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なぜ人は「性格分類」に翻弄されてしまうのか 「図星!」と思い込むのにはワケがある ”バーナム効果”

2016-02-22 08:36:34 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%81%aa%e3%81%9c%e4%ba%ba%e3%81%af%ef%bd%a2%e6%80%a7%e6%a0%bc%e5%88%86%e9%a1%9e%ef%bd%a3%e3%81%ab%e7%bf%bb%e5%bc%84%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%86%e3%81%ae%e3%81%8b-%ef%bd%a2%e5%9b%b3%e6%98%9f%ef%bc%81%ef%bd%a3%e3%81%a8%e6%80%9d%e3%81%84%e8%be%bc%e3%82%80%e3%81%ae%e3%81%ab%e3%81%af%e3%83%af%e3%82%b1%e3%81%8c%e3%81%82%e3%82%8b/ar-BBpMM7t?ocid=spartandhp#page=2
性格診断の結果に一喜一憂したことはありませんか?
 こんにちは。メンタルアップマネージャの大野萌子です。

 突然ですが、皆さんは「性格診断」や「血液型診断」などの、性格や人のタイプを分類するさまざまなテストに興味がありますか? いくつかの質問に答え、導き出された結果に対して「当たってる!」「やっぱりそうなんだ」と一喜一憂したことがあるのではないでしょうか。

 初めて会う方々から、私がよく受ける質問があります。私自身が、人の心を専門にしている職業に就いていることを知った途端に、「私ってどういう人間だと思いますか?」「私、どんなふうに見えますか?」という具合に、自分の印象を聞いてくるのです。

 確かに「私って何者だろう?」「人からどう見られているのかな?」というのは、誰しも気になることでしょう。とはいえ、いくら専門家でも、相手について何も知らない段階で「どう思うか」と聞かれたところで、正直分かりません。

 そんなとき、私はたいてい「分からない」と率直に伝えるようにしていますが、あえて「○○のように見えます」と、感じたことを伝えることもあります。すると、「やっぱり!」「そうだと思ってました!」と、あたかも図星だといわんばかりの反応を示される方が、なんと多いこと。専門家が言うのだから間違いない、と、確信を得たようなようすなのです。

 私は、そのときに感じた表面的な印象を口にしているだけなのですが、相手は「そうだ!」と思ってしまう。実はここに、心理的なトリックがあります。

 そもそも人の「性格」というのは、単純に一つのタイプに分類できるようなものではなく、さまざまな要素を複合的に有しています。つまり、一人の人間があらゆる性格をたくさん持っていると言えます。そのため、誰にでも当てはまることを言われた際、あたかも自分のことをピンポイントに言い当てられているような気持ちになってしまうのです。

 この現象にはちゃんと名前があり、「バーナム効果」と言います。「前向きに振る舞っていても、心の中で不安を抱えている」とか、「好きなことはとことん突き詰めるが、興味のないことはどうでもいい」とか、心理テストや占いのページで見たことがありませんか? よく考えてみれば、これらは大抵の人に該当するであろうことなのです。

 実際「当たっている」と感じるときは、ほとんどがこの現象によるものと言われており、一般的で曖昧な記述が並んだ診断結果の中でも、特に自分に当てはまるもののみが強く印象に残ります。その結果、「よく当たっている」と思い込んでしまう傾向が生まれます。

 人がこうなってしまう要因は、「自分とは何か」「人からどう見られているのか」という、自分の存在を明確に理解したい心理にあります。

 人間の気持ちというものは、自分でも正確に理解することが難しく、しかも絶えず変化をし続けています。どこに自分の本質があるのかは、自分自身が把握するのも難しく、外部から「あなたって○○な人ね!」と断定してもらうことで、安心感を得ることができます。

 そういうわけで、バーナム効果は異性にモテるため「モテテク」としてもよく紹介されますし、テレビ番組に引っ張りだこのマツコ・デラックスさんも、(意識してか、せずか)会話の中でこの方法を使用しています。

 ちなみに、相手に権威があったり、自分が信頼している相手の場合は、いっそう安心感や納得感を深めやすくなります。また、精神的に弱っているとき、迷っているときなどは、「あなたって○○な人ね!」という言葉は、普段よりぐっと胸に響いてきます。

 良くも悪くも、「自分は○○の傾向があったからダメだったんだ……」「自分は○○に強いから大丈夫!」と、自分自身を納得させる根拠を得たい、というニーズに合致するからでしょう。

 そう考えてみると、「自分自身を納得させたい」「ちょっと後押しが欲しい」という場合には、有効だとは思いますが、一方では危険もはらんでいます。それは、「自分にレッテルを張ってしまう」というものです。

 たとえばこういった性格分類は、自分で自分の行動を制限してしまうことに繋がります。血液型による性格診断がいい例ですが、A型の人が「几帳面」と言われると「几帳面」な行動を意識し、実際に「几帳面」な行動をするようになるという、「予言の自己成就」的な循環を起こします。

 いつもプラス方向に働けば問題はないのですが、マイナス方向に向かってしまう場合は厄介です。

 また、問題になるのは、「あの人たちは○○タイプだから」というふうに、一掃してしまうことです。これはラべリングと言われる、いわゆる他人への「レッテル貼り」です。

 「○○タイプ」とお互いを診断することは、職場での話題作りやコミュニケーションツールとして、いい面もあるでしょう。また、自分自身の存在を知ってもらいたい時などに、ある特徴を強く示すことによって、効果的にアピールすることもできます。

 とはいえ、参考にする程度ならいいのですが、それらを絶対的なものさしと考えて「あの人は○○タイプだから、この仕事は任せられない」「私とは合わないタイプなので、一緒に仕事をしたくない」などの、短絡的な考えに陥ってしまうのは考えものですよね。

 医療の現場で用いられる、科学的根拠に基づく心理テストも確かにありますが、世の中に出回っているものの多くは、そうではありません。妥当性や信頼性が保証されているものでないのに、仕事上の配置や、重大な決定、人間関係の排除には使用することは避けましょう。

 人の性格やタイプは、単純に判別したり、区別したりできるものではありません。ただ、忙しい毎日の中では自分に向き合う時間をなかなか取れないので、診断結果をうまく活用すれば、自分がどんな人間なのかを考えてみるきっかけになるはずです。

 自分探しの旅は、複雑で簡単には答えが見えないからこそ、奥深く、楽しいものです。あなたは「どのタイプにも属さない特別な感覚の持ち主」なのですから!

感想;
ウイキペディアより
「バーナム効果(バーナムこうか、英: Barnum effect)とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格なものだと捉えてしまう心理学の現象。」
占いではよく使われているので、受け取る人は当たったと思いがちになります。

人は周りからどう思われているか気になります。
また自分が決めたことが良いのか悪いの不安になることがあります。
相談している人は、実は自分の考えを「それでよいのでは」と後押しして欲しい場合もあります。

私は、重要なことを判断する時は、自分が数回確認するようにしています。
今日の判断を実践せず、明日もう一度考えて同じ判断になるか。
重要なものほど、一週間寝かせてどうか。
判断内容が変わらなければ実践に移すようにしています。

それと大切にしたいと思っていることは、他人の目よりも自分の心の目です。
自分が生きているということは、しp