【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

黄昏るニッポンの状況で戦前の勇気にまなぶ~『報道特集』2021.6.19~

2021-06-19 22:36:51 | 政治・文化・社会評論
1:コロナ禍と統治の正統性

私は小池百合子都知事を支持はしないが、人心をつかむのがうまく、「やってる感」「駆け引き」は抜群である。 女性への差別や迫害が世界中で改めて課題として大きなうねりを巻き起こしている。 小池知事が今後どうなっていくかわからないが、菅麻生安倍氏らはもう少し見習うとよい。

無観客が感染を防止する最大の効果を推奨した医療専門家のかたがた。G7まで行ってオリンピックに海外から観客を招き、日本の医療ハイセンスをぶちこわしてきた菅首相。 オリンピック期間中騒擾の喚起の熱狂を静かに見ながらテレビで大健闘してきた選手たちの海外国内の努力を応援したい。

コロナが世界的に流行した。その発生は原因はわからぬが、一応自然災害の範疇で考える。問題は、日本ではコロナ禍が始まり、検査は極めて低く緊急事態宣言の内容は極めて薄く飲食店とマスクが主。五輪が近づいたら、検査が急に多くなっている。しだいに日本は緊急宣言事態に近くなってきた。つまり今までの怠慢や放置でどうしようもない状態になって、これは憲法に緊急事態条項を入れるという声が自民党内でしだいに大きくなってきた。

Ⅱ:沖縄の過酷な米軍日本軍の犠牲者をいまも偲ぶ県民の魂

私たちが知らないままできた沖縄の戦没者の遺骨。地元で語られる事実。沖縄で米軍ばかりか日本軍兵士も沖縄の民衆にどれだけ非礼な仕打ち。激しい戦場に無残に遺骨が米軍によって放置を命令された。遺骨が集められた「魂魄の塔」には3万2千人の人骨が慰霊された。これは日本国内の事実。

洞窟をほり遺骨を守り続ける具志堅さん。 遺骨から戦死されたかたがたを寄り添いながら丁寧に弔っていた。 金平さんのおっしゃる「ヒューマニズム」、の根本が、日本政府へ沖縄県民と遺骨の霊から問われている。 沖縄では6月11日に土地利用法取り締まり対象と思われる事件が起きている。―了―