前回はサンライズ出雲を岡山で下車しているので、今回乗車の最大の山場は伯備線である。
今回のこのサンライズ乗車から出雲の初日において電関人が願ったのは小雨。
まさに山陽本線に入る頃から雨模様に。
黎明時間の須磨海岸は、雨で蒼く沈んでいる。
しかし、岡山につく頃には小降りからやがて上がり気を揉んだ。
そして高梁川沿いに、中国山地の隘路に差し掛かる頃には再び雨のヴェールが伯備線沿線を支配するようになる。
さらにサンライズは行き足を進め、新見を過ぎると間もなく思い出の聖地「布原」である。
2014年 五月
週末ようやく全てのデータをPCへ格納。
そして今回の旅の記も一章。
昼から夜、仕事を終え一旦自宅へ戻り旅支度を整え東京9番線へ。
不夜城にも似た丸ノ内ビル街の煌々とした漏れ灯りとは一線を画する9番線上の旅ムードに気持ちが高揚する。
やがて静々と品川方より一夜を共にする彼女が現れる。
そして車中の人となり、一路出雲へ・・・。
喧騒離脱の瞬間。
2014年5月14日 東京9番線
この度で会いたかった一番の対象はもちろん「海」そのもの。
これには一切のコメントや言葉を必要としないであろう。
この秋に再開通する宇田郷前後の懐かしい島景色。
そして、山陰西線の旅のクライマックス。
海は唯、何十年も変わらない表情を見せてくれた。
山陰の海岸線を思い出とともに鈍行で辿った。
サンライズから出雲までの第1部はデータ処理が未だのためこの序章を続けることに。
40年近くのブランクを経て山陰西線に乗車。
マリンライナーと言う新型キハ126の2連で一挙に益田へ向かう。
車窓右手に広がるのは、美しい日本海と石州瓦の波。
旅する年配の憧憬を眺める視線が印象的だった。
山陰本線 3453Dマリンライナー車中にて。
昨晩自宅に戻りました。
カメラの記録メディアに収まり切れないような膨大な思い出を記録してきたので、
これから徐々にアップしていきます。
お付き合いいただけたら幸いかと・・・
2014年5月吉日
2014//05/16 高架に変わった出雲市駅にてやくも号越しに松江方を望む。
狂電関人