【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

都知事選をめぐる情勢 櫻井智志

2020-05-22 17:07:53 | 転載と私見
【Ⅰ:序章】 6月18日告示 7月5日投票の東京都知事選が迫っている。私は、都民のなかから、「宇都宮健児さんに東京を託したい!」 という『宇都宮都政を求める会』が、スタート、

宇都宮けんじさんに、立候補要請をするための署名を集めています。 ぜひ仲間になってください。
また、政策提言も書き込みいただける欄があります。私たちの声が直接届く都政を求めます。
https://forms.gle/o1qUyRDFVFVfUf9SA

このような取り組みを進めている。

きょう日刊ゲンダイは、以下の記事を掲載したが、私は参議院選の投票日直前の選挙記事を読んで以来、あまり日刊ゲンダイの政治記事をそれほど信憑性の高いものと思わなくなった。


【Ⅱ:日刊ゲンダイDIGITAL 政治・社会 政治ニュース 記事】
都知事選が無風一転 官邸の“隠れ刺客”ホリエモンの破壊力
公開日:2020/05/21 14:50 更新日:2020/05/21 14:50

 来月18日の告示まで1カ月を切った東京都知事選(7月5日投開票)がガ然、面白くなりそうだ。実業家の堀江貴文氏(47)が出馬を模索。コロナ禍で息を吹き返し、自民党が独自候補の擁立を断念したことで無風再選が確実視される小池知事(67)の圧勝シナリオは崩壊する可能性が出てきた。

 20日、報道陣にホリエモン出馬について聞かれた小池知事は「特にございませんけれど、まあ賑やかなこと、という感じ」と余裕の表情。ホリエモンはネット記事を引用し、〈コロナ危機利用してるから余裕だな〉とツイートしていたが、小池知事の内心はどうだか。ホリエモンは30日発売の新著「東京改造計画」(幻冬舎)で、37項目500ページに及ぶ大胆な“マニフェスト”を提言。ネットを駆使した選挙戦を展開する見通しでヤル気満々だ。

 前回選挙で小池知事は“都議会のドン”との対立構図をあおり、291万票を獲得し、自民党推薦候補に約110万票の大差で完勝した。求心力維持には票の上積みが必須だが、ホリエモンがアンチ小池票を掘り起こせば、勝っても前回割れが現実味を帯びる。

「気になるのがホリエモンと官邸の関係です。無所属で出馬した郵政選挙(2005年)では自民執行部の応援を受けています。それに、新著版元の幻冬舎社長の見城徹氏は安倍首相と近い。昭恵夫人が関わった日本酒披露会に招待されるなど、ホリエモンは夫人とのパイプもある。安倍首相が小池知事を苦々しく思っているのは隠しようがなく、ホリエモンは官邸が放つ“隠れ刺客”なんじゃないか、という話まで流れています」(永田町関係者)


 そもそも、自民も一枚岩ではない。二階幹事長は小池推薦まっしぐらだが、小池知事に痛めつけられてきた都議会自民では主戦論が消えない。
「この4年間、支援者に小池都政の弊害を訴えてきた手前、応援に回れば来年の都議選で惨敗しかねない。知事は来月2日の定例会で都民ファーストの会からの代表質問を受ける形で出馬表明し、自民党に推薦依頼を出す段取りでしょう。それまでに都連内部から候補を立てられないか調整している」(都連関係者)

■消えては浮かぶ橋下出馬説


 テレビ朝日出身で、都議会自民総務会副会長の川松真一朗都議の名前が浮上しているという。一方、消えては浮かぶのが元大阪府知事の橋下徹弁護士。コロナ禍でメディア露出激増中だ。


 橋下氏は緊急事態宣言に基づく自粛要請を巡って「大阪モデル」を打ち出した吉村知事を絶賛。維新は東京でも評価を上げている。「勝てば官軍」が選挙の常道。大どんでん返しがないとも限らない。役者揃いで波乱の戦いとなるか。


【Ⅲ:根本的枠組み】     櫻井智志

 小池百合子が出馬するのは、自明ではない。安倍晋三の首相への支持率はコロナ問題で下がり、黒川高検検事長に始まる検察庁法改正法案の強引な国会引き回しと5月二度も賭博マージャンによる辞職事件は安倍政権支持を急降下させた。むしろ、安倍ではもたないとすれば、野心のある小池百合子国政ー首相への転身もあり得る。

 野党共闘の動きもどうなるか、これから一定の方向が出てこよう。立憲野党や国民民主党は、京都市長選の最中に、山本太郎都知事選出馬を促した。山本太郎氏はれいわ新選組を立ち上げてからめざましいものがある。だが、山本太郎氏は都知事よりも国政を自民党公明党維新の会から脱却させるだけの政治的力量をもっている。

 私は今宇都宮健児を都民の代表に推しだすべきと思う。都知事候補が10人前後も出る知事選に、2回連続都知事選に出馬して次点になっている。しかもただの、めだとう精神の候補とは異なる。 2016年都知事選であげた7つの政策は今も輝いている。

01 都政のすべてを都民のために。
02 「困った」を見捨てない、頼りになる都政を。
03 子どもたちのことを、第一に。
04 にぎわいとふれあい、あたたかみのある東京へ。
05 3.11をわすれない。原発のない社会を東京からめざします。
06 コンパクトでシンプルな五輪を!
07 人権・平和を守る東京を。

 6月18日の告示までに、そうとうな都知事選の動きがみられるだろう。いま東京は重大な歴史の地点に位置している。<了>