【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

菅首相退陣と菅(=安倍)政治検証

2021-09-04 18:58:30 | 言論と政治
Ⅰ:総理退陣といま政治に必要なこと
自民党の動向が最大のニューンスとなる。だが、自民党の迷走を制止し、国民の人権尊重の政治的主体が広く伝わるようでなければ、日本国再建は難しい。テレビ局に放送免許の権限をちらつかせた当時総務相高市早苗。空白の8年の主安倍晋三が推薦するとは、実にふさわしい黒いユーモアだ。


野田聖子幹事長代行に金平キャスターが質問したとき、エレベーターの入り口にいた関係者が野田氏を抑えた。小泉進次郎は歌舞伎役者並みに涙ぐんで連日菅総理訪問し総裁選出馬辞任の経緯を語った。自民党は歴史的役割を喪った。私は野田聖子、石破茂両氏がいままでの経緯から適任と考える。

自民党は表面に自党の真相は出さない。

今回のドタバタ劇は、安倍晋三が政権をとった時から始まっている。2度の辞任も、最初も持病以上に金融汚職の発覚が表にでるという「噂」を月刊誌は報じていた。清新なイメージを演出しても、安倍麻生の両氏が政界引退しない限りは再度波乱は続く。

Ⅱ:五輪とコロナ禍
五輪組織委員会の勇気ある現役職員の証言は強い衝撃を覚える。五輪選手はとくに海外選手には説明が不十分なためか、観光地と競技会場の往復。五輪と感染拡大はきわめて密接な関係がある。自然は正直で、ブレーキとアクセルの矛盾する機能は決して両立しない。そして五輪を強行した政治家たちによって、ポスト五輪の荒れ野の戦場が目の前にある。「野党に力量はあるのか」とマスコミは騒ぐ。コロナが当面する政治課題だ。安倍=菅自民よりもコロナ収束できない野党ではあるまい。

【永岡浩一さんからの通信】 2021年09月04日 午後 3:06

2021-09-04 15:12:11 | 転載
西谷文和 路上のラジオ(2021/9/3更新) 中山徹、大阪維新の正体を暴く、福祉、教育を崩壊させてそれでバラマキ、ナチスと似たやり方の維新とそれを応援する大阪のメディアの問題点、野党共闘を地方政治でも実現しないと日本破綻を語る&小出先生 敦賀2号機調査報告書改竄のデタラメを告発する、森友改竄真っ青の原子力マフィアの醜悪さを批判する!




 永岡です、西谷文和路上のラジオ、Radio on the Street第64回、前半は奈良女子大学の中山徹さんがゲスト、大阪を破壊した大阪維新の実体を、新自由主義否定の観点で語られました(https://www.radiostreet.net/radio/907/ )。今だけ金だけ自分だけの連中の跋扈の意味を語られます。

 中東、アフリカの戦争地帯を取材される西谷さん、今回もリスナーの声、このラジオを楽しみにしていて、駅・電車で大人が口論、コロナ禍で苛立ち、ゆがんだ環境が戦争になると中村哲さんの教えをこのラジオで知り、用水路、食べ物が戦争を否定、武力による正義はダメとこの番組で学んだとあり、西谷さんも中村さんの用水路がアフガンで65万人を救い、東京ドーム3000個分の緑化された地域には戦争はなく、他方ジャララバードは治安が悪く、そして日本、家庭内の子供たちがコロナで大変、大人も大変、変えるべきは政治、ストレスをかけたのは菅総理、五輪で日本破綻、そして維新で大阪破綻、地域政治の専門家の中山さんの、やりたい放題の大阪維新批判です。

 中山さん、スタジオでお話されて、維新の正体、今だけ金だけ自分だけ、維新は新自由主義と呼ばれるものについて、中山さん、国際競争の激化、国際競争を大企業がやり、国の制度が邪魔になり、競争のために規制緩和、日本だと20~30年前に雇用破壊、正社員をなくして、高度経済成長は1ドル360円で人件費は比較的国内で安く、年功序列、昇進雇用が成り立ち、しかし円高で終身雇用が大企業に邪魔になり、正社員をなくす、竹中平蔵氏のもの、国際競争のために犠牲を出すのが新自由主義、人間を守らず、国家と大企業のためだけ、人間を守らず競争の犠牲になれ、企業が勝ち、中小企業はしんどい、しかもトリクルダウンはなかった。

 その古臭い新自由主義に維新が入れ込み、トコーソー、大阪府の自治体、市町村のやり方があったのに、維新は大阪を自由にしたく、大阪市解体、維新はトコーソーが一丁目一番地、これをあきらめるのは自民が憲法改悪をやらないのと同じ、住民投票はコロナ地獄を作っても、維新のために大阪を食い物にしている。

 維新が大阪で人気がある、京都、名古屋では維新は力がないが、既存の政治に対する不満、新自由主義は小泉・竹中氏で貧困化、先進国で日本は一人負け、大阪は大都市で経済、失業は最悪、アベスガ政治のためだが、それを維新だと解決してくれる、イメージだけでなく、維新は福祉を潰して、教育も学校を潰して、財源はそれで浮いて、守口だと保育園をなくして、しかし保育料を安くして、実際にバラマキは福祉、教育を潰した財源なのにマスコミがそれを指摘せず、イメージ戦略と、市民のこころを買う。保育園は公営でうまくいくのに、民営化で、福祉は切られても市民はお金をもらい維新はいいと思ってしまい、金の悪用は、飴と鞭、市民の分断、公務員バッシング、高齢者バッシング、生活保護バッシング、しかしみんな病気になり、老いるので福祉は必要、住吉市民病院が残っていたら大阪は助かっていたのに、それをマスコミが報じない。

 維新は飴と鞭で大阪を支配、そして維新とアベスガ政治は密接に関与、維新は国会で自公に賛成、野党ではない、博打場も維新が官邸に寄り添いああなり、与党、その中でもアベスガラインに密接。馬場氏は連立に入るといい、極右の安倍氏に一番近いのは維新、政策だけでなく、憲法でも自民の極右に親密、かつては自民の極右に位置していたものが維新。菅氏、自助が最初=新自由主義、しかし自民には福祉を守れ、京都の野中氏、亀井静香氏ら、自民でも9条守れは今なくなり、2010年代は安倍チルドレン=橋下チルドレン。

 自民の良識的な候補が出ても、反安部が維新に行き、ここ12年間の知事選挙は、与野党相乗りvs共産党はかつての定番、保守分裂vs共産は激増、保守分裂、自民の推すものと、立憲の推すものがあり、知事選で与党vs野党共闘は2割。そして保守分裂、小池氏、河村氏は保守の極右、それについていけない良心的なものが分裂しても、野党共闘に入れず、保守分裂と共産になり、しかし大阪は極右が維新になり、真ん中の穏健なものが対抗馬。トコーソー反対は自民も共産も共闘するが、池田の市長選や、知事選など、自民と共産の共闘はワンイシューではできず、東京、名古屋、大阪では地域政党の極右が強く、そこで保守が割れたら、政策的に良識派はしんどい。

 名古屋の河村氏、あれだけの醜態でも自民に勝ち、そして金メダルをかじり、河村氏に対抗する勢力がどういう政策かでしんどい。東京も同じ。

 維新はトコーソーと博打場、横浜の博打場は破綻だが、大阪では、博打場はオワコン、今やオンラインカジノ、大阪、維新は何周も遅れて、博打場はオワコン、強行しても大阪経済破綻。博打場は夢洲でやり、地下鉄に莫大な投資が必要。万博+博打場、しかし万博は半年、バクチ企業に地下鉄を作らせようとして、博打場はカジノで破綻、なら地下鉄はどうする、バスでは無理=税金で地下鉄を作るしかなく、橋下氏が批判したWTCの何倍もの愚行になる。

 万博+博打場失敗だと大阪破綻、WTCやATCはビルのみそ、こちらは膨大なインフラ整備、それが破綻したら大阪沈没。横浜は市長選で博打場は潰れて、博打場は大阪府民の6,7割は反対、ギャンブル依存症問題もあり、市民は当然反対する+コロナで大阪は医療崩壊、万博は、博打場誘致の大義名分、作るのは何もない臨海部、70年の万博は大阪の人口、収入も増えて、それで地下鉄延伸も、経済成長のためOK、みんな若く、64年の五輪、70年の万博は問題があったが、経済で意味はあり、しかし経済沈没で開発など大阪の命取り、巨大な廃墟になる。

 西谷さんもドバイを知っていて、万博は1年延期、大阪の2025年もアウトと説かれて、中山さん、コロナの行方はわからず、パビリオンも不透明、引き返すのは今。西谷さん、五輪は反対世論を押し切りゴリ押し、五輪を止められず戦争は止められない、博打場は維新の悲願、万博を成功させて3度目の住民投票を狙い、トコーソーをやめる=維新破綻、菅政権は五輪で選挙を勝とうとして、維新も同様。五輪は7000億の予定が3兆円、万博は世界から集まるものは昔、インターネットも普及して、70年の再現をやるのは無意味、今だとネットでバーチャル万博OK、月の石もオンラインでOK、夢洲で70年の再現は無意味、コロナ時代には合わない。

 大阪の財政は破綻、維新にこのまま任せて、万博、博打場誘致に走らせたら大阪破綻、敬老パス廃止、福祉を切り捨てしないと財源は出ない、今まで以上に福祉、教育を維新は削る。大阪の保育所全部民営化の危惧もあり、実際その計画を幼稚園で維新はたくらみ、学童保育も潰れて、女性、子供が犠牲になり、70年の万博は財政はまだまし、90年の花博の時もお金はあり、しかし日本は「先進国」最悪の財政=破綻したら二度と立ち上がれない。

 西谷さん、自分たちの孫の世代は大変だと怒られて、コロナ時代の地方自治を問われて、中山さん、国政レベルでは、新自由主義の自公に野党共闘は進み、都議選もそうだが、地方政治はそうはならず、半分は与野党相乗り、半分は与野党相乗り、2015年の戦争準備法案以降野党共闘は進んでも、京都だと市長選、立憲、社民が自公に相乗り、兵庫の知事選も保守分裂、共産党は別候補で維新が勝ち、東海村でも野党共闘はしんどい。新潟は進み、沖縄など米軍、原発、TPP、博打場が問題になると野党共闘は進むが、地方での野党共闘の進め方は問題。

 2023年に統一地方選だが、総選挙はこの秋必ずあり、中山さんは、今のまま、菅内閣の思う通りではなく、支持率は下がり、与党は議席を減らし、候補者調整はある程度進むが、今回は政権をかけた選挙で、野党共闘が政権構想を出せるか、政権構想だと自公の過半数割れはあるが、困難なのは、与党を過半数わけではなく、野党共闘で過半数にならないと、維新が自公について、国政で最悪の状況になる。

 居酒屋さん、自公に入れないとポスターはつくられて、しかし維新も問題、大阪は19も議席があり、大阪以外だと維新はいいとマスコミも報じて、大阪で維新が勝ったら破滅、大阪の維新の実態を暴かないといけない。西谷さん、メディアの責任、吉村氏、橋下氏は毎日テレビに出て、中山さんはテレビに出ず、総選挙はともかく立憲野党が過半数は必須、そのために大阪は大きな責任があると中山さん締めくくられました。

 維新、小泉・竹中氏らの、要するに弱肉強食路線を批判し続けられた内橋克人さんが89歳で亡くなられました、若いころ在籍されていた神戸新聞の記事を示します(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202109/0014648968.shtml )、内橋さんのような人間を考えた経済の専門家の亡くなるのは本当に寂しいです。



 後半は敦賀2号機、活断層の上にあるのに改竄された調査報告書の問題点を小出先生お話されました。福井県の、敦賀2号機は日本原電のもの、関電のものではなく、歴史をさかのぼり、日本は1945年まで戦争、広島、長崎に原爆を落とされて、アメリカはその後も核兵器製造を無限にやり、水爆まで作り、ソ連も1949年に原爆を完成、冷戦で血を吐きながら続けるマラソン→ウラン濃縮工場が余り過ぎて、1953年、アイゼンハワー氏、核の「平和」」利用というが、1954年にビキニ被曝、第五福竜丸被曝、久保山さんが亡くなり、しかし被曝したのは1000隻近いマグロ漁船、そのニュースが日本に来ないうちに中曽根氏、原子炉建設予算を獲得→原子力マフィアの誕生で金の亡者がたかり、五輪と同じ。

 しかし、1954年、東電も関電も核はこわく、日本原電を1957年にでっち上げて、核兵器、みんなで作れば怖くない=誰も責任を取らない、その窮余の策、原子力マフィアの体質そのもの。そして敦賀2号機は活断層の上。日本原電は1966年に東海原発を作り、水ではなくガス冷却、イギリス型の特殊な原子炉、しかしこれで金もうけにならず、敦賀は1970年に日本初の沸騰水型、福島と同じ。1978年の東海第2は日本初の100万KW原発。

 問題の敦賀2号機は関電の加圧水型、東電は沸騰水型、しかし日本原電はガス冷却、沸騰水、加圧水全部持つボッタクリ会社、が、敦賀2号機は活断層の上、リアス式海岸、風光明媚、敦賀湾は活断層のために出来た。そして1948年に福井の大地震があり、ヤバいところ、70年代は地震の少なかった時代=日本全国地震と無縁の土地はない。

 そして、地質調査をボーリングして、ところが日本原電は1000か所も改竄!調査は日本原電ではなく、専門の調査会社がやり、ヤバいとわかり、日本原電がヤバいと改竄。まだ固まっていないものを固まっていると改竄=活断層を動かないと改竄、活断層隠しを80か所中50か所でやり、モリカケ真っ青!再稼働推進委員会すらこれはアカンと、更田氏すらアウトといい、原電は立ち入り検査もされて、日本原電は日本初の原子炉を3つも開拓、4つの原発を保有したが、東海第1は98年に止まり、敦賀の1号機も2015年に止まり、東海第2は43年で老朽化、なのに再稼働推進委員会は再稼働のOK、しかし東京駅から120km+半径150km圏に首都圏+半径30km圏に90万人=原発事故だと無限の被害者、水戸地裁は運転差し止め、原電は敦賀第2しかなく、これをなくすと破綻。

 西谷さん、森友の改竄と同じ、アベスガ政権と原子力マフィアは同じと説かれて、小出先生、関電は発電量ゼロなのに、このような汚れ役で基本料金を電力会社が払うので潰れない=東電、関電がお金で支えて、しかし福島の事故があり、再稼働はしんどくなり、東海第2は数千億改築費がいるのに原電はオケラで東電がそれを出した!福島事故の加害者がその始末、被災者への補償もされず、原子力マフィアのためにこのようなデタラメがまかり通り、原子力マフィアの原点、日本原電のデタラメを許したら日本破綻と小出先生締めくくられました。



 第64回、維新のこと、原子力マフィアのこと、日本はメルトダウン、こんなアホなことを許したら日本破綻です。自民党の総裁選を応援するテレビ、マスメディアを無視して、こういう有力なミニメディアを応援しましょう!これも、拡散してください!