http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00000006-jij-int時事通信 8月14日(日)
「完全に正気じゃない」。
ロイター通信によると、米ハリウッドの大物俳優ロバート・デ・ニーロ氏は13日、ボスニア・ヘルツェゴビナで開かれているサラエボ映画祭で、問題発言を繰り返す米大統領選共和党候補のドナルド・トランプ氏をこう評し、候補として不適格との認識を示した。
デ・ニーロ氏は聴衆を前に、「彼は今いる場所にさえいるべきではない。神様助けて」と出馬に反対を表明し、喝采を浴びた。また、「彼の言ってきたことは常軌を逸していて話にならない」とこき下ろした。
感想;
「正気じゃない」。多くの人が言っています。
恐ろしいのは、そのトランプ氏が共和党の候補になり、多くの支持者がいることです。
彼らは「正気でない」と言われているトランプ氏に大統領になって欲しいのです。
すなわち、客観的に総合的に判断していないと思われる人々が多くいることが、”正気じゃない”のかもしれません。
日本が戦争に向かって、多くの犠牲者を出しました。
近隣諸国にも多くの犠牲者を出しました。
まさに”正気じゃなかった”のです。
ドイツではヒトラー時代の反省を行い、二度とくり返さないように若い世代にも引き継いでいます。アウシュビッツ強制収容所には多くのドイツ人青年が見学をしています。過去の負の歴史に蓋をせず、見つめています。
一方日本はどうでしょうか?
数万人の犠牲者(ほとんどが飢えと病気)を出したインパール作戦、数千人の無駄な犠牲者を出したノモハン事件など、反省も責任者も明確にしていません。
そして、秘密保護法で国民に政府がやっていることを知らせないようにしました。
安保法案で集団自衛権で戦争ができるようにしました。
第二次世界大戦の反省ではなく、もう一度戦争ができるように進んでいます。
その政府を国民が支持しています。
戦争になってから、「そんなはずではなかった」とまた繰り返すのでしょうか。
トランプ氏を支持する多くの人がいる米国を”正気じゃない”と言える日本でありたいものです。