みなとまちの単線 石巻港

この旅の石巻線遠征でやはり一番印象に残ったのは港町のエリアだった。

そこには、まるで震災の影響を感じさせない悠久の時間が流れているかのようだった。



唯、以前と違うのは白いコンテナの行き来だけかのように・・・。

これは現地で罹災された方々の気持ちを決して汲まないという意味ではなく、

むしろそこに生活する人々の逞しさの表現としてである。



辛かったことはけして振り向かず、ただ前を見て生きていく。

今日は終わるけれど、また明日新しい希望に満ちた一日が始まる。



そんな鼓動や息吹をみなとまちの単線に強く感じたのである。



2本のレールはしっかりと未来に向けて伸びていると。



その未来に向けて逞しい唸りを上げて邁進していく機関車の如く。

さあ、しっかり前を向いて歩こう。


2013年6月21日　石巻貨物線　陸前山下～石巻港  659レ（1枚目）、DE101591号機 1652レ（3枚目～5枚目）
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