幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

高田明前社長、最後のTV出演 ”何事もたくさんの練習を 『世阿弥の世界』増田正造〈著〉”

2016-02-14 09:37:32 | 生き方/考え方
あの名調子、世阿弥と共通点 「ジャパネット」前社長http://digital.asahi.com/articles/ASJ2B3CPDJ2BUCVL004.html?rm=5942016年2月13日 ■『世阿弥の世界』増田正造〈著〉

《思い出す本・忘れない本、ジャパネットたかた前社長・高田明さん》

 「風姿花伝」を知ったのは2年ほど前。話し方を特訓中の社員が、世阿弥のことをテレビで見て「社長が言っていることに似ている」って教えてくれたんです。

 それで世阿弥を研究したこの本を読んでみたら、確かに似ているな、と。「風姿花伝」は後世のために書いた秘伝の書。僕も退任を宣言した後で、「残したい」という思いに、感じるものがありました。能と通販では次元が違うかもしれないけど、人の心をどうつかむか、考え方は基本的に一緒です。僕はカメラ屋から始めて、現場に立ち、何千回と収録を繰り返す中で、毎日反省しながら、商品の魅力を伝えるためには一体何を磨けばいいのかを、ただただ考えてきたんです。

 そうしたら、世阿弥の考えに自然と似ていた。僕がやってきたのは、世阿弥のいう「序破急」や「一調二機三声」だと気がつきました。序破急とは、どう話を展開するかという構成の考え方。一調二機三声は声の出し方や間の取り方。「2万9800円!」「金利負担!」って言う、その間が1秒違ってもだめなんです。最初の10秒でどう関心を持ってもらい、お客さんの心をつかまえるか。どの時点で値段を言うか、工事費込みだと言うか、分割の話に持って行くか。声の高低や、間もとても大事。ちょっとした表現の違いで売り上げが2倍は変わります。

 ログイン前の続き若い時には、読んでもきっとわからなかったでしょう。これまでやってきたことの集大成があったからこそ、出合えた本だと思います。

 世阿弥の言葉を借りることで、後輩にも伝えやすくなった。以前は「3秒違う」「つかみが弱い」と教えていた。昨日も8時間、みっちりMCの子たちと5商品をどう紹介するかを相談しましたが、今は「序破急」と言えば、社員にはすっと伝わります。

 世阿弥は、三つの目が必要だと言った。まずは自分がどう見るか、という「我見」。でもそれだけじゃだめ。「離見」という、見られている目も必要。たとえば消費者はジャパネットに何を求めているかを考えること。これがなければビジネスは絶対に成功しない。そして、もう一つ、とても大事なのが全体を俯瞰(ふかん)する「離見の見」。私にとっては「見せる目」を意識するということであり、プレゼンテーションにつながります。物の値段だけじゃなくて、作った企業の思いや、どのように使えるかという商品の価値をどうやって伝えるか。伝え手が一番陥りやすいのは、伝えたつもりになってしまうこと。

 新聞も同じじゃないですか。今の状態で、本当に大衆に届いているのか。朝日新聞デジタルはありますが、これだ、という記事がなかなか思いつきません。ネット世界では、お客さんはサプライズを求める。世阿弥でいうところの「秘すれば花」ですね。サプライズを起こしながら、「これをやってるのは朝日だけだよ」というものを作っていかなければいけない。同じことをやり続けていれば、お客さんには伝わらない。リスクをとり続けないと企業は衰退してしまいます。

 退任には早いと言ってくれる人もいました。でも、世阿弥は、老人には老人の役割があると言った。ジャパネットを100年続く企業にするために、67歳の私なりの役割があるはずです。600年以上たっても能の世界は世界で認められている。同じことは企業でも起こりうるし、起こっていかなきゃいけない。私なりの風姿花伝を書いてほしいと言ってくれる社員もいます。僕はあと50年生きるつもりだから、そのうち書いてみるかもしれませんよ。(集英社新書・821円)(構成・守真弓)

感想;
その道で花を咲かせるには、相当な時間をかけて練習が必要なのでしょう。
その人の言葉には重みを感じます。
千里の道も一歩から。日々の取り組みが大切なのでしょう。
その一歩、「いつやるか、今でしょう」ですね。
いろいろ考えますが、一歩歩み出す行動が重要なのだと思います。


「あの人と和解する-仲直り心理学」 井上孝代著 ”トランセンド法(超越法)”

2016-02-14 03:52:38 | 本の紹介
著者は明治学院大学心理学部心理学科教授 専門はカウンセリング心理学、コミュニティ心理学、異文化間心理学
平和学者ガルトゥング氏から認定されたトランセンド・トレーナーでもある。

コンフリクトの定義;
2つ以上のゴール(目標)が両立、共存しない状況である。
コンフリクトには次の4つのレベルがある。
・個人の感情や精神内の対立を表すコンフリクト 葛藤
・個人と個人の間の対立を表すコンフリクト 諍い、争い、もめごと、いじめなど 
・集団内の対立を表すコンフリクト 内部抗争、もめごと、派閥、争い、いじめなど
・集団と集団の間でのコンフリクト 抗争、紛争

夫婦の日曜日(コンフリクトにどう対処するか):
夫は働き盛りの40代。妻も40代で子育てが一段落したこともあり、数年前から得意だった料理の専門学校に通い資格を取得した。手始めに近所の主婦仲間に話したら習いたいとのことで、日曜日だけ自宅のキッチンを料理教室に使いたいと夫に提案した。夫はせめて日曜日だけでもテレビを見ながらゆっくりと身体を休めたい。リビングに人が集まると自分の居場所がなくなるからと反対した。どう解決するか。
5つの解決パターン;
1)双方があきらめる(撤退)
妻はあきらめる代わりに、夫も日曜日はリビングでゴロゴロするのを止める。
2)夫がテレビをみながら、ゆっくりすごす(妻は我慢する)
3)妻が料理教室を開くことにする(夫が我慢する)
4)両者が歩み寄る(妥協・折衷)
料理教室は隔週にするなど。
5)両者が満たされる(超越;コンフリクトの転換)
  お互いの気持ちに耳を傾けて何か良い道がないか話し合う。
  例えば、夫も料理教室に参加する。あるいは日曜日に夫も何か趣味をやる。

トランセンド法(超越法);
先ほどの夫の要求を横軸に取る。妻の要求を縦軸に取る。
    妻満足 ③   ⑤
      ④
    妻不満 ①   ②
       夫不満  夫満足
この⑤(超越)を両者が話し合って見つけ出すのがトランセンド法である。

対立を怖がらない。
逃げたり、問題を先送りするのではなく、自分は何に対して困っているのか、イライラやもやもやを感じているのかを、胸に手をあてて、よく考えてみる。
  
ガルトゥングが提唱する和解への12の手法
1)対立の原因を外部に求める;他のせいにすることで加害者も被害者も癒される。
2)賠償;加害者が被害者に金銭的に賠償することで和解する。
3)加害者の謝罪、被害者の許し;加害者が謝り、被害者が許す。
4)ざんげ、宗教的な告白;神様にざんげする。
5)法廷での告白;罪を犯した者が懺悔を法廷で行う。
6)カルマ(業);水に流して今までのご縁を大切にする。
7)対立の原因を内部要因で検証する;過去を見つめ反省点を話し合うことで和解する。
8)歴史の追体験;過去を追体験することで和解への道を模索する。
9)悲しみ、癒しを共有する;お互いがある部分で加害者であると同時に被害者あることが多いが、その痛みを共有する。つまり共感する。
10)共に再建(復興)に携わる;こころを合わせて何かを始める。
11)将来像を一緒に考える;対立していた者同士が、二度と同じ過ちを犯さないためにはどうしたらよいかをアイディアを出し合い、将来の関係のあり方を共に考えて行く
12)ホーボノボノ的和解;対立している当事者も、それを取り巻く人々も参加して、怒ってしまった事実を時間をかけて検証し、謝罪すべき点は謝罪する。そして過去は水に流して、二度と同じ過ちを犯さないために何ができるか、皆でアイディアをだし和解する。

・最終的にはすべて、自己との和解
・自分自身と折り合いをつける
・身体をいとおしむ
・わかりやすい成果のでるものにトライする
・静かに自分を振り返る時間を持つ
・状況の把握、そして感情のシュミレーションをする

共感には3つの要素がある
1)対自的共感;
自分の中にはポジティブな感情もネガティブな感情も複数存在していて、どんな感情も自分という固有の存在を形成している大切な要素なのだ。そう思える自己肯定感、(イヤな自分も含めた)自分への共感である。
2)対他的共感
相手との違いを受け入れ、尊重しようとする相手への共感である。 
3)自他的共感
コミュニケーションのなかで双方が自分の共感を相手に伝え、違いを乃井超えて新しい関係を構築していける共感である。

わたしメッセージで表現する;
「おまえはいつも~だ」「あなたこの前も~した」とういう「あなたは~」という表現で始まる「あなたメッセージ」は多くの場合、相手を非難したり責めたり、攻撃的になり、相手を反省させるどころか感情を逆なでしまうことが多い。このような「あなたメッセージ」はほとんどの場合、対立をエスカレートさせる結果にしかならない。
「私メッセージ」は相手を非難することなく自分の意見や感情を伝えることができる話し方だ。

マイクロカウンセリング;
・「開かれた質問」を上手に使う
・相手の話を促進させる
・相手の言ったことを、意味を変えないで、自分の言葉で言い換える
・相手が伝えたいと思っていることを、要約する
・相手の経験している感情をそのまま受け止め、自分の言葉でフィードバックする
・相手の感情や行動の奥にある、意味を見つけられるように援助する

大江健三郎氏;「新しい人」の方へ
「いま私らの生きている世界に和解を作り出す「新しい人(たち)」となることをめざして生き続けて行く人、さらに自分の子供やその次の世代にまで「新しい人(たち)」のイメージを手渡し続けて、その実現の望みを失わない人のことを、私は思い描いています」

和解には、特効薬も一件落着もない。
和解とは、そのつど「私はは(相手は)何を望んでいるのだろうか」と自分に問いかけ、相手に問いかけていく作業であり、そのぷrセスではないかと思う。そして、一人ひとりの自分自身を向き合う勇気、相手と向かい合う勇気が自分の周りの小さな諍いから国際紛争までを解決に導く第一歩になるのではないだろうか。

感想;
対立しても、話し合って、どこかにお互いが満足できるところがあると信じることなのでしょう。
そして自分だけではなく、相手の気持ちも理解しようとの思いを持つことが大切なのだと思いました。

本を読むことは、新しい学び、先人が苦労して学んだことを教えて貰う一番良い手段なのでしょう。