「その気持ちを伝えるために」 八木亜希子著
1998年フジテレビへアナウンサーとして入社
2000年3月フジテレビを退社
2002年結婚 アメリカに渡る。2007年に帰国
2009年から「BSフジLIVEプライムニュース」メインキャスター
女優として映画「みんなの家」でアカデミー賞新人俳優賞
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」出演
有賀さつきアナ、河野景子アナ、八木亜希子アナ同期
「有賀は、どんどん吸収してどんどん変わるタイプ。
河野は、変わっているようで以外と変わっていないタイプ。
八木は、知らず知らずのうちに結構変わっているいるタイプ」
周りの人から言われた言葉
「廊下ですれ違う全員に挨拶しろ」
「こっちは知らなくても、みんなはもう知っているんだよ。アナウンサーというのは、そういう仕事」
「どこかで誰かが観ている」
「笑ってごまかすな!」
「そんなにいい子に見せたいの?」
「自分と違う意見の人がいる。自分がおかしいと思う事を良いと思う人がいる。だからチームでやっている価値があるんだ。みんな同じ意見なら新しいものは生まれない」
「後輩を生かすことで、自分が生きる」
「愛なき批判は不毛です」
「若いうちは、自分を磨くためにお金を使うべき」
「あらゆる心配や不安は、すべてもう過ぎてしまった過去が、まだ来ない未来のこと」
「理屈でなく、感情を伝える」
「きちんと才能があれば、道は開けてもらえるもの。全ては認められる才能があるかどうか。常にゼロになる覚悟をしておくこと」
「そのままでいいんだよ」
「いるだけでいい」
アナウンサーの先輩や仕事で出会った人からのアドバイスを精一杯実践されてきたようです。
本を読んで受けた印象は、八木さんはとても素直な方なのだと思いました。周りの色々な人のアドバイスを少し疑問に思いながらもそれを実践して来られたように思います。そうして成長されたように思いました。
映画に出るのを散々迷いながら、新しいことにチャレンジして自分の可能性を広げて来られたように思いました。
アンパンマンのやなせたかしさんも、自分のやったことない仕事を受けて、それを精一杯取り組むことで自分の領域を広げて行かれました。周りから「困ったときのやなせさん」と言われていました。そしてそれがアンパンマンに結実したようでした。アンパンマンが初めてでたのは、50歳に初めてアンパンマンを大人用(アンチテーゼ)として出しました。54歳にアンパンマンを子供向けに改作し絵本として出しました。
”素直”と”精一杯”が自分を成長させるキーの一つなのでしょう。