幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋」斎藤環/與那覇 潤対談 ”ダイアローグの重要性を実践”

2022-10-08 20:01:00 | 本の紹介
斎藤環氏は精神科医で筑波大学の教授、與那覇 潤は歴史学者で躁うつ病と闘ってきた経験を持ちオープンにされている。
1回あたり4時間あまりの対談を6回。これを圧縮したのが本書だそうです。

・心の病気でクリニックに通い出すと、かならず途中で後悔するタイミングがある。言われるとおりにしているのに、全然治らないじゃないか。むしろ副作用でもっとひどくなってるんじゃないか。安易に「医者に頼った」から。こんなことになったんじゃないか-といった具合だ。
そうなってしまったとき、どう乗り越えるのか。その手段が対話だと思う。疑問や違和感を言葉にし、ただしどちらも一方的に見解をおしつけることなく、コミュニケーションを続けること。問題が完全に解決しはしないけど、でも少なくとも一人で思考の堂々めぐりをしているよりは「楽」だから、もうちょっとこの関係を続けてみようと思えること。
そうした条件が整うことで、はじめて治療は継続できるし、結果としていつか「治る」。(與那覇)

・そうした行き止まりから抜け出すためには、むしろ「イントゥラ・フェストゥム(祭りの最中)」のような意識を「いま・ここ」に集中させ、自分には「つねに現在しかない」とするメンタリティが有効なのかもしれません。(斎藤)

・精神医学では、人間がもつ時間の意識を「アンテ・フェニストゥム(祭りの前)」、「イントゥラ・フェストゥム(祭りの最中)」「ポスト・フェストゥム(祭りの後)」の三つに分けることがあります。それぞれが、統合失調症・てんかん・うつ病(ないし、躁うつ病のうつ状態)の患者の感じている感覚に近いのではと見なすわけです。

・あなたが「〇〇だったら」仲良くしてあげる、という条件をつけてくる人は、ほんとうの友達じゃない。たとえ相手と価値観が違って、お互いの主張に「同意」することができないときでも、人には「共感」を通じて存在を承認してもらう権利があることを、忘れないようにしよう。

・ひとつはっきりしていることは、アドラーの理論を治療に使っている臨床家はいないということです。あれはある種のマッチョイズムなので、心が弱っている人には向きません。(斎藤)

・精神分析のトラウマ論は、これが病気の原因だという「正解」を示すのではなく、家族関係を「見なおす」ためのきっかけを提供するもの。<標準家族>のイメージから外れていることを気にするより、自分自身がはつらつと生きられる新しい家族像を考えることの方が、ずっと大事だ。

中井久夫さんが、「濃厚な人間関係顧客と持つこと」を生業とする職業は二つあって、売春婦と精神科医だ」と言われたことから連想したものです。そして重要なのは、フロイトもそうでしたように、だからこし治療関係においては、「お金を払わせること」がむしろ必要になるんです。

・「お金で買えない価値」を掲げることで集金するビジネスが台頭した背景にはあ、実は人とのつながりまでお金で取引する資本主義の徹底化がある。承諾は本来「無条件」に与えられるべきであることを忘れずに、特定のサービスに囲い困れない適切なつきあい方をしていこう。

・オウム真理教が昔「修行するぞ、修行するぞ・・・」と信徒に唱えさせていたように、たしかに(人生)修行って怖い発想ですよね。「これは修行なんだ」と思ちゃうと、どんな無茶ぶりだったり、あきらかに無意味な労苦だったりしても、やる側が勝手に意味-乗り越えて「理想の自分」になる、とか-を見いだして頑張ってしまうところがあります。(與那覇)

・いつ、なにを、どのように「あきらめるか」が人生の本質であり、適切になされれば成熟と精神の安定をもたらす。だからこそ、いつまでもあきらめを認めなかったり、逆に都合よくあきらめさせることで相手を支配するような、悪い意味での「権力」の装置に気をつけよう。

・『発達障害当事者研究』綾屋紗月

サリー・アン問題で、発達障害の人が躓いてしまうのは、①第三者の目で見て「ボールがどこにあるか」と、②登場人物の視点で「どこにあると思われているか」を区別できないからなんですね。他の知能の高い人でも「サリーは箱を開ける。なぜなら、いまボールが入っているのはそこだから」と答えてしまう。

・発達障害は「現状以上に発達できない」という病気でなしい、診断されるかどうかも、実際には程度の問題だ。限られた著名人を「それでも成功できた」と讃えるよりも、「どんな人でも生きやすくなる」ように社会のハードルを下げて、話し方・伝え方のバリエーションを増やすことを考えていこう。

サヴァン症候群の人に顕著ですが、暗算や統計処理・記憶力が優れている一方で、高度な文脈を踏まえて意味や比喩を扱うことが苦手。(斎藤)

・かつてのソ連で精神医学が権力を結びつき、共産主義になびかない人に、「怠慢分裂症」という診断名をつけて強制入院させたことがあります。でもそうした非人道的な行為の結果わかったのは、どんなに薬や電気ショック治療を乱用しても、「思想までは変えられない」ことだったんです。
脳に物理的な刺激で直接働きかけて、体制に都合のよい人間を作ることはできなかった。人を洗脳するには、いまだに「人力」じゃないと無理なんですよね。(斎藤)

・AI万能論は、すでに何度も破綻してきた「極端な版人間主義」の一例にすぎない。安易にテクノロジーに依存せず、しかしあらゆる人に画一的な人間像を押しつけるのでもない、多様性と共存できる人間主義の在り方のヒントは、人文学や医療の現場にたくさんあるはずだ。

・ハラスメントをなくすには、海外の動向だけでなく「日本に固有の文脈」にも目を向けなぜ問題解決に「失敗してきたか」をふり返ることが大切だ。性急な「犯人捜し」をして鬱憤を晴らすよりも、とういった関係性があれば個人の尊厳が守られるのかを、冷静に議論していこう。

・もうひとつ気になったのが、彼女(電通のまつりさん)の死を受けとめてどうするかというとき、「残業規制」の方向にのみ話が収斂していったことです。労基署が認定した時間外労働が直前に一か月で100時間強だったことを考えると、私は彼女を追いつめたのはフィジカルな負担の量よりも、周囲に人間らしく扱ってもらえないという尊厳や承認の問題だと思います。しかし、そちらにはメディアが光を当ててくれない。(斎藤)

・この国の働きづらさを変えるには、残業時間のような量の問題だけでなく、「質」を問わなければ意味がない。個人の「性格・キャラ」に責任を帰属させがちな、日本人の思考の悪癖を反省し、「カッコよくない人」も含めて承認される多様性を築いていくことが、ほんとうの解決策だ。

・心の病は①本人が苦しさを感じるか、②周囲が問題視しているか、という二重の基準によって病気として発現するかどうかが決まる。その意味では「相対的なもの」なのですが、だからといって苦しさの度合いが低いわけではなく、レントゲン等で「客観的」に観察できる病気よりも、むしろ社会的な病であるからこその、深刻な苦痛や葛藤を引き起こすことがあります。(斎藤)

・自分の感情や内面には「他人」が折りたたまれて入っているから、どんな人でも周囲の人とともにしか、変わることができない。ゆっくりと遠回りでいいから、参加している誰もが尊厳を否定されない、そこにいるだけで前よりも楽になれるような関係性を、対話を通じて作っていこう。

感想
ダイアローグ(対話)していくことで、自分の考えもより明確になったり、それについて問題点にも気づいたりするようです。
そして自分の考えに偏りがあるないもわかっていくようです。

精神医療の問題点はすぐに薬をだすだけで十分な対話ができないことなのかもしれません。
かつどうしても患者の方に、医者に嫌われたらどうしよう?
こんなことを話しても大丈夫だろうか?と思い躊躇しがちです。
オープンダイアローグは対等で話をしていくことで、斎藤環先生は実際の統合失調症の患者さんに応用し、期待以上の成果を実感されているようです。

「オープンダイアローグが開く医療」斎藤 環著 ”本人の選択するスペースを確保する”

「オープンダイアローグとは何か」齋藤環著 ”統合失調症の治療;対話することが治療になり、愛に!”

鈴木エイトさん、元2世信者の会見中止求めた旧統一教会に私見 「海外で報じられることを阻止したかったのだろう」 ”子どもを不幸にさせてまで信じる宗教とはなんでしょうか?”

2022-10-08 14:33:14 | 旧統一教会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d74ac7fe6c852ef7bf0163647c508755e0c31e0d 10/8(土) 10:34 中日スポーツ

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の取材を20年間を続けるジャーナリストの鈴木エイトさんが8日、自身のツイッターを更新。7日に日本外国特派員協会で行われた元2世信者小川さゆりさん(仮名)の記者会見の中止を求めるファクスを送った教団の狙いについて「会見が海外メディアで報じられることを何としてでも阻止したかったのだろう」と分析した。

 ファクスは英語と日本語で、英語版には小川さんの両親の署名も書かれていた。内容は精神疾患の症状が安倍元首相の銃撃事件以降ひどくなり、小川さんの説明に虚偽の可能性があると主張、会見中止を要請したもの。

 会見の途中でこの内容を知らされた小川さんは「そもそも両親は私にお金を返すから貸してと言って(献金する)200万円近くの給料を取っていった。渡さなかった時には職場まで来て、渡すまで職場から帰りませんでした。そのお金は1円も帰ってきていません。そういったことが積み重なって、私は精神を病みました。しかし、心の症状は4年前に治っています」と断言。「お金を返しもしないで自分たちが正しいと主張する人たちと自分とどちらが悪なのか、これを見てくださっている多くの方は分かってくれていると私は信じています。私が正しいと思ってくださるなら、どうかこの団体を解散させてください」と涙ながらに語った。

 鈴木さんは「国連に取り合ってもらえず、海外の息の掛かった人権団体等を使って『宗教迫害』『人権侵害』『報道被害』主張を展開する統一教会」などと私見をつづった。

感想
旧統一教会を放置している岸田首相は、ひょっとして旧統一教会を残したいのでしょうか?
それは売国行為と同じなのですが。

あるいは、首相を維持したいために安倍派の機嫌を損ねたくないのかもしれません。

岸田首相が国民を向いていないことだけは確かなようです。
岸田首相に異見を言えない自民党議員は同じでしょう。
「国賊」発言の村上氏の方がもっともまともです。
きっとまともがいると、自分たちがまともで亡くなるので処罰したいのでしょう。

ロシア正教会総主教、プーチン氏の統治は神の定め 誕生日に称賛 ”ロシア正教会の神はサタン? キリル総主教を認めている信者にも問題があるのでは?”

2022-10-08 14:18:08 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/b697a9c0576e7461568d82d0ef07d9dcc291ab46 10/8(土) 11:05 CNN.co.jp

(CNN) ロシア正教会最高位のキリル総主教は7日、70歳の誕生日を迎えたプーチン大統領を称賛し、プーチン氏はロシアを統治するよう神によって定められていると主張した。

キリル総主教はプーチン氏宛ての書簡で「神があなたを権力の座に就かせた。国と国民の運命にとって特別重要で、大きな責任を伴う職務を果たせるようにするためだ」と述べた。

キリル総主教は聖職者に対し、7~8日の2日間、プーチン氏の健康を祈るよう呼び掛けた。

ウクライナでの戦争では民間人の信徒が多数亡くなっているが、キリル総主教はプーチン氏の戦争を公然と支持する姿勢が目立つ。

クレムリン(ロシア大統領府)や戦争への強固な支持を打ち出したことで、キリル総主教は宗教界で孤立。ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は先ごろ、キリル総主教にプーチン氏の「侍者」になってはならないと警告した。

英政府は6月、戦争への支持を理由にキリル総主教に制裁を科している。

感想
ロシア正教会も旧統一教会に似てきました。
オウム真理教は殺害をしましたが、ロシアはもっと多くの人を殺害しました。
かつ殺害を続けています。
旧統一教会は多額の献金を霊感商法で騙して巻き上げ韓国に送金しています。
韓国の経済発展にかなり貢献しているでしょう。
かつ韓国の貧農などに日本人女性7,000人を嫁に送っているとのことです。
それを信じている信者がいるのです。

そんな宗教がおかしいのか、それともキリル総主教がおかしいのか。
おかしいのを内部からおかしいと言わないと同罪になるのですが。

イエス・キリストがキリル総主教にどんな言葉をかけるでしょうか?

井手氏発言「極めて不本意」 JR西がコメント ”JR西福知山線脱線事故の原因は井出社長(当時)の経営が引き起こしたことを理解されていない”

2022-10-08 12:50:25 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b93bb2dff399036b020a7de7bf9fa9cf8d9c8ba 10/8(土) 10:28 

JR西日本は8日、同社の社長、会長を務めた井手正敬(まさたか)氏が同日付の産経新聞で、平成17年4月の福知山線脱線事故をめぐり企業風土に問題はなかったなどとする趣旨の発言を行ったことに対し、「弊社の認識とは全く異なるものであり、極めて不本意」とのコメントを発表した。

JR西は「組織全体で安全を確保する仕組みと安全最優先の風土を構築できていなかった」と指摘。「尊い人命をお預かりする企業としての責任を果たしていなかったことを深く反省し、安全の実現に向け、不断の取り組みを積み重ねてまいります」とした。

井手氏は発言の中で、事故に関して当時の社長が国会で「企業風土の改革に全力を挙げる」と述べたことについて、「『企業風土』という言葉でこの会社を築いた先輩たちに責任を押し付けようとした」と批判。

ミスをした運転士に課せられていた日勤教育に関しても、「事故や問題を起こした乗務員を再教育するのは当たり前ではないか」と話した。

JR総連が井手正敬氏発言に抗議声明

感想
日勤教育全面見直し 2015年4月産経WEST>http//www.sankei.com/west/news/150424/wst1504240015-n3.html(当時)
「運転士はクビだ」
 JR西元社長の山崎正夫(71)は鉄道本部長だった6年、踏切脱線事故を報告した社長(当時)の井手正敬(まさたか)(80)からこう激怒された。業務上過失致死傷罪に問われた自身の公判で明らかにした。
 「仕事に厳格」(JR西幹部)な井手の影響でミスに厳しい雰囲気が社内に醸成され、その延長線上に懲罰的な日勤教育があった。
 事故当時、JR西は「再教育を受けて立派な乗務員になった例もある」と主張した。しかし実態は懲罰に近く、個人の「責任追及」の意味合いが強かった。
 「まさに見せしめ」。日勤教育を受けたベテラン運転士の実感だ。電車の運転席から撮影した映像が流れるモニターを見ながら、延々と信号の指さし確認をさせられたという。草むしりをさせるケースもあった。


「教育と懲罰は紙一重だった」。脱線事故が起きた10年前、国土交通省鉄道局で安全対策室長だった河合篤(61)は今、日勤教育の功罪をこう考える。
 対象となるミスの基準が不明確で、所属する運転区や電車区の区長の判断次第でどちらにも傾く。そんなあいまいな運用に、安全やミスの再発防止が委ねられていた。
 事故後、懲罰的な日勤教育は全面的に見直され、オーバーランや遅延など事故に至らないミスの大半は懲戒処分の対象から外れた。
 平成16年度には608件あった日勤教育は25年度には184件にまで減少。かつては5カ月間に及ぶ日勤教育もあったが、今では最長7日に短縮。内容も運転シミュレーターを使ったり、添乗指導したりする実践的なものに改めた。
 かつての日勤教育の内容が現場の区長らの判断が大きかったとされる点については、現在は運転士OBらを「指導監」に任命し、専門的な立場から再教育を行っている。


井出氏は、年齢を重ね、自分のミスを否定しないと生きておれなくなったのかもしれません。
インパール作戦を企画立案実践した牟田口廉也司令官が「あれは正しい判断だった」と死ぬまで言い続けていたそうです。
約3万人が餓死と飢えで亡くなった無謀な作戦を正当化したかのでしょう。

岸田首相の国葬もレベルは違いますが似ています。
安倍元首相のアベノマスク(1割のみ使用)543億円をどぶに捨てた税金の無駄遣いも同じでしょう。
国葬ではアベノマスクは使用禁止になっていました。皮肉なものです。

JR西は必至で井出氏の発言は会社の考えでないと言いたかったのでしょう。
井出氏が社長、会長時代はまさにそれが会社の考えで、事故の原因になっていました。
「日勤教育」がなければ事故は起きませんでした。
夏場だと草引きさせて、反省文を毎日書かせたそうです。
それが数か月続いたとか。
事故を起こした運転手は前に「日勤教育」を受けていました。
当日オーバーランして時間が遅れました。
また「日勤教育」を受けるかも?
二回も受けると運転手をできなくなるかも?
運転手は運転が大好きでした。
そこで車掌に「遅れた時間は取り戻すから、会社に報告しないで欲しい」と伝え、スピードを上げました。
JR西は当時の井出社長がAST安全装置への投資を拒否していたため、大事故につながりました。
AST設備の投資が問題にされていましたが、懲罰の「日勤教育」がなければ、運転手はスピードUpしなかったのです。
それに、”再教育”するなら、運転技術を再教育するのが本来の姿です。
懲罰で人に言うことをきかせていた経営手腕が事故を起こしたのです。
かつ、人はミスをするものです。
その前提でダイヤも考える必要があります。
遅れても、取り戻す必要はない。
あるいはスピードは5%までなら超えていい。
遅れたことでの懲罰はしない。
何度も遅れる運転手がいれば、技術訓練を受ければよいだけです。
意図しないミスに懲罰やボーナスの査定に反映していると、ミスを隠そうとします。
それが大事故や大問題につながります。
医薬品業界では、小林化工の風土というか経営トップの問題が事故を起こしたと言っても過言ではないです。
経営者は大事故や大問題を起こした経営者がどのような経営をしていたかを知り、経営に生かすことです。
しかし、多くの経営者が同じミスを繰り返しています。

「東電原発裁判 福島原発事故の責任を問う」添田孝史著 ”防げた(想定内の)事故、まさに人災!”

「会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層」田中周紀著 ”経営者の踏み外しは影響大”