幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「幸福な偶然をつかまえる」日野原重明著 ”セレンディピティ 偶然を生かす”

2016-08-23 07:20:30 | 本の紹介
セレンディピティについて書かれています。セレンディピティの言葉はセイロンの三人の王子の物語が起源です。セイロンはアラビア語でセレンディプ王国と言い、今のスリランカ民主社会主共和国です。
ご自分のさまざまな人生での出逢いと出遭いが、自分の人生の大切な経験になりターニングポイントになったことを紹介されています。母の病気と自分の病気が医者へのきっかけになったそうです。聖路加国際病院に行ったのは京都のYMCAに参加していたのがきっかけでした。京都大学出身が東京の大学、そこは東大系の病院に行くことは大きな挑戦でもあったそうです。
世界の大発見もセレンディピティ、偶然を味方につける、女神の一瞬の微笑みに気づくことができるかどうか。それに気づき、形にするには普段の努力があってこそと。
フレミングのペニシリンの発見もその前に自分の鼻水が菌の培養皿に落ちたために菌が死滅していた場所があり、そこからリゾチームを発見していました。その体験があったので、菌の培養皿に青かびが偶然落ちたので、そこでまた菌の発育を阻止していたので、何か菌の発育を抑制するものがあると思って発見しました。青かびも偶然、ペニシリンを算出するまれな青かびという偶然がありました。その偶然を見逃さなかったのです。
1974年、秦の始皇帝兵馬俑の発見も農夫が井戸を掘っていて等身大の素焼きの人形を発見したのがきっかけでした。

プラトンの人間の4つの“徳“
1) 一つは知恵
2) 一つは正義
3) 一つはセルフコントロール、節制心
4) 一つは勇気

「人生そのものが幸福な偶然、セレンディピティの連続としか見えません」

新老人の会の思想
5) 愛すること
6) 創めること
7) 耐えること
幸福な人生は偶然でできているのではなく、偶然をどう生かすか、にかかっている。

感想
ロゴセラピーでは「人生が自分に問いかけてくる」と考えます。
人生に意味を見いだすというより、人生が自分に問いかけてくることに対して、どう生きて行くかにより、意味を創りだして行きます。
人生には良いことだけでなく悪いことにも出遭います。
その悪いことをきっかけにそれから学び生かすことで、それは大きなきっかけや大切な経験にもなるのでしょう。
まさにセレンディピティ、偶然を生かすことと同じなのだと思いました。