http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240121-n1.html 産経ニュース2017.10.24
野党の混乱劇が収まらない。参院民進党が24日に開いた議員総会は、前原誠司代表への批判が渦巻き、大荒れとなった。同党には、野党第一党となった立憲民主党との統一会派結成を望む声も強いが、障害となる前原氏の進退すら不透明で、方針は定まらない。分裂した民進党を再結集する「核」と期待を集める立民も即座に応じる気配はなく、すがる先のない民進党議員は苦悩を深めている。
「9月の両院議員総会で希望の党への合流を『代表一任』と決めて失敗だった。みんな一緒に合流することを一任したのに想定の範囲外もいいところだ」
参院民進党の議員総会で桜井充氏は強い口調でこう訴え、前原氏への怒りをぶちまけた。「早い段階で新代表を選ぶべきだ」とも述べ、前原氏が即座に辞任するよう求めた。小西洋之氏は「前原氏は党規に反した」として、除籍か離党勧告処分を要求した。
小川敏夫参院議員会長は、前原氏が「(参院民進党が)再来年の参院選を戦える道筋をつけてから辞める」と語ったことを紹介し、辞任までのプロセスを「マスコミに醜態をさらさず、平和裏に収めたい」と説明した。しかし、その小川氏にも「なにが平和裏か。党がなくなって解党した。前原氏の説明と違う展開になり、どれだけの人間が泣いたのか」との批判が飛び、会場は緊迫した。
矛先は岡田克也元代表ら民進党籍を残しながら衆院選を無所属で戦った当選者や、離党して立民に移った福山哲郎幹事長にも及んだ。福山氏は参院で民進党会派への残留を望む。これに榛葉賀津也氏は「けじめをつけないといけない」と異を唱え、「特別国会前にわれわれの家族は誰か、親戚は誰かを明確にしないと始まらない」とも述べた。
将来的な希望の党の会派入りを明言する前原氏が代表でいる限り、参院民進党は次に進めない。これまでは再来年の参院選を「民進党」で戦うことを望む議員が多かったが、混乱の出口が見えない現状に「離党も視野に入れざるを得ない」(中堅)との声も上がる。
一方、立民は混乱する古巣に「救命ボート」を送ることに慎重だ。
「特にキャリアの長い皆さん。新しい歩みを始めて期待をいただいたことをこの場で確認させてもらいたい。永田町の数合わせにコミットしていると誤解されれば、期待はあっという間にどこかに行ってしまう」
枝野幸男代表は24日の両院議員総会でこう呼びかけた。同時に「考え方がわれわれとほぼ共通する議員が外側にいることも分かっている」と語った。23日のテレビ番組では「理念、政策が一致しているなら、個人として加わってもらうのは歓迎すべきことだ」と述べ、無所属議員らとの個別合流は否定していない。
ただ、勢力の拡大は支持者に「合従連衡」の印象を与えかねない。衆院選を無所属で戦った民進党出身者らには立民との連携を模索する向きもあるが、立民側の事情を考慮し、当面は無所属だけで会派を結成することも予想される。(広池慶一、松本学)
感想;
当選すると2,000万円ほどの収入と様々な経費と秘書があります。
落選するとただの人&選挙費用は自腹で、回収するめどはありません。
前原代表を選んだのは誰でしょうか?
前原さんを選べば、共産党と共闘の選択肢がないことはわかりきったことです。
そして、前原さんが希望合流を認めたのは誰でしょうか?
全員が合流との認識であれば、小池さんが「除外する」と言った時に、「約束が違う」として前原さんへの一任を取り消すこともできたでしょう。
あるいは、今起きている”代表はく奪”もできたかもしれません。
できなくても声は出せたはずです。
多くが当選していたら、今回のような不満も起きなかったと思います。
厳しいようですが、自らまいた種のように思ってしまいます。
当選するためには自分の信念も考え方も捨ててしまう。
そうではなく、信念を持って行動することがまずは必要なのだと思います。
もちろん、時により、妥協することも必要ですが。
前原さんを非難することよりも、今どうするのが良いか、自分が今回の経験を生かしてどうするか。
まさに、人生が自分に問いかけているのだと思います。
枝野さんは、その問いかけに立憲民主党を立ち上げました。
希望の党に行った方はそれを選択し、落選しました。
落選した方は、また人生からの問いかけがあるのだと思います。
「どうするのか?」
選択する自由はあります。
批難よりも、自分ができることを選択することのように思います。
野党の混乱劇が収まらない。参院民進党が24日に開いた議員総会は、前原誠司代表への批判が渦巻き、大荒れとなった。同党には、野党第一党となった立憲民主党との統一会派結成を望む声も強いが、障害となる前原氏の進退すら不透明で、方針は定まらない。分裂した民進党を再結集する「核」と期待を集める立民も即座に応じる気配はなく、すがる先のない民進党議員は苦悩を深めている。
「9月の両院議員総会で希望の党への合流を『代表一任』と決めて失敗だった。みんな一緒に合流することを一任したのに想定の範囲外もいいところだ」
参院民進党の議員総会で桜井充氏は強い口調でこう訴え、前原氏への怒りをぶちまけた。「早い段階で新代表を選ぶべきだ」とも述べ、前原氏が即座に辞任するよう求めた。小西洋之氏は「前原氏は党規に反した」として、除籍か離党勧告処分を要求した。
小川敏夫参院議員会長は、前原氏が「(参院民進党が)再来年の参院選を戦える道筋をつけてから辞める」と語ったことを紹介し、辞任までのプロセスを「マスコミに醜態をさらさず、平和裏に収めたい」と説明した。しかし、その小川氏にも「なにが平和裏か。党がなくなって解党した。前原氏の説明と違う展開になり、どれだけの人間が泣いたのか」との批判が飛び、会場は緊迫した。
矛先は岡田克也元代表ら民進党籍を残しながら衆院選を無所属で戦った当選者や、離党して立民に移った福山哲郎幹事長にも及んだ。福山氏は参院で民進党会派への残留を望む。これに榛葉賀津也氏は「けじめをつけないといけない」と異を唱え、「特別国会前にわれわれの家族は誰か、親戚は誰かを明確にしないと始まらない」とも述べた。
将来的な希望の党の会派入りを明言する前原氏が代表でいる限り、参院民進党は次に進めない。これまでは再来年の参院選を「民進党」で戦うことを望む議員が多かったが、混乱の出口が見えない現状に「離党も視野に入れざるを得ない」(中堅)との声も上がる。
一方、立民は混乱する古巣に「救命ボート」を送ることに慎重だ。
「特にキャリアの長い皆さん。新しい歩みを始めて期待をいただいたことをこの場で確認させてもらいたい。永田町の数合わせにコミットしていると誤解されれば、期待はあっという間にどこかに行ってしまう」
枝野幸男代表は24日の両院議員総会でこう呼びかけた。同時に「考え方がわれわれとほぼ共通する議員が外側にいることも分かっている」と語った。23日のテレビ番組では「理念、政策が一致しているなら、個人として加わってもらうのは歓迎すべきことだ」と述べ、無所属議員らとの個別合流は否定していない。
ただ、勢力の拡大は支持者に「合従連衡」の印象を与えかねない。衆院選を無所属で戦った民進党出身者らには立民との連携を模索する向きもあるが、立民側の事情を考慮し、当面は無所属だけで会派を結成することも予想される。(広池慶一、松本学)
感想;
当選すると2,000万円ほどの収入と様々な経費と秘書があります。
落選するとただの人&選挙費用は自腹で、回収するめどはありません。
前原代表を選んだのは誰でしょうか?
前原さんを選べば、共産党と共闘の選択肢がないことはわかりきったことです。
そして、前原さんが希望合流を認めたのは誰でしょうか?
全員が合流との認識であれば、小池さんが「除外する」と言った時に、「約束が違う」として前原さんへの一任を取り消すこともできたでしょう。
あるいは、今起きている”代表はく奪”もできたかもしれません。
できなくても声は出せたはずです。
多くが当選していたら、今回のような不満も起きなかったと思います。
厳しいようですが、自らまいた種のように思ってしまいます。
当選するためには自分の信念も考え方も捨ててしまう。
そうではなく、信念を持って行動することがまずは必要なのだと思います。
もちろん、時により、妥協することも必要ですが。
前原さんを非難することよりも、今どうするのが良いか、自分が今回の経験を生かしてどうするか。
まさに、人生が自分に問いかけているのだと思います。
枝野さんは、その問いかけに立憲民主党を立ち上げました。
希望の党に行った方はそれを選択し、落選しました。
落選した方は、また人生からの問いかけがあるのだと思います。
「どうするのか?」
選択する自由はあります。
批難よりも、自分ができることを選択することのように思います。