https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf08e3c69e7bd82e5ec805ffac8cf6026766daf 2/13(月) 17:32 読売テレビ
アマチュア将棋の強豪、小山怜央さんがプロ入りをかけた決戦に挑み、見事に勝利しました。東日本大震災を乗り越えての快挙に地元も沸いています。
うれしい知らせは13日午後3時半すぎに訪れました。
地元、岩手県釜石市の人たち「バンザーイ、バンザーイ」 将棋のアマチュアの強豪、小山怜央さん(29)がプロ入りをかけて挑んだ編入試験の第4局は、小山さんが横山友紀四段(23)に勝ち、見事プロ入りを決めました。
小山さん「(Q、合格の気持ちは?)まずは、一つ結果を出すことができて、ほっとしているというのが一番です」
小山さんは岩手県・釜石市出身の29歳。小学校2年生のときに、ゲームのし過ぎで入院…。心配した両親が勧めたことをきっかけに将棋を始めました。
すっかりのめり込み、めきめき腕を上げた小山さんでしたが、高校2年生の時に東日本大震災が発生。自宅は津波で流され、避難所での生活を余儀なくされました。ただそれでも、将棋をやめることはありませんでした。
小山怜央さん「将棋ありきの人生だったので、自然に避難所暮らしの時も続けていました」 大学卒業後、一般企業に就職しましたが、プロになるために退職。将棋で生きていく覚悟を決め、戦ってきました。 きょう見事、プロ入りを決めた小山さん。史上初めて、棋士養成機関の奨励会を経験していないプロ棋士となり、また、岩手県出身として初のプロ棋士誕生となりました。
母・聖子さん「うれしいです、とても。プロになれるんですね。帰ってきたら、おいしいものを好きなものを食べさせてあげたいです」
小山さん「今まで岩手県の棋士が出ていなくて、ついにやりましたという感じです。もちろん藤井五冠のように将棋が強い棋士になりたいが、今の実力では全然足元にも及ばないので、人として目標とされるような人物になれるよう、がんばりたいと思っています」
感想;
高校2年生の時に東北大震災で家を流され避難生活を体験。
大学卒業して、一般企業に入社されましたが、将棋のプロの夢が忘れられず、会社を辞めてプロに挑戦。
将棋のプロ棋士編入試験の受験資格 コタローのなんでも情報ブログhttps://kotaro2018.com/shogi/transfer-exam-passing-conditions/
◎プロ公式戦で最も良いところから見て10勝以上、かつ6割5分以上の成績 または
◎プロ公式戦で最も良いところから見て10勝以上、かつ6割5分以上の成績 または
◎各棋戦で以下の成績が必要
- 竜王戦:ランキング戦優勝
- 王位戦:挑戦者決定リーグ入り
- 王座戦:挑戦者決定トーナメントでベスト8
- 棋王戦:挑戦者決定トーナメントでベスト8
- 棋聖戦:決勝トーナメントでベスト8
- 朝日杯:本戦トーナメントでベスト4
- 銀河戦:決勝トーナメントでベスト4
- NHK杯:本戦トーナメントでベスト4
- 新人王戦:優勝
そして若手の四段の棋士5人と戦い、3勝を上げる必要があります。
今回戦った相手は若手でもかなり強い人でした。
会社を辞めてプロに挑戦してもプロになれる保証はありません。
チャレンジしてもどうなるか分からなかったのですから。
ご両親も心配だったと思います。
親としては会社勤めしながら、将棋は趣味でと思われたでしょう。
将棋界は藤井総太五冠がいつ八冠になるか?
棋王戦では渡辺棋王に挑戦中で1勝(先に3勝)
王将戦では羽生九段の挑戦を受け2勝2敗(先に4勝)
名人戦は今A級のトップを走っており、そこで優勝すると渡辺名人に挑戦
もう一つが永瀬王座に挑戦するためにトーナメントを闘っています。
昨年はトーナメントで苦杯をなめました。
羽生九段はA級からも陥落し、もう勝てなくなったと言われていたのに、王将戦リーグで全勝して藤井総太五冠に挑戦しています。
小山怜央さんの今後の活躍が楽しみです。
AIを活用して独学されているようです。
今の将棋は私が高校の時に仲間と一緒に高校に将棋同好会を作ったころとは雲泥の差で難しくなっています。