幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「7年目ツレがうつになりまして」 細川 貂々著 ”うつ病を乗り越えるヒントに”

2016-08-15 15:55:05 | 本の紹介
夫が外資系IT企業勤務。仕事のストレスでうつ病になり“死にたい”と。
うつ病になった夫との生活を漫画で表したら評判になり、ドラマに映画化も。
漫画本が売れてからの出来事をまた漫画にしたのがこの漫画でした。

同じ病気で苦しむ人が多いこと、また、この本を出したことによって自分たちも支えられて成長してきたこと、支えてくれた人との交流が紹介されています。

ディレクターさんが来られていろいろ話をしたけ。うつ病の番組を作りたいと熱く語っていたが、二度と連絡はかった。その人も鬱だった。次は新聞社の記者がインタビューに来られて、自分もうつ病だったと自分のことを話されて、結局記事にはならなかった。
ラジオ番組では電話で出演。出演依頼した人もうつ病体験者。番組スタッフからはそのうつ病の人と一緒に仕事をする愚痴を1時間くらい聞かされた。
NHKの番組では野村壮一郎先生に会えた。
ラジオやテレビに出演しながら、ツレは自分のペースを作っていった。
“人は人、自分は自分。今この時を集中して生きる”
道ですれちがった人に「うちのダンナもうつになっちゃって休職するんです」と声を掛けられる。

最後に「こんな感じでこの先何が起きてもみんなで乗り越えていけるようになりたい」で結ばれていました。

感想
伴侶がうつ病になったりすると、「なんでまた?」とか思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
夫がうつ病になり、仕事も辞めてしまった。収入が途絶えます。
それを受け入れて前に進むことも大変です。
著者は漫画家を生かして、夫とのことを漫画にすることにより、うつ病のことを広く伝えることにより、多くのかたの共感を得られたのでしょ。

自分が目指していたものが崩れ去ることがあります。
そこで掴んだものを生かして生きると思いもかけない道が拓けてくることもあるようです。

「神様はその人の将来のために、その人が耐えられるだけの重荷を背負わせてくださる」
との言葉があります。根拠はありません。
信じて努力を積み重ねた人が、その言葉を実現させるように思います。