■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

鮨処 うお倉

2015-07-05 | 食べ歩き(東京)




しばらく旅に出ておりました。

いつものように美味しいものをたくさん食べて、充電終了で帰ってきました。

5月に近所で食べた寿司で寝込んで以来神経質になってしまって・・・
これではイカンと、美味しいお鮨で記憶を上書きしてきました(^^)

雨上がりの夕暮れに、新橋は烏森神社の境内横をすり抜けて暖簾をくぐるって・・・ドキドキしますね。

この『うお倉』さんのカウンターはお任せコースのみです。

注文も考えなくていいし、お客の食べる量や好みに合わせて大将が調整してくれますので、
同行者と安心してお喋りに専念できる貴重なお店です。


まずは酒肴、鮑、もずく、枝豆豆腐、青菜白和え風サラダ


ビールで喉を潤して、日本酒に切り替えます。

刺身が数種、鰯と赤貝が美味しかったです。
赤貝は夏はイマイチなんだけど、ぎりぎりOKかなと思いながら口に入れると意外に美味しかった。
鰯は前日イタリアンで食べたので、和食の刺身と食べ比べで興味深くいただきました。

天ぷらもでてきました。確か、真子鰈(マコガレイ)だったはず。
熱々でほっこりとした身が美味しくて・・・
でもね、お鮨食べたいから一切れだけいただきました。

いろいろ出てきてようやくお鮨!

真打、大将の出番です。
大将がちょっと息をついて、立ち位置を変える。

カウンターが好きなのは、こういう間合いが感じられること、料理人の手元が見えることでしょうか。

お鮨は中トロでスタートです。




続いて雲丹は、好みの小粒です。
シャリも江戸前を確認できました。甘くはなくて酢味がメイン。
でも酢が突出することもなく小ぶりの鮨のネタを妨げない味になっておりまする。




シンコ
好みのシメ方に思わずため息がでてしまいました。



一般的に、酢に漬けて置くのかと間違って思い込んでいたところ、
美味しいんぼう という漫画や寿司職人の友人に、塩でシメて酢で洗い流す・・・そういうイメージですと。
まさしく酢で洗い流すって感じのシンコでした。


マナガツオ
コリっとした食感がたまりません。




お腹をさすっていたら、焼きあがったばかりの卵焼きが目の前に差し出されました。
一本は無理なので(笑) 薄く一切れだけ切っていただきました。
出汁たっぷり、甘さは控えめではないけれど甘くはない・・・勉強になります。




食べる前は、最後のシメは海苔巻だと思っていたのですが、これ以上は無理!

「もうこれでいいです」と言ったものの、やはりこれでは許されませんでした。
大将が、あれもあるこれもあると言うんですもの(汗)

蛤があるというので、久しぶりにツメを塗った煮蛤をいただきました。
やはり江戸前はこういう仕込みものがあってこそ!(写真最上部)

他のお席も一段落してようやく大将に笑顔が出てきました。
最初は怖そうな方かなと思っていたけど、とっても優しい大将でした。



壁には常連さんの名前を書いた小さな木札が掛けて在り、カウンターの中央には木枠の鮨ネタケース。
その両側にまな板があって、大将とその息子さん(らしき人)が並んで作業しています。

2人で鮨を握りますが、息子さんは二階座敷分や厨房と行ったりきたりで、
カウンターの鮨は大将が全部握ります。

初めてのお客さんというのは店側にとっても手探りで好みを探していかないといけないので
緊張することでしょうね。
お客側としてはリラックスして鮨がつまめるまで通いたいものです。
ここはそういうお店でした。





『うお倉』

住所:東京都港区新橋2丁目15番地10

営業時間:17:00-22:30

予約・問い合わせ番号:03-3597-3288













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