STAP細胞が存在するのかどうか。それが今の時点ではわかりませんが、今後の明暗を分けるように思いました。
幾つかの疑問点を抱きました。皆さんはどう思われましたか?
1.小保方さんは科学者として/あるいは人として
ネイチャーに投稿する場合、慎重に原稿を作成し念には念を入れて確認するかと思いますが、資料のミスが幾つかありました。小保方さんはそれをしなかったのか、出来ない人なのか・・・。
実験ノートが2冊。記者会見では4-5冊あるとのことであるが、STAP現象を200回確認しているなら、200回の実験があるはずですが。確実であるなら公開実験あるいは、誰かにノウハウ(あるなら)を伝えて証明するなどはされないのだろうか?
2.理研は今回の件を小保方さん一人のせいにして
生物の常識を覆すようなことなら、理研としては再現実験の確認などしないのでしょうか?
共同研究者には責任はないのでしょうか?通常の研究であれば研究者に任しっぱなしもあるでしょうが、STAP細胞が事実ならノーベル賞級の研究ですから、十分な検証をしなかったのでしょうか?小保方さんだけを切るようなトカゲのしっぽ切り(また生えてくる)をして理研を守る、小保方さん以外の人を守っているような印象を受けました。
記者会見の評価は、人によって様々のようです。研究者の評価は厳しいようです。一部の男性は甘い評価のようです。
週刊誌は、販売を増やすためなのか、小保方さんに関するいろいろな記事がでています。真実はわかりませんが、もし真実ならスキャンダルな話題もあります。一方、事実でないなら名誉棄損になる記事かと思います。
ロス疑惑 三浦和義氏は多くの雑誌に記事を書かれました。日本の裁判ではロス疑惑は最高裁で無罪になりました。ところがサイパンに行った時に逮捕され、ロサンゼルスに移行されロサンゼルス市の留置施設で自殺しました。
三浦和義氏は刑務所に入っている時に、マスコミの記事に対して名誉棄損で500件ほど訴え、ほとんどの訴えで勝訴したそうです。最初は弁護士に依頼しましたが、その後は弁護士に頼まず自分で訴訟、裁判に臨みました。必要な書類の作成も一人で行ったそうです。そのことを本にしたのが「弁護士いらず三浦和義」です。1件当たり、50~100万円の賠償金を得たとのことです。
マスコミの最初記事でのイメージがそのまま人々には残ります。それを取り消すのはとても難しいです。マスコミは仮に敗訴になっても100万程度賠償する費用より、雑誌が売れるとか視聴率が上がる方がメリットが大きいのでしょうか。ただ、マスコミをそのようにしている(例えば雑誌を買うなど)私たちの問題なのかもしれません。