地方では、駅の利用者はほとんどが顔見知り。別々に現れたご年配の男女。身の回りの事などひとしきり話の花が咲き、到着した富山行の電車にそろって乗車。電車は人と人も繋ぐ。2017年10月 開発駅
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駅務室の名残はあれども、とうに人の気配は途切れたような荒れようでしたね。
地元の方々から大切にされている駅とそうでない駅(?)の格差があるように今回の旅で感じた次第です。
この男性と、交換用ホームの花畑を丹精していた男性と話をしていて、
カメラを向けさせてもらったら、花畑の男性から邪魔だったらどきますよと言われてしまい、
シャッターチャンスを逸して、
其処へ女性の乗客が現れたのでした。
本当に開発駅の長閑さを感じた一瞬でした。
近所に住む若いお母さんが赤ちゃんをあやしながら切符を売っていたらしく。
( 風太郎のバイブル、「写真紀行私鉄ローカル線」より )
その写真が印象的だったので、一昨年秋にその痕跡でもと訪ねたのを思い出します。
何一つそれを感じるものはありませんでしたね。
40年後の今、あのお母さんと赤ちゃんはどうしているのか、想いは巡ります。
ひょっとしてこの女性だったらと、まじまじと見てしまいました。
ご近所さんなのか、はたまたお約束をしていたのか。
鄙びた駅に、似合う光景です。