幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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自宅療養中の50代男性が死亡 保健所でカルテ作成されず2週間放置 ”埼玉県の保健所 失態続き!”

2021-09-07 00:48:00 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d499932b10d46aa9912259b2318e4edbdd7f1ab9/6(月) 21:11毎日新聞

 埼玉県は6日、新型コロナウイルスに感染して自宅療養していた県内の50代男性が、自宅療養者として保健所に認識されず、2週間放置されて死亡が確認されたと発表した。男性は息苦しさや倦怠(けんたい)感を訴えていたが、保健所のミスでカルテが作成されなかったため、症状を把握できなかったという。

 県と県春日部保健所によると、男性は8月17日に陽性が確認された。同保健所管内に住んでいたが、住民票上の住所がさいたま市だったため同市の保健所に情報が移管。市保健所は本人に電話をかけ、39・8度の発熱や、歩行時に呼吸苦があるなどの健康状態を聞き取った。

 市保健所は入院の必要はないと判断し、同19日に健康観察の担当を男性方のある春日部保健所に戻した。しかし、引き継ぎの際、同保健所がカルテを作成しなかったため、健康観察の対象から漏れた。男性は19~21日に3回、感染者の症状を患者らが直接入力するシステム「HER―SYS(ハーシス)」を通じて息苦しさなどを訴えたが、保健所の担当者はだれも気付かなかったという。

 9月3日、男性の知人から春日部保健所に「男性と連絡が取れない」と電話があり、職員が自宅を訪問した。応答がなかったため、警察と救急隊員が駆けつけたところ、室内で死亡している男性を発見した。8月下旬ごろに死亡したとみられるが、死因は不明。基礎疾患はなかった。

 県保健医療部は「大変遺憾。二度と起きないように情報の一元化など対応を見直す」としている。【岡礼子】

感想
自宅療養の父死亡…安否確認は2週間なし 娘が訪問して見た光景…父は心肺停止、母は重症化 "医療&保健所崩壊の埼玉、自分の家族でも「残念」で済ませるの?”

死因は不明としていますが、コロナ感染死でしょう。
コロナ感染して息苦しさを訴えていましたが、保健所のミスで助けられる命を助けれませんでした。

県保健医療部は「大変遺憾。二度と起きないように情報の一元化など対応を見直す」としているとのことですが、いったいいくらミスをさらにこれから積み重ねるのでしょうか?

自分の身内でも「大変遺憾」で済ませることができるのでしょうか?

「ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生」笛美著 “おじさんは読みましょう”

2021-09-07 00:26:44 | 本の紹介
・私は昔から女ウケがよくないのです。特に初対面では「空気の読めない子」と思われてしまう傾向があります。

・私の職種は「コピーライター」&「プランナー」。コピーを書いたりCMを考えたり、ときにはイベントやデジタル施策を企画する役割です。

・帰るのは午前1時、2時過ぎるのが当たり前。フラフラになるまで働いてタクシーで帰るのは辛かったけれど充実感もありました。

・そんなあるひ、B先輩(女性はB先輩と自分だけ)から私の悪い点を直すように書かれたメールをもらいました。
「社会人としての所作がなっていない」など育成のための指摘もありましたが、デスクが汚いとか、肌が荒れてる、充血した目で会社に来るななど、個人的なことも含まれていました。私は目の前が真っ暗になりました。・・・
会社が怖い。でも3年は会社を辞めてはいけない。そんなのは根性なしだ。朝の地下鉄のホームに電車が入ってくるのを見て、いっそ楽になれたらと妄想する日々でした。
中途入社したばかりの先輩が私の異変に気付いて声をかけてくれました。
「僕もデスクを片付けるから、一緒にデスクを片付けよう」
2人して明け方までデスクを片付けました。

・土日祝日もほぼ休まず会社に来ていました。

・男性が言う方が聞き入れられやすい傾向を利用して、打ち合わせの前に男性のクリエイティブ・ディレクターに、「女性はこう考えますよ」と根回ししておくテクを憶えました。

・いい広告を作る現場には、いいクライアントがいる。

・広告業界の男性は同僚の私から見ても、異性として魅力があると思いました。・・・
合コンしてお持ち帰りした話、夜中呼び出せばすぐに来てくれたり、ヤラせてくれる女性の話、デリヘルで遊んだ地雷女の話、遊んだ女の人がストーカーみたいになった話・・・女子力が高そうな彼女たちに劣等感を感じながらも、彼女たちを男性社員たちといっしょになって笑うことで、ある種の優越感を感じていました。

・入社して数年たっても、なかなか彼氏ができなかった私は、モテ本や恋愛記事を読んで、スキンシップや上目遣い、「さしすせそ」など、男性をドキドキさせるモテテクを学びました。ファッションやメイクも男性に受けるものを勉強していきました。
(「(さ)さすが」「(し)知らなかった」「(す)すごい」「(せ)センスよい」「(そ)そうなんだ」)

・「笛美はまず自分を好きになった方がいいよ。まず自分を好きにならないと、男性に好きになってもらえるかえないさ」

・「結婚は頭で考えたらできない」「結婚は勢い」とも言われています。でも何十年も人生を共にし、しかも子供を育てるかもしれない人を勢いで考えられる気がしない。もしうまくいかなくて離婚するのは恥ずかしい。

・28歳の私は30万円を払って結婚相談所に入会しました。

・驚いたことに基礎的な会話ができない人があまりにも多いこと。・・・
彼らに必要なのは女性ではなくて、コミュニケーションの講師なのではないか? というか結婚とか関係なく、日常的な女性との、というか人間との接触なのではないか?

・第一彼氏 結婚には若すぎた
とうとう私は恥を忍んで職場の先輩たちに「彼氏を紹介してください」とお願いしました。
社会人になりたての年下の彼は私を溺愛してくれました。
20代前半の彼は私にふさわしい男になりたいと、どんどん激務になっていきました。
両親は彼氏との対面にとても嬉しそうでした。
受験や就職や仕事で成功したときよりも安堵した弾けるような笑顔でした。・・・
すれ違いの日々が続いて、もうわかっていた言葉を彼が言いました。
「ごめん、もう笛美と結婚できない。ぜんぶ俺が悪い」

・第二彼氏 結婚を切り出せない
次の彼氏は趣味のサークルで出会った人で、出会いの形としても理想的でした。落ち着いた穏やかな性格で、料理が上手で細やかな気遣いができて、寒いときに手を温めてくれる優しいひとでした。
もっと結婚に近づけるのではないかと、でもそうして毎週のように彼の家に行くルーティーンも、次第にマンネリ化し、LINEの反応も薄くなっていくのがわかりました。
ある日、彼が私のLINEを無視して友達と遊びに行った写真をSNSにアップしていたのを見つけて、ついに爆発してしまいました。
「なんで私と会わずに友達と会っていたの? 誘ってくれればよかったのに」
「そういうの、重いんだよね」と言われました。
恋愛で最も言われたくない言葉です。
「自分の趣味とかないの? 笛美ちゃんと付き合ったらもっと仕事かいろんあ刺激がもらえると思っていたのに」
衝撃でした。
実は彼と付き合っていいる間、私は仕事でさらなら躍進を遂げ、喉から手が出るほどほしかった広告の賞をとったりと仕事的には絶好調だったのです。
通いなれた彼の家に別れ話をしに行きました。
「なにも別れることはない」と彼は言ったのですが、もう気持ちが切れてしまっていました。

・第三彼氏 結婚の意欲はあるけど
そこで目をつけたのは農家のお見合いパーティでした。
私は農家の孫だから、農作業だって抵抗はありませんでした。
大好きな彼と汗を流して働いて青空の下でおにぎりを食べたい。子供をたくさん産んで地域の中で育てたい。
彼が初めて私のマンションんに来たときに言ったことが忘れられません。
「笛美ちゃん。この小さな部屋でひとりぼっちでいたの? こんなにかわいい女の子がひとりでいたの?」
なぜ年齢も職業も環境も違うのに、私の言ってほしいことがわかるんだろう?
そんなある日のこと、彼のご両親が「やっぱり農家に入ってくれる人がいい」と言い出したと彼からLINEが飛び込んできました。・・・
でも・・・もし離婚したらどうなるんだろう? 再就職できるだろうか?
「離婚なんてするわけない。離婚のことを考えて結婚するにはおかしい」
と彼は言いました。
でも本当にそうだろうか? 今どき3組に1組の夫婦が離婚するのに? 心配しなくていいのは、彼の方が結婚や離婚で負うリスクが低いからでは・・・? 私は不安になってYahoo知恵袋で「農家の嫁」で検索してみました。それは禁断の検索ワードでした。農家のお嫁さんになった女性たちの想像を絶するような体験談を見てしまったんです。・・・
万が一子供が産めなかったら、私はどうなるんだろう? ・・・
(りんご)収穫真っ盛りのシーズン、週に一度の休みもなく、しばらく会うことのできなかった彼からLINEが来ました。
「もう笛美ちゃんと結婚できない」
2日前まで好きだと言っていたのに、何があったの? 私は彼の家のそばまで会いに行きました。とにかく事情が知りたい。
彼と会えたのはすっかり暗くなった夜のことでした。
「ずっと無理してた。笛美ちゃんに釣り合う男になるよう無理をしていた。農協の婚活パーティで農家に入ってくれる嫁さんがほしかった。笛美ちゃんは条件にハマらなかったけど、好きだったから結婚できるよう頑張っていた。だけどもう限界。笛美ちゃんを逃がしてあげたことに感謝した方がいい」・・・
電車に揺られながら、まるで深い闇の底に頬りだされた気分でした。

・(高橋)まつりさん、辛かったね。寂しかったね。殺伐としたオフィスの片隅で、押しつぶされそうになりながら頑張っていたんだね。
彼女は私と同じような景色を見て、私と同じような痛みを感じていた。しかも、私がこれまで自覚しないようにしてきた感情の一つ一つを言語化していた。その存在に気づいたときには、彼女はもうこの世にはいなかったけれど。

・まつりさんの一件から広告業界の労働環境は大きく改善され、どの会社でも夜10時以降の残業はオフィスではNGになりました。・・・
完全ではないにしろ、やればできたんだと思いました。

・F国(インターンシップ)にいると暇のイメージも変わりました。日本では暇であることは不人気クリエイターの烙印だと思っていたのですが、ここでは違う。暇はいろんなものに姿を変えられるのです。

・「産んでもいいし、産まなくてもいい。ただもし産むならお金のことは心配しないで」F国にいると、こんなメッセージが聞こえてくるのです。

・私の運命は、この社会の構造の上に敷かれたものだったんだ。

・介護福祉士や保育士や飲食店で働く女性が、自立できるギリギリのお給料で働いている世の中って何か間違っているんじゃないだろうか?

・7歳の頃に近所のおじさんから下着に手を入れられたこと。大学生の頃に通行人に胸を鷲掴みされたこと、マンションのエントランスで知らない若者に押し倒されたこと、おじさんにビルの隙間に連れ込まれて唇を嘗められたこと、それは社会人になってからも続いた。残業で遅くなった帰り道に車で追いかけ回されたり、自転車であとをつけられて援助交際を持ち掛けれたりした。おじさんが自慰行為をしながらマンションのエントランスまで追いかけてきた子ともあった。

・逆に「生きていてごめんなさい」発作が出なくなるシーンもありました。それは赤ちゃん連れののお母さんを見るときです。以前は自分が子供を産んでいない罪悪感からママさんたちに遭遇すると脂汗が出ていましたが、それも大分収まってきました。結婚してもしなくても、子供を産んでも産まなくても、それで人の価値は変わらないと気づいたからだと思います。ママたちは、いつか私が子供を産むかもしれない未来のために道を切り開いてくれている。だから敵対するのではなく、サポートした方がいいのだと思いました。

・今まであきらめていた分野の勉強や、いつでも海外に行けるように語学の勉強をするようにもなりました。

・男社会の掟
男は
・上になれ
・上には逆らうな
・地味な仕事をするな 
・失敗するな
・男とつるめ
・女を隠したに扱いしろ

・フェミニズムについてつぶやくので「フェミたん」という名前にしようと思ったのですが、舐められそうなのと、少しでも実態のある名前にしようと、漢字で「笛美」にしました。

・上野千鶴子さんや田嶋陽子さんなど、ずっと前からフェミニズムを発信してきてくれた方々や、性教育や性犯罪、リプロダクティブ・ライツに関わる問題に取り組んでいるアクティピストの存在も知りました。

・ここで私は衝撃の発見をすることになるのです。安倍首相をはじめとした安倍政権の政治家さんたちの多くが「日本会議」という神道の価値観を持つ保守団体に入っていて、男は外で働き女は家を守るべしという家父長制のジェンダー観を信じているらしいのです。安倍さん自身も過去に女性運動家やジェンダーフリーなどの取り組みを、過激だとバッシングしてきた張本人だったというのです。

・フェミニズムやジェンダーフリーにまつわる広告を作りたければ、
1) 世の中の人たちがフェミニズムに関心を持っていることがすでに証明されている。
2) 広告代理店の中にフェミニズムを理解し、うまく料理できる人が存在する。
3) クライアントがその提案を受け入れる度量がある。

・結局、あれほど憧れた広告クリエイティブの第一線から退くことになりました。崖にしがみつくように掴んでいた夢から、とうとう手を離してしまいました。

・韓国のフェミニストさんが言ったという言葉を思い出しました。
「行動を起こした結果、たとえ社会が変わらなかったとしても落ち込まないでください。あなた自身が変わったのだから」

・安倍政権は2020年2月に定年を迎える黒川検事長を、自分の都合に合わせて留任させたそうです。・・・ 
安倍さんは憲法だけじゃなく、司法も自分の思いどおりにしようとしてるのだろうか?

・作家の黒田隆子さんお投稿がタイムラインに流れてきました。
「自分の声なんてどうせ誰も聞いてくれない、声を出しても無駄、そいういう風に思わされる経験をいっぱいさせられてきてる人は多い。この日本では。無理に出せとも言わない、でかい声でとも言わない、でもどうか、声をだしたいと思ったら出していいんのだと思って欲しい。どんなにかすれた声でも低い声でも」

・野党の人たちは、政府の出している案に抜け落ちている点を指摘し、改善案を提案しています。
「PCR検査はなぜ少ないんでしょうか?」
「ころな禍でなぜ病床数を減らそうとしているのでしょうか? なぜ減らすのに644億円も予算がつけられているのですか?」
「コロナ終息後に1.7兆円のGoToキャンペーンをするというが、そもそもコロナ終息させないと意味がないですよね?」

・「#検察庁法改正に抗議します」と最初に取材したいと棒新聞社の記者さんが連絡をくれました。どうせ取材はこれで終わりだろうと適当に話をしたのですが、次から次へと取材が舞い込んできました。

・バッシングに
「ネットのデマに踊らされている情弱」
⇒「あなたも一緒に踊りませんか? Shall weダンス?」

「反日!」
⇒「多くのアカウントに言われて聞き飽きました。もっと表現を工夫してください」

「日本から出ていけ!」
⇒「私が日本から出て行っても、問題は解決されませんよ」

「アイコンが気持ち悪い」
⇒「キモく見えるように狙って描いたので意図が伝わって嬉しいです」

「選挙で選ばれた国民の代表に口出しするな!」
⇒「選挙は大切です。ただ国会議員って私たちの心が読める超能力者ではないのでフィードバックは必要です」

「中国が尖閣諸島に攻めてきます! なぜ声をあげないのですか?」
⇒「ご自身でどうぞ」

「政治を変えたいなら自分が政治家になってから言え」
⇒「相撲を変えたければ、力士になれということですか?」

「普通のOLかと思っていたのに残念です」
⇒「普通のOLが政治に関心を持ったっていいじゃないですか、むしろ持った方がいい」

・28歳までにいい男と結婚し、30歳までに仕事で成果を出し、35歳までに子供を2人産む。そのタイムスケジュールをなんとなくあきらめたら、あれほど私を苦しめた年齢という時限爆弾は消滅し、手つかずの豊かな時間が目の前に広がっています。女性にとって定番とされるライフコース実現している人を否定するわけではありません。結婚も出産もレッテルや勲章ではなく「状態」。明日には私も違う「状態」に変化しているかもしれません。

感想
この本は、多くの女性が共感され、同じような体験をされて来たそうです。

この社会において、女性が生きていく、働いて行くことの様座な壁と障害が少しわかったように思いました。
女性が働くことはまだまだ大変なのです。
それをもっと多くの男性が、特に権限を持っている男性が知っておくべきなのでしょう。
まずは知ること、そして少しでもその障害を取り除くことなのでしょう。