【現代思想とジャーナリスト精神】

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小池百合子氏「自分ファースト」の虚栄心新党は、保守勢力再生蹶起に有効か

2017-09-26 17:08:12 | 政治・文化・社会評論
  【小池百合子氏「自分ファースト」の虚栄心新党は、保守勢力再生蹶起に有効か】

                      櫻井 智志


小池百合子都知事の動向に不審を感じる。

 小池「乗っ取り」新党は、若狭・細野両氏も蚊帳の外。都政での「都民フア代表変更」の際には都民ファでも音喜多氏ら立ち上げからの貢献者を無視し情報閉鎖、首脳部独裁。今回は若狭氏にさえ根回しもない。公明党は、都民ファ解消も、と新党に不快感を示すと、後から小池氏は「公明党山口代表を首班指名する」と言い出す。
 安倍政権は誰が見ても民意が離れている。安倍首相は過半数では辞任し下野する、と発言した。森本問題でも「辞任」を口にした。野党が憲法に基づき開会要求の臨時国会冒頭で解散。仕事師内閣が泣く。国民は、脱原発や消費増税廃止を小池都知事が提唱し衆院選が始まれば、どの政党を支持するか。

 都知事としての小池百合子氏の一年間は、公約を破壊し情報隠匿・首脳部独裁の軌跡だった。これで都知事引退したら都民は?生活困窮層を拡大一方の自公政権の福祉政策、軍事大国化し憲法九条を形骸化する動き。小池百合子は、国会議員の時日本会議の自民党責任者。自民党ネットワークで情報対策のトップだった。こんな人物に騙され、取り返しのつかない国政墜落必至だ。

 小泉純一郎ら保守勢力の蹶起。松沢成文国会議員、長島昭久元民進党、中山恭子(前・日本のこころ)。次々に政治家が合流する新党。名前は決まった。改憲勢力の高等戦略。安倍を隠し、野党共闘を破壊目的。背後に権力のしばりがある大手マスコミは、投票日までマッチポンプ役を務める。立憲野党勢力は、市民と連帯して草の根からひとつひとつ住民に細かくわけいって、国民的支持を深めることだ。何ら持続しない新党ブームは一時の当選多数にわく。小池知事は政策ゼロの一年。

 小池都政とは、最初のポーズが剥がれ豊洲移転も巨額の費用を消費、東京五輪は森元総理と権力争いで後手後手の対応。国政を握れば、安倍政治と同一線上。小池新党の政策は、「憲法改正」「安保政策は安倍と同じ」。ほとんど政策の柱もなく,人気頼みでマスコミが拡大するスター化とスポットライトツール。

 若狭細野新党にいきなり「リセット」介入。若狭氏に記者会見の情報が入ったのは当日の一時間前。「アタシガアタシガ」の虚栄心誇示が政治行動の基本。何の政治理念も政治哲学もなく、はっと思わせるサプライズ効果。全選挙区に立てる候補者の供託金は厖大。何処から?
自民党はすり切れ。小池新党は危険と不審が加わった。安倍晋三は政治家失格だが知人友人は多い。小池百合子はテレビ評では、少ないという評価。前言を唐突にひっくり返しひるまない。知事の様子を見ても次々にアドバルーンはあげるが平気でひっくり返す。都知事の器にはない。

安倍晋三への支持が離れ、米日路線継続を危惧する黒幕と財界のてこいれが小池新党だろうか。




【失望の党】

2017-09-26 16:08:49 | 政治・文化・社会評論
  失望の党

        櫻井 智志


①起
リセット我流翻訳すると、
=若狭クンや細野君にはもうまかせとれない、わたしがやるわよ


②承
「国政のことは若狭さんにまかせています」から
「新党はリセットして私が代表をつとめます」への変相

③転
ころころかわる(^^;)
「都民ファースト」→「国政ファースト」→「自分(小池)ファースト」


④結
希望の党   →    野望の党