一昨日、昨日と地元の御祭禮でどっぷりとお祭り気分に浸っていた。
神酒所を設営して、お神輿に魂を入れてもらい、宵宮から始まり本宮へ。
今年は台風の接近に伴い、本宮の日の夜の内にすべての後片付けをした。
夕方まで、 街の到る所で聞こえていた神輿を担ぐ声も消え引き上げていく担ぎ衆たち。
そして街中に張り巡らされた提灯の明かりが一つ消え、二つ消え・・・。
今年のお祭りもお終いだなぁと感慨に耽る。
35年前の西鉄市内線最後の晩、
やはり昨晩と似たように祭りのともしびが消えていく感慨を胸に抱いていた。
夜になり華かなさよなら電車が出ていく頃の貝塚駅は喧騒でごった返していた。
ひとたびお祭り騒ぎのさよなら電車が出ていくとやや静かさを取り戻した駅。
最終電車到着まであと少し。
駅の明かりに鉄路は寂しく夜の漆黒に浮かび上がっていた。
1979年2月10日 西鉄市内線貝塚駅
最新の画像[もっと見る]
こういったルポルタージュ的な写真、撮ってないんです。。
ドキュメンタリーとしての臨場感もありますし、モノクロームの翳の中に、
この路面電車が背負ってきた「戦後」の息遣いが潜んでいるようです。
一部分でしかないけれど、それなりに記録できたかと。
やはり地元の路面電車でしたので・・・。
写真部育ちの電関人にはこの西鉄市内線が最も手ごろな被写体だったのかもしれません。
単行のボギー車が奏でるジョイント音が電関人の鉄道写真の
原点なのかもしれませんね。
それゆえ、最近荒川線にこだわっているのかも・・・。
この専用軌道区間である、千鳥橋~貝塚の区間がなんとも好きで
何度か撮影に出かけています。
最後のこの日は、トライXを増感して数本撮りましたので、
また追々アップいたしますね!