はオオカメノキ

これも見事に花を付けている。 山へ行けばたいてい見られる花だけれどやっぱり嬉しい。

Ookamenoki2 Siromoji

シロモジの花が現れたあたりで尾根に付いたようだ。 

シロモジ 面白い葉っぱをしているね。 切れ目に丸い穴があることをお花博士に聞いて。。。。メモメモ

さて ここから案外長い尾根歩きが始まる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする