幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「術後のAKT-DC療法で5年生存率が4倍超の進行がん治療」 ”根拠のある免疫療法”

2017-10-13 08:45:58 | 本の紹介
AKT-DC(活性化キラー細胞+樹状細胞)療法
腫瘍の間近にあったリンパ節を組織ごと培養士、そこから活性の高い大量のCTL(細胞傷害性Tリンパ球、キラーT細胞)などを得て、患者さんの体にもどすという方法。
今のところ「肺がん手術後の再発防止」という限られた領域。
・二者択一で治療方法を選ぶのは誤り
・どんな治療にも、高い免疫力の支えが必要
・臨床試験の結果は5年生存率が「4倍超」だった
・がんの免疫療法は玉石混合
・保険適用でないため数十万~数百万円の治療費

感想
癌になると藁にもすがりたい気持ちになります。
手術の不安と体力低下の不安。
薬は副作用の問題。
そのため、様々な民間療法もたくさんあります。
民間療法だけに頼って、助かる命を助けられなかったケースもたくさんあります。
そんなところに免疫療法、何か聞こえもよくてすがってしまいたい気持ちが。
根拠がある免疫療法だと良いのですが、まだ十分に根拠が取られていないものが多いです。
この本によると、この療法は根拠があるとのこと、これがどこまで他の適用に広がって行くか。
プラシーボが薬で免疫力を高めるということで効く人にはかなり効果があるとか。
どこまで適用されるか。
しかし、薬の値段が高い。
日本の医療も金次第に少しずつなってきているのかもしれません。
昔、ソ連の保健の高官が日本の医療制度を知って、日本は共産国家か?と驚いたそうです。
日本の医療制度は当時のソ連以上に平等だったようです。
収入の多い人からは保険料を多くとる。
病気をほとんどしない若者からも保険料を徴収する。
生活保護を受けていると医療費は無料になると。
海外に出て、初めて知る日本の良さも気付きます。