【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】 JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/6/15) 望月衣塑子&鮫島浩

2022-06-15 22:41:33 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】

JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/6/15) 望月衣塑子&鮫島浩 朝日新聞政治部の本を語る、言論の自由が3・11とアベスガキシダで崩壊し、吉田調書、慰安婦でネトウヨに屈服した朝日にいて、ジャーナリストのあるべき姿を2022年に展望する、報道は誰のためのものか、民主主義の根幹のジャーナリズムを考える


 永岡です、アマゾンミュージック配信のジャム・ザ・ワールドのUP CLOSE、今週水曜日のニューススーパーバイザーは東京新聞記者の望月衣塑子さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/7b31bde7-8f4e-4c0c-a091-28cdbb16cf9b/jam-the-world---up-close-2022-06-15-%E6%9C%9B%E6%9C%88%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90%E3%80%8C%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%81%AE%E6%9C%AC%E3%80%8E%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E6%94%BF%E6%B2%BB%E9%83%A8%E3%80%8F%E3%80%8D )。概略書き起こしします。

 元朝日新聞政治部の政治ジャーナリスト、鮫島浩さんがゲスト、話題の本、朝日新聞政治部(https://honto.jp/netstore/pd-book_31559168.html )を出されて、言わば内部告発的なもの、テレビ、新聞はオールドメディアと言われるものの、どうか、鮫島さんは元朝日のエース記者、朝日の官僚的な体質を告発するのか、この本、様々な書店で話題、財界も関心を持ち、望月さんも多くの方に読んでほしい、望月さんは鮫島さんも尊敬して、鮫島さんは94年入社、政治部は50人、記者全員2000人の中で閉鎖的、政治記者は極悪人(笑)と言われて半分正しく、この本で政治記者のあり方、政治家との付き合いなど、今まではわからなかった政治記者の実態を見せて、記者クラブ、番記者、バンケーキ会食批判は8割正しく、しかし内部から批判は過去なく、鮫島さんデスクもされて、内部から、政治記者の実態を知ってもらい、どこを改善すべきか、政治報道に一石を投じるためのものを書いて、しかし限界は福島原発事故、鮫島さんは当時の菅総理に深く食い込み、鮫島さん当時デスクで何も伝えられず、東日本壊滅の危機、偶然でラッキーにより助かったら、一歩間違えたら鮫島さんも望月さんもこの世にいない、枝野氏、直ちに影響なしというのを、政治部は垂れ流し、政治報道から調査報道に移行して、社会部的なものを入れたが、原発、吉田調書で朝日は叩かれて、社内抗争に鮫島さん破れて失脚、そして組織論としてもこれを書いて、鮫島さんの記者人生を凝縮。

 この本も評価されて、協会賞も取ったものの、その後無視されて、大変なことが起きたもの、鮫島さんは、朝日の官僚的組織の中で挑戦者。曽我氏、麻生氏とべったりで、しかし情報をとり、そして吉田調書で朝日は大変なことになり、挑戦者として評価されず、朝日の政治部は50人、東京新聞の政治部は10人、東京新聞だと、鮫島さん、曽我氏クラスは飛ばされていたと望月さん説かれて、朝日の大きな組織の意味を問われて、鮫島さん、会社の中では内向き、出世>>社会のため、鮫島さん、朝日の中で社内の根回しで人生無駄、やめて気づいて、改革に成功したが、それでも疎まれて、疎外された鮫島さん、本の前半は自慢話、しかし最初に転落から書いて、それは評価された(笑)。読んでいると転落が出てくる。望月さん、お酒飲んでつれあいさんに突っ込まれたものを取り上げられて、それで活路だと指摘されて、望月さんは鮫島さんを見てきたつれあいさんの視点は意味があったと説かれて、鮫島タイムス(https://samejimahiroshi.com/ )、動画のクオリティが上がっていると説かれて、鮫島さん、サイトは自力で立ち上げて、ユーチューブで編集はつれあいさんに手伝ってもらい、れいわの大石あきこさんとの対談でつれあいさんが編集というと大石さんビックリ(笑)。

 鮫島さんは、キャリア試験に受かり、新日鉄の幹部に口説かれて入るかというのに、それを鮫島さんせず、朝日に入り、新聞を読んでいなかった(笑)ダメな大学生であり、選挙にもいかず、今言うとヤバイ(笑)、他人に選挙に行けと言いにくい(笑)、勉強もせず、会社の人に会うのもなかなか、そして新日鉄に入ろうかとして、しかし鉄、ビジネス、金もうけをしていいのかと思い、違和感、ビジネスに人生はかけたくなく、社会の公正さにかけたい、学校は奨学金の世話になり、社会に恩返ししたく、朝日は、変わっているからうまくいかないと言われてムカついて(笑)、まだ就職の余裕があった時代、お金儲けより、社会のため。新日鉄から、主役になれないと言われたが、記者として主役になりたく、挑戦を意図していた。

 そして、政治部、望月さんは社会部だが、浦和支局長の方より、未来志向のものを教わり、若宮さんから、権力は何か教えられて、優れた先輩にインパクト、そして鮫島さんは今何かを越えて未来を見て夢を語り、政治部の記者として、未来を志向して望月さんも期待、朝日の政治部の意味を説かれて、鮫島さん、朝日の政治部は面白い人間も多く、社会部は事件記者、過去を追い、鮫島さんは政治部では、過去よりネクストを重視するもの、次の選挙は誰が勝つ、次の総理は誰か、未来を書く、教科書の模範解答なし、分析力を競うのが政治報道で、しかし今は政治家のいうこと垂れ流しだが、政策を分析してアカンなど未来を見て、政治報道が政治家に隷属ではなく、主導権を取るべきだが、その力がなく、政治家の作った土俵、憲法改悪、軍事費などに乗せられて、しかし物価、社会などアジェンダ設定すべき、アジェンダ設定能力がなく、政治家の言うことを垂れ流してしまう。

 南彰さんも保守の政治家を追跡されて、政治部遊軍であり、鮫島さんは週刊朝日も体験し、朝日にとって、自分の書いたものを嫁読んで欲しいではなく、読者と一緒に考えて、主観を出すべき、客観報道はあり得ず、ジャーナリストは、まじめに見るもの半分と、エンタメ志向で関心を持ってもらい、選挙に行ってもらう必要があり、政治は迷っていると、政治に関心を持ってもらう報道がないと政治ジャーナリズムは衰退する。

 鮫島さんは朝日のエースから、昨年退社、吉田調書問題、政府が隠してきたもの、吉田所長が事故調に語ったもの、特別報道でスクープ、それは意味があったのに、記事の中で、原発事故で所員が9割いなくなり、第2原発に避難、それを命令違反と鮫島さんは確認、そして命令違反は事実だが、大混乱の中で命令は徹底されず、逃げるのを批判できず、作業員の責任は問うのは難しい。そして原発暴走、原発は何かあったら誰かが踏みとどまらないとダメであり、それは電力会社か、自衛隊か、米軍か決まっていないのに再稼働はおかしい、しかし表現に問題があり、それを国家権力と原子力マフィアに突っ込まれて朝日は全面敗北、しかしそれは取り消してしまい、慰安婦問題でも叩かれて、吉田調書を人身御供にして朝日は逃げて、責任者の鮫島さん追放されて、しかしこれで新聞は委縮、権力批判は困難になり、報道の自由度はアベスガキシダで11位から71位になり、その渦中を鮫島さん見て、朝日はそれを一部しか報じず、鮫島さん書き残した。望月さん、表現に問題があったが、慰安婦問題とともに朝日バッシングでエライことになり、修正すべきなのに、新聞協会賞にしたい木村社長の意図もあったが、修正が遅れて権力に屈して、そして現場の記者3人が頑張ったのに2人やめざるを得ず、鮫島さん大変、当局に依存せず、調査報道の本質なのに権力に屈して、メディア委縮になったが、原発について問題提起。今文春、赤旗がスクープだが、望月さんは当時朝日砲として評価したのに、読売、産経だけでなく毎日もバッシングは民主主義否定だと説かれて、鮫島さん、調査報道、社会部などからエース記者を集めて、特別報道部とオピニオンで、既存の記者クラブ打破を目指して、吉田調書問題でバッシングされて打撃、当時鮫島さん若くイケイケどんどん、しかし嫉妬されて、組織防衛に失敗。望月さんは鮫島さんの試みを評価されて、朝日も成功したから他社もになるべきがうまくいかなかったと説かれて。鮫島さん、今の朝日は縦割りで紙面に元気なし、失敗を恐れて、それは新聞社の限界かも知れない。

 望月さんは検察取材して、小沢一郎氏の問題でバッシングに異議であり、マーティン・ファクラーさん、田原さんもおかしいと語り、番記者、記者クラブに問題があったと説かれて、鮫島さん、ジャーナリストに分野はなく、政治部、社会部の区分なく問題を追いたい。望月さん、時の政権から批判されてもやるべきものがそうならず、鮫島さんはどうすべきか、会社を辞めてもやれるようにしたい、鮫島タイムスもやり、ユーチューブでもやり、会社員時代は内向き、望月さんは例外、ジャーナリストは組織ではなく個人として活動する文化を作るべきなのに、組織に縛られてうまくいかず、組織の中で活躍する代表が望月さんなら、鮫島さんはフリーで成功したい、会社相手だけでなく、フリーの意味を見せたらうまくいく。一時ソニーが退社ばっかりから再起、朝日、読売などの組織だけが記者ではなく、成功例になりたい。

 望月さん、ニューヨークタイムズも独立したメディアとコラボして成功だと説かれて、そして池上さんの慰安婦批判コラムを木村氏が潰したのを若い記者が批判した意味はあり、そして木村氏責任をとり辞任だが、朝日で頑張るのは編集の外なのは問題、独立は食べるのに大変、若いジャーナリストへのメッセージを問われて、鮫島さん、木村氏は政治部出身、しかし社会部の社長になり、社内の言論の自由がなくなり何かやったら叩かれて左遷、若い後輩はかわいそう、しかし独立を意図して、ジャーナリストは独立、発信力が命だと説かれて、望月さん、興味を持たれたらこの本を見て、鮫島タイムスも見てほしいとして時間になりました。

 私もずっと朝日を読んでいて、応援するものもあり、望月さん、鮫島さんのお話、活躍するジャーナリストのエネルギーに老人として刺激を受けました。これも拡散してください、以上、望月さん、鮫島さんのお話でした。