郷原史郎氏の【「東京五輪来年夏開催」と“安倍首相のレガシー” 今こそ、「大連立内閣」樹立を】は、鋭い分析である。
しかし後半の以下の記述には疑問を覚える。
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今こそ、与野党の対立を一時棚上げし、全国会議員が、感染拡大の危機に対応し、国民の命を守ることで心を一つにすることができるはずだ。現野党幹部には、東日本大震災・福島原発事故という「国難」で政権側での経験と「失敗の教訓」を持つ議員も少なからずいる(この時は、民主党政権側からの大連立内閣の提案を自民党は拒否した)。
今回の「国難」への対応のためには、自民党内で、「東京五輪2024年への順延」「消費税減税」「国民への一律現金給付」などの政策を掲げる新たなリーダーを選定して、「大連立内閣」を樹立することを野党側に提案すべきだ。
それ以外に国民の生命を守り、日本社会を救う手立てはない。
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Ⅰ:
今回の「国難」に国民的な対応が必要なことは異論はない。だが、与野党が一緒になれば、問題は解決できるのだろうか。
自民党政権には、あいつぐ安倍晋三首相の想像を絶する醜態に、新型コロナウイルス問題を契機にゆるんだ安部体制を再構築の好機ととらえる動きがみられる。
Ⅱ:
今回の事態は経済的社会的な未曽有の大事件である。
郷原氏の懸念と分析は鋭く深い。オリンピックに関する部分は、実に参考になる。
だが、そこからいきなり「大連立内閣」樹立という方向に移るのだろうか。
連立内閣が、自民党公明党維新の会の勢力と、立憲民主党・国民民主党が構成したら、この難局を乗り越えることができようか。
Ⅲ:
既存の政党の組み合わせで解決できないと私は考える。
規模の大小ではなく、国民のことを真剣に考える政党、政治団体、市民、市民団体などをこの大問題解決の主体と思う。
しかし後半の以下の記述には疑問を覚える。
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今こそ、与野党の対立を一時棚上げし、全国会議員が、感染拡大の危機に対応し、国民の命を守ることで心を一つにすることができるはずだ。現野党幹部には、東日本大震災・福島原発事故という「国難」で政権側での経験と「失敗の教訓」を持つ議員も少なからずいる(この時は、民主党政権側からの大連立内閣の提案を自民党は拒否した)。
今回の「国難」への対応のためには、自民党内で、「東京五輪2024年への順延」「消費税減税」「国民への一律現金給付」などの政策を掲げる新たなリーダーを選定して、「大連立内閣」を樹立することを野党側に提案すべきだ。
それ以外に国民の生命を守り、日本社会を救う手立てはない。
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Ⅰ:
今回の「国難」に国民的な対応が必要なことは異論はない。だが、与野党が一緒になれば、問題は解決できるのだろうか。
自民党政権には、あいつぐ安倍晋三首相の想像を絶する醜態に、新型コロナウイルス問題を契機にゆるんだ安部体制を再構築の好機ととらえる動きがみられる。
Ⅱ:
今回の事態は経済的社会的な未曽有の大事件である。
郷原氏の懸念と分析は鋭く深い。オリンピックに関する部分は、実に参考になる。
だが、そこからいきなり「大連立内閣」樹立という方向に移るのだろうか。
連立内閣が、自民党公明党維新の会の勢力と、立憲民主党・国民民主党が構成したら、この難局を乗り越えることができようか。
Ⅲ:
既存の政党の組み合わせで解決できないと私は考える。
規模の大小ではなく、国民のことを真剣に考える政党、政治団体、市民、市民団体などをこの大問題解決の主体と思う。