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ダイキン幹部、PFOAを「危険なんですか? 」(24) "「社外秘文書」と違う発言”

2022-07-09 16:58:44 | 社会
https://tansajp.org/investigativejournal/9160/ 2022年07月06日21時00分 Tansa中川七海

2022年4月、私はダイキン工業の「社外秘文書」を入手した。これまでダイキンは、大阪・摂津を中心とするPFOA汚染について「弊社が原因の一つの可能性」という見解に留め、汚染とは関係ない可能性も示してきた。だが文書には、ダイキンが汚染源であることを決定付けるデータが詰まっていた。

例えば、淀川製作所から敷地外へのPFOA排出量。これまでダイキンが頑なに公開を拒んできたデータだ。摂津が全国の中でも飛び抜けて汚染されている事実を裏付ける量だった。

地域住民が農業に使う用水路に長年にわたって、PFOAを垂れ流していた事実も記載されていた。

それでも、ダイキンは「文書は破棄した」とかわす。前回報じた通りだ。

私が文書を幹部たちの眼前に示して追及すると、PFOAについて逆質問してきた。

「危険なんですか? 」

PFOA排出量を知らない化学事業担当役員
2022年6月7日、私と編集長の渡辺周はダイキン本社で、次の幹部たちを取材した。私は5日前に会長の井上礼之(87)の自宅を直撃したが、井上は取材を断り部下に対応を一任していた。

平賀義之 執行役員 化学事業、化学環境・安全担当
小松聡 化学事業部 企画部 環境技術・渉外専任部長
阿部聖 コーポレートコミュニケーション室 広報グループ長・部長

ダイキンが破棄したと言う「社外秘文書」には、2002年度のPFOA排出量が記載されていた。淀川製作所から敷地外へ年間12トンを排出していた。国内のPFOA研究の先駆者である京都大学名誉教授の小泉昭夫によると、摂津での高濃度汚染を裏付ける量である。

ただ、この数字は2002年度の1年間だけのものだ。ダイキンは1960年代後半から2015年までの少なくとも45年間、PFOAを製造・使用していた。 私は、これまでの敷地外への総排出量を尋ねた。

答えたのは、化学事業の執行役員である平賀だ。

「正直ですね、今、そのお答えはわからないとしか言いようがないですね」

化学事業の役員が、排出量を把握していなかった。しかも、平賀はその数字を誰が把握しているかもわからないと言う。

「社内にそういった資料が残っているかどうか。これが今残ってなかったので、あるかどうかわかりません」

敷地外への排出量は、汚染に対するダイキンの責任を確定する上で重要な情報である。ここがはっきりしなければ、摂津を中心に広がった汚染への対策も決められないはずだ。

平賀は言った。

「探してみて、数字的に把握できているかどうかっていうことは、確認することはできるかなとは思います」

そうであればと、敷地外へのPFOA総排出量を確認し、後日回答するよう求めた。平賀は「それは考えさせてください」と渋った。

平賀義之執行役員=ダイキン工業の公式ウェブサイトより/2022年7月6日

用水路への放出は「規制物質じゃないから」
私は「社外秘文書」で判明した地域の用水路へのPFOA排出についても尋ねた。2003年に作成された文書には、次の記述があった。

摂津の下水処理場へは、3年前から放出。それまでは、**用水路を経て、神崎川に放流

つまり2000年頃までは、PFOAを含んだ排水をそのまま地域の用水路に放出していたのである。この用水路は、「味生(あじふ)水路」のことだ。味生水路は、ダイキン淀川製作所の西側の壁を沿うようにして流れる太い水路だ。2000年頃までは、味生水路から水を引いて米を育てたり、農作物に水やりしたりする住民が多くいた。

ダイキン工業淀川製作所周辺を流れる河川・用水路の概略図(作成/望月尋加)

私は、なぜ味生水路にPFOAを含んだ水を放出していたのか尋ねた。

渉外専任部長の小松が口を開いた。

「あの〜、まあ、それは、規制対象にはなっていなかったからです」

確かに、PFOAの製造・輸入が日本で禁止されたのは2021年10月だ。しかし、PFOAの危険性は2000年より前から世界中で知られていた。規制がなくても、危険性を把握していれば地域住民が使う用水路にPFOAは流さないはずだ。

「危険な物質だと知っておきながら、なぜそのまま地域の用水路に流していたのか」

小松が答える。

「それは(危険性を)知る前です」

この言葉は信じられない。

ダイキンは、PFOAの世界8大メーカーである。同じく8大メーカーのデュポンと3Mは1978年、PFOAの危険性を疑いサルを使った実験を行った。高濃度のPFOAを投与されたサルは1カ月以内に死んだ。1981年には、デュポンのPFOA工場で働いていた母親から先天性欠損症の子どもが生まれている。

ダイキンは、デュポンと3Mの両社と関係が深い。デュポンとは1951年の時点で「フロン製法」についてやりとりがあった。3Mとは1991年に合弁でフッ素樹脂の原料製造会社を設立している。

会長の井上自身、90年代前半から訪米して3M首脳と交流していた。自著『私の履歴書 人の力を信じて世界へ』(日経ビジネス人文庫)で綴っている。

ダイキン迷走
ダイキンがPFOAの危険性を認識したのはいつなのか。

私が尋ねると、小松は言った。

「危険性を認識したのは2006年」

2006年は、米国EPA(環境保護庁)が、ダイキンなど世界8大メーカーに、PFOAの全廃を呼びかけた年だ。

では2006年の時点で摂津の住民に、多量のPFOAを用水路に流していた過去を伝えたのだろうか。PFOAは残留性が高く、一度汚染されるとなかなか除去されない。小松が答える。

「知らせてないです」

なぜ知らせないのか。理由を尋ねると、小松の回答が迷走を始めた。

「危険な物質とは認識できてなかったから」

小松は直前に「危険性を認識したのは2006年」と言ったばかりだ。私は「2006年に認識されたって、おっしゃったじゃないですか、今」と返した。

「それはあの〜、何年に危険性を認識したかっていうのは、あの〜、それはわからないです」


コロコロと回答が変わるようでは取材にならない。私が「なんでわからないんですか。わかる人、連れてきてくださいよ」と言うと、小松が聞いてきた。

「(PFOAは)危険なんですか? 」

ダイキン工業淀川製作所近くの水路の看板=2021年11月16日、撮影/荒川智祐

PFOAが危険かどうか、ダイキンから聞かれるとは思ってもいなかった。編集長の渡辺は思わず「なんじゃそれ」と声をあげた。私は「すごい発言ですけど大丈夫ですか」と小松に尋ねた。

小松は説明を始めたが、要領を得ない。渡辺は小松の発言を整理し「現時点でも危険性があるとは言えないということですね」と確認すると、小松は断言した。

「言えません」

PFOAの危険性を否定して大丈夫なのか。日本も批准する国際条約「ストックホルム条約」では、2019年にPFOAが最も危険なランクの化学物質に分類され、廃絶が決まった。だからこそ日本でも昨年、製造と輸入が禁止されたのである。

私たちがその点を強調すると、小松は「危険かどうかわからない」と表現を弱めた。

それでも世界の科学的知見とは、かけ離れている。小松の個人的な見解ではなく、ダイキンとしての見解ということでいいのか。化学事業担当執行役員の平賀、広報グループ部長の阿部にも確認したが、「PFOAが危険かどうかわからない」という見解は変わらなかった。

ダイキン広報、ついにメールを無視
ダイキン本社での取材後、私は広報を通じて、改めて以下の2点をメールで質問した。

①淀川製作所から敷地外へのPFOA総排出量の記録の有無

②記録があった場合の公開の可否

本社での取材では、化学事業の執行役員である平賀が、記録があれば公開を検討すると述べていた。ところが、回答期日を過ぎても返事がない。そこで平賀本人に直接メールを送ると、広報の野田久乃から返信が届いた。

回答が遅くなり申し訳ございません。いただいていた追加のご質問の件ですが、排出量に関しては、営業上の機密情報に該当すると判断し、回答を控えさせていただきます。

この回答では、記録が残っていたかどうかすらわからない。私が追加で尋ねると、野田から返信がきた。

記録が残っていたかどうかも含めて、回答を控えさせていただきます。

記録の有無を答えることが、なぜ「営業上の機密」になるのか。私は再度質問のメールを送った。

記録があるかどうかは、「営業上の機密」には当たりません。記録の有無すら言えない理由を教えてください。

だがダイキンはこのメールを無視した。いまだに返事がない。2021年11月以来、ダイキン広報とはやり取りを続けているが、返信すらしなくなったのは初めてだ。

感想
ダイキンCMのうるるとさららが泣いているのではないでしょうか?

規制されていないから、川に流す。
川は便所じゃないんです。

グループ環境基本方針
https://www.daikin.co.jp/csr/environment/results

環境理念:環境社会をリードする
地球環境への積極的な対応は、さまざまな事業を展開する私たちの使命であり、これを優先して経営に組み込んでいきます。

商品開発、生産、販売など経営全般にわたり、あらゆる地球環境の維持向上活動を展開するとともに、より良い環境社会を実現するための商品開発や技術革新を推進します。

「環境対応は重要な経営資源」と捉え、環境対応と企業経営を融合し、環境対応の実践が、外部からの信頼の獲得や事業の拡大、さらには業績の向上につながるという「環境経営」の先進企業であり続けます。そして良き地球市民として、快適な地球環境をつくりあげる活動の一翼を担います。

行動指針
グループ全員が環境問題への知識を深め、社会全体とのかかわりに責任を持って行動する。
グループで「環境経営」を積極的、かつ効率的に実践するために、環境マネジメントシステムを構築し、その徹底とさらなる向上をはかる。
商品開発、生産、販売、物流、サービス、リサイクルなど事業全般にわたって環境活動を展開する。特に、地球環境の維持向上に貢献できる商品開発や技術革新、さらには環境ビジネス展開で社会をリードする。
グローバルに整合した施策を展開するとともに、国や地域の特性に応じた環境対策を推進する。さらに、関連企業や外部の組織・機関との連携、協業を積極的に進める。
環境に関する情報を正直かつ公平に開示する。また、社内外の意見に率直に耳を傾け、環境保全活動の継続的な改善に活かす。

⇒環境方針が、「絵に描いた餅」状態です。

うるるちゃんとさららちゃんが涙を流しているでしょう。

銃撃容疑者「母親が宗教にのめり込み破産」 安倍氏に一方的恨みか ”わかっているのになぜ宗教団体名を出さないのでしょうか?”

2022-07-09 15:58:18 | 旧統一教会
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa21d4a85c2a5a2afb03e11ce0e667c036bf45f2 7/9(土) 11:15毎日新聞

 安倍晋三元首相(67)が奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された元海上自衛官の山上徹也容疑者(41)が特定の宗教団体名を挙げ、「母親が団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い込んで恨んでいた」と供述していることが捜査関係者への取材で明らかになった。

 奈良県警は山上容疑者が、安倍氏はこの団体に近いと思い込み、一方的に強い殺意を抱いていた疑いが強いとみて詳細な動機を調べている。

 捜査関係者によると、山上容疑者は「安倍氏を殺害するつもりだった」と容疑を認め、母親が団体と金銭トラブルになった影響で家庭が崩壊したと説明。この団体を国内に広めたのが安倍氏だとする持論を展開し、「安倍氏を恨んで狙っていた」と説明しているという。「安倍氏の政治信条に対する恨みではない」とも供述している。

 県警は山上容疑者の家族と団体とのトラブルの有無も慎重に調べている。

 山上容疑者は8日午前11時半ごろ、近鉄大和西大寺駅周辺で街頭演説中だった安倍氏を手製の拳銃(長さ40センチ)で背後から銃撃した疑いが持たれている。安倍氏は心肺停止の状態で奈良県立医科大付属病院に救急搬送され、午後5時3分に死亡が確認された。

 県警は9日午前、安倍氏の死因は司法解剖の結果、左上腕部を撃たれたことに伴う失血死だったと発表した。体内に入った銃弾が左右の鎖骨付近の動脈を損傷したことが致命傷だった。

 病院によると、首の前部には約5センチ間隔で2カ所の銃創もあった。銃弾が首から体内に入ったとみられ、心臓に大きな穴が開いていた。

 安倍氏は当時、党公認候補者の応援演説をしていた。この日程は事件前日の7日夕に急きょ決定。山上容疑者は「ホームページで安倍氏の演説を知った。現場には電車で向かった」と話している。県警は事件当日の山上容疑者の足取りについても捜査している。【吉川雄飛、林みづき】

感想
山上徹也の動機は統一教会への恨み「愛国心が強い元自衛官」安倍元総理銃撃事件 ”海外では統一教会の名前を出している”

統一教会関連の本 3冊 本から知る

安倍元首相は統一教会にエールを送られたばかりに、誤解(安倍元首相が日本国内で広げた)されて殺害されました。

既に50年前、まだ安倍首相が学生時代に、大学に原理研究会がありました。

後輩が物珍しさで、「原理研究会」の集まりに参加しました。
最初はキリスト教の一派のような話をするそうです。
そうしてある程度親しくなると、「もっと良いものがある」と言って統一教会の話をし出したそうです。

統一教会の一部である、共産主義に反対する「勝共連合」は右翼の自民党ともつながっていて、その関係で安倍元首相とつながっていたのではないでしょうか。
また学生の団体として「原理研究会」が大学にあり、私が通っていた大学でも盛んに勧誘していました。
そのことから統一教会のことを朝日新聞が連載で取り上げていたので、関心を持って読んでいました。
それでよくしていました。
『平和を愛する世界人として―文鮮明自叙伝』も読みました。
一大であそこまで築き上げられたのはすごいです。
『人間革命』戸田城聖著も読みましたが惹きつけられました。

ですので、安倍元首相が広げたのではなく、安倍氏が父親の急死により引き継ぐ前に既に広がっていたと思います。

集団結婚式が週刊誌に取り上げられ、桜田淳子さんと山崎浩子さんが統一教会で結婚式を挙げて、一躍日本中に知られるようになりました。
日本人同士でカップルになる確率は低いのですが、配慮があったのでしょう。

宗教はとても重要です。
それで救われる人も多くおられます。
また信じて社会に貢献されている方も多いです。
ただ、信じる宗教がどのような宗教で、社会からどのように評価されているかを知って信じて欲しいと思います。

憲法改正という大きな夢が、関係ないところで足を救われたようなものです。
民主主義に対する挑戦だ!
声高に叫ばれている政治家も多いですが、単なる私恨レベルの犯行のようです。
”蛮行”と多くの人が使われていますが、それなら殺人も蛮行です。
問題はなぜ彼が自分の人生を犠牲にしてまで犯行に及んでしまったかを十分検証し、同じようなことが起きないようにすることだと思います。

それと警備も、素人が見てもお粗末でした。
誰も安倍元首相の背後に目を見張らせていませんでした。
また、警察庁のSPも最初の銃弾が起きたとき、すぐに安倍元首相を覆い隠すことをされていません。
爆音後も安倍元首相は演説を続けられました。
米国なら安倍元首相をしゃがませるか、台から降りてSPで囲み、自らが銃弾の盾になります。
奈良県警は「問題があったかを検証する」と発言されていましたが、安倍元首相を守れなかったという事実で問題があったのです。
ではどうすればよかったかを検証し次に生かすことです。

それと銃弾に倒れて(11時半)から奈良県立医科大付属病院に着く(12時20分)まで50分かかっています。ヘリポートから処置室までだとさらに時間がかかります。
大和西大寺駅から病院までかかりすぎです。
近くの病院で止血や人工心肺機使うなどを優先すべきだったように思います。
心臓にダメージ受け、出血しているときに心臓マッサージすると出血がひどくなるのではないでしょうか。
とりあえず圧迫出血で出血を最小限にすることだと思うのですが。
国立病院機構 奈良医療センターが大和西大寺駅から3kmくらいのところにあるようです。
コロナで話題になった国立病院機構です。
そうすれば10分ほどで着いたはずです。
その判断ミスもあったのではないでしょうか。
大きな病院もよいですが、時間が問題になるのです。

参院選 自民党・松山三四六候補が不倫の末、中絶同意書に偽名で署名していた ”公文書偽造、自民の候補は大丈夫? アンケート無回答&コピペの東京都の自民候補も大夫?”

文春砲がなければ、安倍元首相は長野県の松山候補を応援する予定でした。
松山候補が偽名で署名していなければ、文春砲もなかったのです。
人生はちょっとした歯車の狂いが大きな岐路になるのでしょう。

あまりにも安倍元首相には不幸が重なってしまわれたようです。
無念だったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

山上徹也の動機は統一教会への恨み「愛国心が強い元自衛官」安倍元総理銃撃事件 ”海外では統一教会の名前を出している?”

2022-07-09 12:51:12 | 旧統一教会
https://tomy-best-car.work/yamasitatetuya-douki-touitukyoukai/ トミーベストカー 2022.07.09 2022.07.08

7月8日、正午に発生した安倍元総理大臣銃撃事件。犯人である山上徹也容疑者は、白昼堂々、安倍晋三氏が演説中に散弾銃を連射。その後は、逃げるそぶりも無く、現行犯で逮捕されています。

山上徹也容疑者逮捕後には、様々な事実が判明していますが、その中で特に気になるのが犯行の動機。「安倍元総理に関係ある宗教団体に恨みがあった」と供述しています。

山上徹也容疑者は一体、どこの宗教団体に恨みがあり、安倍元総理を射殺したのか?山上徹也容疑者の動機となった宗教団体、そして、安倍元総理との関連を見ていきましょう。

目次
山上徹也の動機は統一教会への恨み「深い関係の安倍元総理を許せなかった」
統一教会は日本をサタンの国と呼称「表向きは親日」
安倍元総理と統一教会は蜜月の関係「祖父の代からの繋がり」
山上哲也は元海上自衛隊員「愛国心が非常に強い」
山上徹也の動機は統一教会への恨み「深い関係の安倍元総理を許せなかった」
山上徹也容疑者が語った動機は、ある特定の宗教団体への恨み。そして、この宗教団体は、安倍元総理とかなり親密な関係にあった事も、山上哲也容疑者の言葉から分かっています。


では、この宗教団体とはどこの事なのか?真っ先に思いつくのは、統一教会ではないでしょうか?

2022年6月26日に放送されたNHK日曜討論。この時、「安倍元総理が海外から支援を受けている」という話が持ち上がりました。そして、この支援元としてあがったのが、統一教会とCIAです。

この発言に対し、自民党の茂木幹事から「事実と反する発言はやめて頂きたい」と否定的な言葉が飛び出していますが、少なくとも、自民党がCIAから資金援助を受けていたのは紛れもない事実。

自民党など親米政治家らに対し、米中央情報局(CIA)が一九五〇年代後半から六〇年代初めにかけて秘密資金を提供していたことを記載している外交史料を十八日、米国務省が刊行しました。

引用元:自民にCIA資金

また、安倍元総理が統一教会と深い関係にある事も以前から判明しています。そして、統一教会は一部の人達から「反日」「カルト教団」とも呼ばれていました。

後述しますが、山上哲也容疑者は元海上自衛隊員で、非常に愛国心が強かったと考えられます。そんな人物が、「反日」と言われる、統一教会を目の敵にしていてもおかしくはありません。

そして、元日本のトップがこの教団と深い関係にあると知ったら、安倍元総理に敵意を向けるのも自然なのではないでしょうか?

先ほどもお話しした通り、NHK日曜討論が放送されたのは2022年6月26日で、事件発生の約10日前。テレビ放送から事件発生までのタイミングは、物凄くピッタリです。

テレビで安倍元総理が反日の教団と関係があると知り、その約10日後に犯行。このように考えると、今回の事件が起こるまでの流れは、物凄くスムーズだったと思えてなりません。

統一教会は日本をサタンの国と呼称「表向きは親日」
山上徹也容疑者が恨んでいたと考えられる、統一教会とは、一体どんな団体なのでしょうか?

統一教会とは、正式名は世界基督教統一神霊協会といい、韓国発祥のキリスト教系の新興宗教です。設立したのは1654年で、文鮮明(ムン・ソンミョン)という人物が創立し、彼は信者から「再臨のメシア」とあがめられています。

統一教会は、日韓関係を重視し、「日本を愛している」と語っていますが、「韓国民族は神に選ばれた民族」「日本はサタンの血族の国」と話している一面も持っている事で有名です。

この事から、「統一教会は親日ではない」と噂されるようになり、「侮日団体」「必要によって日本を利用する団体」と酷評する人もいます。

その他、教祖である文鮮明に相手を決められる合同結婚式の開催、訪問販売、マインドコントロールなども行っており、多くの被害者が出ている事から、カルト教団と言われている訳ですね。

余談ですが、合同結婚式はつい最近も行われており、日本人も参加しています。そして、この時に結婚した日本人に対し、文鮮明は「サタンの血統から神の血統へと生まれ変わった」と主張していました。

さて、様々な話題が絶えない統一教会ですが、自民党を支援していると言われており、安倍元総理とも深い関係にあります。一体どのような関係を持っていたのか?詳しく見ていきましょう。

安倍元総理と統一教会は蜜月の関係「祖父の代からの繋がり」
安倍元総理と統一教会の関係は、教団が日本に渡って来た時までさかのぼります。

統一教会は世界各地に支部があり、当然に日本にも存在します。そして、統一教会が来日したのは1958年6月で、この時、「日本に統一教会を持ってきた」と言われているのが、岸信介です。

岸信介は、第56・57代総理大臣で、安倍元総理の祖父に当たる人物なんです。つまり、安倍元総理は生まれた時から、統一教会と関連を持っていたという事になるんですね。

この関係は、現在も続いているようで、安倍元総理は2021年9月に開催された統一教会も世界イベント「シンクタンク2022希望前進大会」で、ビデオメッセージを送っています。

霊感商法や集団結婚などの被害が長く社会問題になっている旧統一協会(世界平和統一家庭連合に改称)に関連する団体が開いた大規模集会に安倍晋三前首相がビデオメッセージを贈り、「敬意を表します」などと演説していたことが17日までに分かりました。旧統一協会が勧誘活動や宣伝に利用することで新たな被害につながるおそれがあり、安倍氏の道義的責任が問われます。

引用元:しんぶん赤旗

これらの事実から、反日と呼ばれる統一教会と安倍元総理が蜜月な関係にある事が良くわかるのではないでしょうか?

安倍元総理は以前から愛国精神を強調していたのは周知の事実。そんな日本の元リーダーが反日と評価される教団と深い繋がりがある。この事から、「安倍元総理の愛国精神はポーズである」と考える人はたくさんいました。

さらに、自民党には大勢、統一教会に所属している議員がおり、統一教会は自民党に出資しているとも言われています。

この点に関しては、政治団体つばさの党代表の黒川敦彦氏が問題視し、動画で解説していました。

加えて、NHK日曜討論で持ち上がった、「安倍元総理は統一教会から支援を受けている」という話。愛国心が強い山上徹也容疑者が、安倍元総理に敵意を持っていたとしても不思議はありません。

山上哲也は元海上自衛隊員「愛国心が非常に強い」
先ほどもお話ししましたが、山上徹也容疑者は元海上自衛隊員。自衛隊員は職業柄や教育の仮定で、非常に強い愛国心を持つ傾向にあります。

自衛隊は仕事中でもNHKを見ている。もちろん音声は入れてないけど、暗線保障関連のニュースが流れると、みんなが真剣な顔つきで見入っていたよ。しかも、教育期間中には愛国心を養うための時間があったんだ。それもスゴクがわかり易くって、どんな人にもすんなり入っていった。自衛隊員は愛国心が強いって言われるけど、理由は間違いなくここにあると思うよ。あれに比べると、民間企業の愛国心の無さにはちょっとビックリする。
元自衛隊員の方が語っていた内容です。どうやら、自衛隊員は常日頃から日本の事を考えており、その結果、非常に強い愛国心を育てているようです。元海上自衛隊員の山上徹也容疑者もこの点は同様だったのでしょう。

そんな人物に、統一教会はどう映っていたのでしょうか?反日と評価される宗教団体なので、答えははっきりしていますよね。

そして、そんな団体と蜜月な関係にあった安倍元総理。この事実を6月28日に放送されたNHK日曜討論で知り、敵意を向けたのでしょう。

愛国心が強すぎる山上徹也容疑者は、統一教会が許せなかった。さらに、日本の元リーダーがこの教団と蜜月な関係にあったと知る。その結果、安倍元総理の動向を探り、奈良で犯行に及んだ。

これが安倍元総理殺害の理由だと考えれば、動機や時系列的にも納得できるのではないでしょうか?

感想
犯人は、既に宗教団体名と個人名を警察に伝えているとのことです。
政府は隠すことをせずに公表された方が、偽情報が出回らないと思うのですが。

選挙前で、ネガティブ情報になると判断されているのでしょうか。

統一教会関連の本 3冊 本から知る

2022-07-09 11:50:00 | 旧統一教会
統一教会関連の本 3冊
1)「愛が偽りに終わるとき」 山崎浩子著
   統一教会に入ったこと、脱退したこと
2)「我らの不快な隣人-統一教会から救出されたある女性信者の悲劇-」 米本和弘著書
   脱洗脳が上手く行き時と行かない時、韓国で暮らす女性それぞれの人生 
3)「Nの肖像 - 統一教会で過ごした日々の記憶-」  仲正 昌樹
   統一教会に入会し、ドイツにも派遣され、韓国での集団結婚式にも出たが疑問に思い脱退した金沢大学の教授

統一教会に入信し、集団結婚式を挙げ韓国に住む日本女性は多いそうです。
韓国に住んでいる女性の半分は統一教会の信者だそうです。
それは、韓国の農村では嫁の来てがないため統一教会に入ると嫁が貰えるということで、
入信している韓国の農村の男性が多い(入信基準が低いと?)ためだそうです。

山崎浩子さんはつぼを買ったことから友達に誘われて入信したのですが、
記者会見ではつぼを買ったことは話さないように言われたそうです。
つぼを買う、不安を与える方法と山崎さん自身、不安を抱えていた状態だったそうです。

マインドコントロールとい言葉が当時話題になりましたが、

マインドコントロールを解くやり方の問題もあり、
その後の人生にやりがいを持てなくなった方もいるようです。
一方、韓国の農村に嫁いで、夫が働きもせずお酒ばかり飲んでいる男性と結婚し、
非常に苦労した女性もいます。ただ、その苦労が神様が与えてくださった試練だと思い、
一生懸命働き、男性の母親にも気に入られ(出来が悪い息子でもやはり可愛いので)、
子どもを育てた女性も多いようです。

マインドコントロールを解かれやる気をなくした女性、過酷な生活の中でもやってきた女性。
どちらが幸せなのだろうと考えてしまいました。
言えることは、今の環境で気持ちをどうもって生きるかによって変るのだと思います。

もう一つ感じたのは、統一教会の仲間がとても優しく、仲間意識が強いことです。
有名な大学には原理研究会(統一教会の学生組織)があり、
友達ができない学生を優しく誘ってくれます。いろいろと世話もしてくれます。

私の高校時代の友達の弟もまさしく同じケースでした。
その時は話を友達から聞いて、ひょっとして統一教会かもしれないと思い、
電話をしたら、言われているとおり本人を出さなかったので友達に話し、
両親がすぐに引き取りに行きました。まだ深い信仰前だったので。
やはり統一教会でした。知ると知らないでは大きな違いがあります。

この”あなたのことを思っているよ”のメッセージが、今まで受けることが乏しかった学生は入りやすいようです。
それは大人でも同じようです。つまり仲間意識を持たせてくれるのです。
ボランティアでも続けられるかどうかは、この仲間意識を持たせてくれるかによるようです。
よくないことをやっていても、この仲間から出ることができないために、
自分に理由をつけて、多宝塔を売っているのは一部の人がやっているだけだとか、
あるいはお金を出させてあげることが、その人にとってもよいのだとか納得させていたそうです。

石山本願寺を織田信長が攻めましたがとてもてこずりました。
信者は命を捨てる気持ちで闘ってきます。
武士は手柄をたてるために闘うので命が惜しいです。
死を恐れない人ほど恐い人はいません。

やくざが恐いのは命を捨ててもよいと思う相手と借金が莫大な場合です。
やくざもつまらいことで人を傷つけて刑務所には入りたくありません。
細木和子さんも不渡りがやくざに回って苦労したそうですが、
借金が多いので、やくざがキャバレーを細木さんに再度経営させたそうです。

気持ちをどう持つか、気持ちはコントロールできないから仕方はないはと思うか、
気持ちを少しでも自分を幸せになるようにコントロールするか、出発点は僅かな差のように思います。
見方を変えると、自分が気持ちをどう持つかに対して宗教は気持ちの持ち方を与えてくれているのでしょう。

「東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義」立花隆著 ”やることが嬉しい楽しいことを選ぶ”

2022-07-09 03:22:22 | 本の紹介
・ゼミ生に「調べて書く、発信する」すべてを本作りの現場で経験させたいというものだった。要するに、取材、執筆、編集まで学生にやらせるということ。

・適度な失敗は大いに歓迎に値するものでしょうが、生涯のトラウマを残すような失敗には出会いたくないものです。そのためにはどうすればいいのか。
ひとつは、ものごとを考えるとき、考え方の基本を誤らないことです。何を考えるときでも、考え方の正しい手順というものがあります。先に考えておくべき「先決問題」があります。先決問題はやはり先に考えておかないと、必ず後で問題が起きます。

・大切なことは、まず問題に具体的に取り組み始めることです。そして、途中で必ず「何が適切な順序か」分からなくなるという事態に遭遇するでしょうから、そこで集中的に「考える順序の問題と先決問題の議論」に取り組むのがいいということです。
すべての問題には考えるのに適切なタイミングがあります。

・メディアの現場を何度も踏んできた人間として断言できることは、メディアの報道をいくらカバーしても、本当に社会で起きている事象の大半は分からないままに終わるということです。

・「死ぬのは怖くないですか?」という質問を、当時東大の倫理学主任だった小倉志祥教授とか高名なお坊さんとかに直接ぶつけていったんです。小倉さんは「そりゃ怖いですよ。学生時代からそれが怖いから倫理学の世界に入っていったんであって・・・」といった話をしてくれました。それを聞いて、そうか、小倉先生も死がそんなに怖かったんだと安心したのを覚えています。

・現実には、人間の精神も肉体も、目の前に死が迫ったところで崩壊するようなことは起きない、ということが、まさに死を目前にしている人々を直接取材することによって分かってきたのです。

・シカゴ大学のエリザベス・キューブラ=ロスは、そのようなインタビューを公の場で行った最初の人です。その一部始終は、1969年出版された『死の瞬間』に詳しく書かれています。

・「そのころ私は二十歳で」(『ポーの「ユリイカ」について』ポール・ヴァレリー著)
https://nina313.hatenablog.com/entry/2016/01/16/060254
「その頃わたしは二十歳で、ものを考えることに強大な力があると信じていた。そして自分の存在感と無力感のあいだで奇妙に苦しんでいた。ときどき自分のなかに無限の力を感じるのだが、その力は具体的な問題にぶつかると雲散霧消し、自分の実際的な能力の弱さに絶望するのだった。わたしは陰鬱で、軽薄、見たところ扱いやすそうだが、そのじつ頑固、軽蔑するときは極端で、何かに感嘆するとそれはもう絶対的なものとなり、簡単に印象を受けいれるくせに、人に説得されることはありえない」(「ポーの『ユリイカ』について」より、151ページ)

僕もちょうど二十歳のころ、これを駒場で前田陽一先生に「これが二十歳の学生が読むのにいちばんいい文章です」と言って読まされた。
たぶん君たちは、まさにここで述べられたとおりの状況にあるはずです。そのとおりじゃないとすると、それはちょっと感受性が鈍い人ですね。たいていの人にとっては、こういう状況、つまり自分をすごく肯定的に受け取るときはほとんど全能感にとらわれるけれども、逆に振れるときは「自分は何もできない」という絶望感、無能感に打ちひしがれる-そういう両極端に心が揺れ動くことで心が苛まれる。というのが二十歳のことの心理的特徴なんですね。君だけじゃないんだよ。みんなそうなんだ、つまり、こういう心理は二十歳前後の若者にとって、普遍的な心境なんです。
「何だ、オレだけが特別なのかと思っていたら、みんなそうだったのか」とがっかりしないでください。二十歳前後の若者にとっていちばんありがちな誤解のひとつがそれです。
「オレだけが特別」という思い込みです。よくよくいろんな人に聞いてみると、たいていの人がそういう思い込みを持っています。人間ひとりひとちがユニークな存在で、違う個性の持ち主、というのも事実ですが、ひとりひとりが違うようで、実はいろんな意味でほとんどの人が同じというのも、もうひとつの否定できない事実です。

・早めに知っておいてほしいのは、そもそもこの世のあらゆる問題の正解はひとつではない、ということです。というか、現実世界には、正解がひとつもない問題も膨大にあるということを知らなければなりません。

・人間には、知・情・意の三つの世界があって、各人が内部でこの三要素のバランスを独特にとりながら発展させることで、その人の個性を形成しています。そのバランスのとりかた次第でその人のものの考え方の基本、価値体系の導き方もみんな違ってくるわけです。だからある人にとっていちばん大事なことが、別のある人にとってはどうでもいいことになってしまうことがあり得るわけで、それによってしばしば人間同士は共感し合ったり軽蔑しあったりするわけです。
・・・ 一言で言えば、切磋琢磨の大切さです。

・「I/O比」、インプットとアウトプットの比を一定以上に保つのは必要なことです。たいていの知的世界であれば、I/Q比は少なくとも100以上ないといけません。つまり、少なくとも100冊以上本を読んだ人でないと、平凡な内容の本でも、一冊の本をかける域に達しないということです。

・本のいいところは、その本を読むのが嫌になったらすぐ読むのをやめられることです。人間関係だったらそうはいかないけれど、本は次々に乗り換えて新しいものに手が出せる。

・フリーマン・ダイソンという人の本を紹介します。
『多様化世界』(全方向に無限)『宇宙をかき乱すべきか』(いちばん有名)
この二冊は若いうちに一度は読んでおくことを勧めます。

・研究者に限らず、いずれ君たちも何らかの職業生活に入らなければいけないときには、不遇な時代も必ず来るし、それがどれだけ続くのかわからないということを感情に入れて、そこにいれば心理的なストレスがかからない、それをやっていることが嬉しい楽しいという職業を選ぶことが一番だと思います。そういう意味では、僕に取材をすることを文章を書くことがまったく苦にならないから、いい領域を選んだということですね。

推論の種類
 演繹   deduction 
 帰納 induction
 仮説推論 abduction
 要素還元 reduction

・「ウェストファリア条約とは何だ」と聞かれて答えられる?
 「ウェストファリア条約と国家主権との関係は」と聞かれてパッと答えられる人なんて、なかなかいないでしょう。この前佐藤優と新書『ぼくらの頭脳の鍛え方』を書いたとき、そういう話をしました。

・地政学とは大きな視点で世界を眺める学問である。Geo(土地)politics(政治学)の名のとおり、地政学の射程にある『世界』を構成するのは人間ではなく、土地・労働力。・資源である。

感想
二十歳前後のことを思い出しました。
自分だけは特別で、自分は死なないのではないかと思い違いをしたりしました。
また、自分は何もできないとの思いが強くなった時もありました。
大学に入って同じ科の人と友だちになれなくて、同じ下宿の人と行動していました。
高校時代に気付かなかった自分の弱さと言うかコミュニケーション能力の低さを実感しました。

その年代にその本を知り、読んでいたらまた違ったかもしれません。

本を読むということは知らないということを知ることでもあり、また考えることでもあるのでしょう。
本を一冊読んだからと言ってそれが何になるのかと思いますが、多くの本を読んでいるとそれが生きる上での大きな力を与え、人生の岐路や人生の苦しい時のヒントとエネルギーを与えてくれるのでしょう。

仕事はやはりストレスが付きものです。
そのストレスが過度に感じない仕事だと意欲も継続するのでしょう。