「女遊び」 上野千鶴子著 より
女遊びの意味は、(女が)女と遊ぶ、女が遊ぶ
女遊びのタイトルからあっちの方の女遊びを連想して間違って本を買っていくスケベなオジサンもいるかもしれない。誤解から一冊でも多く本が売れたらいいと思っている。だけど、オジサンたちも「女が遊ぶ」遊び方を見て遊び方のノウハウを少しは学んでくれるだろう。誤解から本を買ってもソンはしないと思うけど。
夫の定年後の多い順(タイプ別)
1.退職した夫が足でまといになる
一日中家にいる。朝・昼・晩の3食用意しないとならない。出かけるたびに「どこへいく?」「何時に帰る?」としつこく尋ねる。そのために出かける足が鈍ってします。
2.干渉するだけでなく、妻にかまって貰いたがる。
数十年間誘って来なかったくせに突然、「おい、今度の日曜日高雄(京都)に紅葉狩りに行こう」なんて言い出す。お志はありがたいが、とっくに女房には予定が入っている。
3.ひとり遊びするタイプ
妻の行動に干渉もせず、かまって貰いたがりもしない点は手がかからなくラクだが、この男性は「行ってきます」と出て行く妻に「フム」と顔だけ向けて、日がな一日詰将棋や菊作りをやっている。
4.いずれでもないタイプで、手もかからないが、一人で遊ぶ芸もない。
一日ボーとTVを見ている。ラクでいいわ、と思っているとウラメに出る。生きがいを失くした夫はボケ街道まっしぐら。かえって手がかってヘタをすると生活破壊につながりかねない。
5.最後に少数の生き生きしたジイさんたちがいる。
妻に干渉せずテマもかけず、休みの日には友人たちと約束して、朝早くからいそいそと釣りなどにでかけてしまう。友だちづきあいにも忙しい。こういう男性を見ていると、定年前からそうした生活をしていたことがわかる。つまり仕事にそう入れこまず、職場以外の人間関係を大事にして趣味の生活を楽しんで来た人だちだ。当然のことながら結果としてあまり出世していない。
上野千鶴子さん:講演会を開催 山梨市長が冒頭陳謝
http://mainichi.jp/select/news/20140319k0000m040095000c.html より抜粋
山梨市が中止方針を撤回した社会学者、上野千鶴子さんの講演会が18日、同市で開かれた。望月清賢市長が冒頭、「上野先生に無礼を働いた」と陳謝すると、上野さんは「過ちを改めるに、はばかることなかれ」と応じ「和解」が成立。会場は聴衆約400人で満員になり、上野さんは「ひとりでも最期まで在宅で」と題して1時間半にわたり熱弁を振るった。最後に「今回の講演料は市に寄付します」と表明し、喝采を浴びた。
感想;
上野千鶴子さんのお名前はよく知っていました。講演会の記事があり、どのような方だったかをネットで調べてみました。本を読んだことがなかったので、面白そうなタイトルを選んで借りました。なかなか面白い本でした。
ボランティア仲間には、夫が定年になった人が多くいます。夫が家にいることが多くなり、その食事作りに苦労している人が多いです。出かける時には、自分がいない時間の食事を用意して冷蔵庫や冷凍庫に入れ、チンすればよいようにして出かけています。
私が定年退職して家内から言われたことは「一日家にいないで欲しい」でした。
まさに、食事作りが大変だからでしょう。それまでは、朝はバナナ、お昼は会社、夜も残業が多く会社で食べていました。お昼と夜の食事作りの負担が一度に来るのは確かに大変です。そこで、NHK放送大学院に入学し、自習センターという居場所を得て出かけるようにしました。
過去は過去として、No.5のジイさんのように生き生きと生きて行きたい。今が一番若いし、一番身体が動く時ですから。今しないと将来ますます出来なくなっていると思います。