幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「プロ野球でわかる! はじめての統計学 野球のデータで統計の基本を楽しく学ぶ」 佐藤文彦著 "統計で強くなる!”

2018-02-05 13:10:28 | 本の紹介
野球の勝率を定式化したのが、ピタゴラス勝率
ピタゴラスの定理に似ているのでその名前が。
この数式によって求められたピタゴラス勝率の値と実際の勝率の間の誤差は非常に小さいことが知られています。
ピタゴラス勝率=得点2/(得点2+失点2) 
2004年の巨人は史上最強打線と銘打った攻撃は、高い得点力という十分な仕事をしたものの、投手と守備に問題があったと言えます。

四分位偏差
 上から25%と下から25%にあたる値
 50%中央値とセットで示す。

偏相関
・朝ごはんをきちんと食べている家庭の子どもは成績が良い
・朝ごはんをきちんと食べていない人の心疾患のリスクは高い
相関があるように思うが、朝食を毎日子どもにとらせている家庭は、教育熱心でほかにも教育に関する投資をしているから成績が良いためほかの日常行動でも健康のために良いことをしているから心疾患のリスクが低いかもしれません。

感想
野球のデータを使って、バラツキ、t検定、x2(かいにじょう)検定、分散分析、相関、回帰式、重回帰分析をわかりやすく紹介されていました。
ホームとビジターで勝率に差が出るか等も統計で違いがあるかを求めています。

統計データを駆使してアストロズが優勝しました。
打率の良い打者を3番、4番、5番に据えるよりも、打率の良い人に少しでも回ってくるように、1番、2番、3番に据えた方が得点が上がるとの統計データでした。

ご参考
http://youngecon.com/baseball-data/
メジャーリーグ新時代|アストロズ優勝が示す鮮やか過ぎるデータ革命


先日 NHK-BS で放送された「アストロズ革命~MLBデータ新時代~」がめちゃくちゃ面白かったのだが、ご覧になっただろうか?見逃してしまった方に朗報なのが、1/4(木)22時からの再放送が決まっていること。今度こそお忘れなく!

で、どんな放送内容だったのかと言うと、2017年のワールドシリーズを制したアストロズの見事な復活の物語と、その背景にあるデータ活用の取り組みである。
2017年、メジャーリーグの頂点に立ったアストロズ。シーズン100敗が当たり前だった弱小チームはどのようにして生まれ変わったのか。そこには時代の先を行くデータ戦略と、大型ハリケーンの被害に苦しむ地元ヒューストンへの熱い思いがあった。チームの司令塔・ルーナウGMや、かつて日本でも活躍したパウエル打撃コーチ補佐、シーズン半ばまで在籍した青木宣親選手などを独自取材。その証言から「アストロズ革命」に迫る。

負けグセがついていたどん底のチームがたった数年でメジャーリーグを制するほどに復活したのである。地元ヒューストンのファンはもちろんのこと、全米・全世界のベースボールファンに衝撃を与えるほどの奇跡と言えるだろう。そんなミラクルを演出したのが、新たにGMに着任した、元マッキンゼー・コンサルタントのルーナウ史だった。

メジャーリーグで勝てるための戦略をたて、そのための目標数値を設定し、それに相応しい選手を獲得・育成していった中長期での取り組み。もちろんこのプロセスの中では、方針に合わない選手の放出もいとわず、それだけの痛みを伴うこともあった。しかしその結果がいまのこの素晴らしい成果である。その詳細については、例えば Sportiva の記事「へっぽこ球団と見せかけ4年で世界一に。アストロズGMが使った魔法」等を参照頂きたい。

さて、こうしたアストロズの取り組みは、メジャーリーグに最初のデータ革命を起こした『マネー・ボール』の流れをくんだものと言える。これまで直感や経験のみに裏打ちされていた球団経営と試合戦略に、これまでにないデータ活用を盛り込んだ当時としては画期的な方針によりアスレチックスを蘇らせたのが、球団GMビリー・ビーンの物語だ。映画化もされたのでご覧になった方も多いだろうが、間違いなく歴史に残る名作ノンフィクションだ。
1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手。彼は統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行。チームを強豪へと変えていく―― “奇跡”の勝利が感動を呼ぶ! ブラッド・ピット主演で映画化された傑作ノンフィクションの全訳版。