同僚女性の健診データ持ち出し容疑、岐阜県職員を追送検 ”システムにも問題が”

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ253QBFJ25ULOB003.html朝日新聞

　職場から約１万５００人分の個人情報を持ち出したほか、アイドルのメールをのぞき見していたとして、岐阜県職員の河野明仁容疑者（４６）＝岐阜市則武東４丁目＝が逮捕された事件で、神奈川県警は５日、河野容疑者が同僚女性の健康診断のデータを持ち出していたとして、岐阜県個人情報保護条例違反の疑いで追送検し、発表した。

　神奈川県警によると、河野容疑者は岐阜県総合医療センターに勤務していた２０１３年８月、職場のパソコンから女性職員の健康診断結果など、個人情報を持ち出した疑いがある。

　神奈川県警が調べたところ、身長や体重、血液検査の結果など、約７００人分の女性職員のデータや顔写真が自宅のパソコンに保存されていた。河野容疑者は「性的な好奇心があった」と話しているという。

　また、県警は５日、河野容疑者が１４年１０月から昨年１１月ごろまでの間、アイドルやモデルなど２０人のメールをのぞき見したとして、不正アクセス禁止法違反の疑いでも追送検した。（照屋健）

感想；
この職員に問題があるのは当然ですが、この職員が簡単に同僚の検診データを見られたこと、持ち出せたこと、そのようなシステム/管理体制だったことこそ問題があると思います。
それも、掴まって自宅のPCを調べて初めて発覚したのですから。
人のせいにしていると同じことを繰り返すだけです。
組織の責任者はそこのところをよく考えて、対応して欲しいと思います。
マイナンバー制度も管理のシステムをしっかりしないと同じことが起きてしまいます。
時々、セミナーや講演をさせていただいていますが、その都度マイナンバー提示と記入を求められ、簡単に知られてしまいそうな危惧を抱いています。社会保障のためのマイナンバーが税金を集めるためのマイナンバーにすっかり模様替えになっているように感じています。