見出し画像

【現代思想とジャーナリスト精神】

【日々変化する時代に本質を探るTBS報道特集】1⃣3月18日2⃣3月25日

【第1⃣部 3月18日】


❶ 国際社会

ICCのプーチン大統領逮捕状。発想が正直よく理解できない。「テロ国家の戦争犯罪」と会見するゼレンスキーやバイデンの声明には、鵜吞みにはできない。プーチン大統領の戦争犯罪は、否定はできないけれども、戦争そのものの犯罪性からいえば、ゼレンスキーやバイデンは裁判官ではない。トランプを国際社会のアメリカトップに戻すということは、世界最大の核兵器保有力のボタンを押すことのできる位置を保障することだ。オバマが大統領になるまでアメリカの民主主義に希望をもつことができた。だが、オバマは決してジェファーソンやリンカーンのような政治家とは異なった。

 国内

子どもや学生は、ずっとマスクをつけたままでは教育の学習効果に影響はある。だが、マスクと健康は独自の関係にある。コロナに対する医療的効果が十分な国家と、朝令暮改の日本政府は異なる。「マスクは個人の判断に」は、私には個人重視ではなく責任転嫁としか思えない。予防・医療・政治。加藤友朗医師の発言を聴いてなるほどと思った。
日本で職場接種をおこなったことは柔軟な対応だったと。現場の医師や医療従事者の献身的な 取り組みによって、あの危機をのりこえられたと考える。特効薬「パキロビッド」が有益だが、薬の飲み合わせや高価な価格など改善されつつ微妙な課題。加藤医師がその弊害を指摘するのが「同調圧力」。日本人の悪しき特性かもしれない。確かな科学的根拠もないまま、別の価値軸で影響されることが多々ある。千葉記者が取材した千葉大医学部病院で、医療従事者が過重労働や偏見視などを受けた問題は、今後にも通ずる懸念の課題。

❸ 「袴田事件」57年目の判断

日本の警察検察は、戦前の特高警察のDNAを受け継いで、国民を厳しい疑惑のまなざしで今も監視しつづけているのか。さらに有罪の判決を下した判決は2対1の僅差。自白の強引さ。さらに衣服の存在で捜査官の隠蔽工作も。さらに高裁の英断に検察は争う姿勢。56年間闘いつづけ、90歳を超えたお姉さん。その超人的な取り組みこそ、戦後78年間の民主主義運動の成果だ。権力で国民をおさえつける権力こそ独裁そのものと思うが。また地裁裁判官の勇気と慟哭こそ裁判が三権分立となった戦後憲法の深い意義である。


=============================

【第2⃣部】 3月25日

 フランス・反年金改革反対デモ

フランスの年金改革法案とそれに反対する抗議デモ。450人の拘束。フランス社会は歴史的に文化と社会の洗練度や意義深いことで知られる。年金制度への国民的主張。おとなしい日本と対比的。しかし、年金生活の私には生活権の主張自体は重要な権利と思う。

 「政権と放送メディア」

 マスコミが活発な欧米と、明治以後ずっと政府・権力によって「臣民善導」支配の日本。ずっと放送を見ながら、日本も国際社会も、放送について揺れる状況が生じているのはなぜか?ただ世界より日本社会は後進的と思う。
 高市早苗氏。私はテレ朝が「TVタックル」を夜の8時台に放映していたころにゲストとして出演していたことを覚えている。保守的だが或る程度ゆるやかな印象だった。安倍政権の閣僚として抜擢されてから変わった。稲田朋美氏もそうだ。内閣から降りて、最近は比較的穏やかだ。村瀬キャスターが英国を取材し、「政治家は政治的」という限界を述べた。日下田キャスターの権力介入にメデイアがどう向き合うかが大事。同感だ。

 統一地方選挙と統一協会

 統一地方選挙が自公圧勝はありうると思う。統一協会、日本会議、創価学会。これらの宗教団体が選挙に積極的に動員していくだろう。ただ統一協会=国際勝共連合は、この間のマスコミ報道によって影響はあっても、自民党と統一協会の関係は地方自治選挙ほど影響力が強い。自民47都道府県連にアンケート。30台の回答。アンケートに対する回答があいまいな対応をしている。番組が行ったアンケートでは自民党や公明党などの回答は疑念をもつ。膳場キャスターがおっしゃるように、選挙権をもつ有権者がどう考えて自分の行動を選択する判断を迫られている。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治・文化・社会評論」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事