厳密にいうと河東線といわなければならないのかもしれない、長野電鉄屋代線。
営業終了の約1年前の写真から。
途中駅で唯一有人駅であった松代駅。
全盛の頃を思わせる立派な駅本屋でその利用者もとても1年後に廃止になろう線とは思えない夕刻の賑わい。
その広い構内と夥しい転轍機の数がこの駅の栄枯盛衰を物語る。
まだまだ矍鑠とした駅の本屋内には、国鉄からの乗り入れ列車が今にも入線してきそうな旅気分に満ちている。
まだ呼吸していた頃の松代駅。
2011年4月30日 長野電鉄 屋代線松代駅
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ほとんどのところでレールは剥がされ、架線柱や架線は取り除かれてしまいました。
「鉄道が無くなって栄えた町はない」
とはかの三陸鉄道社長の名言ですが、
この松代も例外でないかもしれません。
代替バス、昼間の便を見る限りほぼ空気を運んでいる状態で、
近い将来、減便されて、路線事態も縮小されるのは目に見えています。
城下町のたたずまい残る魅力的な町だけに、残念です。
この駅は、職員さんの手入れが行き届いた大きな木造駅舎が
とてもフォトジェニックな駅でした。
河東線はまだまだとりたい被写体でしたが残念です。
あの熱い公民館温泉や駅前の城址と思い出深い町ですが、
鉄道がなくなって寂れていくのは残念ですね。何か良い
街再生方法が
見つかるといいのですが・・・。