気になるあの人の「中身」をのぞき見する企画です。家にお邪魔して、見せてもらうのは「棚」と「引き出し」と「冷蔵庫」の中。
さて、今回は…
埼玉県在住 夫、長女、次女、母の5人家族。
20代から、カリスマ主婦として活躍。生活情報誌『サンキュ!』や『ESSE』などで紹介され、人気者に。 2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。「若松美穂のお金をかけないハッピーテク」(ベネッセ)など著書多数。 アメブロ 「若松美穂 日々とこころの日記」 「サンキュ!」など生活情報誌で活躍したカリスマ主婦・若松美穂さん。若くして結婚し2人の子育てに奮闘する中で、節約や収納などの工夫が注目され、一時は毎月のように誌面に登場する人気ぶりでした。 50歳になった現在は、主に心理カウンセラーとして活動しています。自宅の一画にある彼女の仕事場の棚から、そこに辿り着くまでのストーリーをお伺いしました。
「転機は、36歳のころ」と、若松さん。「主婦モデルはずっとはできないな」。そう感じて、これから何をしたらいいんだろうと考え始めていました。
折しも、長女が反抗期に入っていました。今までおとなしく言うことを聞いてくれていた子が全然聞いてくれなくなり、子育てに悩みはじめます。
「カウンセリングを受けてみようか」とまで思い詰めていたところ、「あれ? 自分で勉強してみたらどうだろう」と思いあたりました。 もともと学ぶことが好きだった若松さんは、すぐにカウンセリング教室に申し込み、勉強を開始します。 勉強するうちに分かったのは、「自分は過干渉な親だ」ということ。反抗期で困っているのは、娘ではなく、自分だったのだと気づきました。
「カウンセリングを学ぶ前は、子どもを変えようとばかりしていました。でも本当に苦しんでいたのは、子どものことばかりに目がいっていた、自分自身だったんですね。変わるべきなのは”私”なんだということを知って、子どもといい意味で距離を取ることにしたんです。そうしてみたら、すごく生きやすくなりました。
あ、これでいいんだ、って」 そうこうするうちに娘の反抗期は終了しましたが、カウンセリングを学んだことで自分が変化し、幸せに近づいたことを、人にも伝えていきたいという気持ちが残りました。 この時すでに100万円ほどの授業料を費やしていたと言います。「そろそろ実践したら?」という夫の後押しもあり、まずは友人を中心にカウンセリングを始めました。はじめはなかなかうまく話せずに苦労したこともありましたが、壁にぶつかると、次はこうしよう、もっと勉強しよう、という気持ちがどんどん湧いてきて、辛いと思ったことはなかったそうです。
人それぞれの悩みに最適な言葉を探したいから、どんどん増えていく本の詰まった引き出し
カウンセリング業が軌道にのりはじめた頃、コロナ禍になりました。対面のカウンセリングはできなくなりましたが、zoomによって全国の人たちとつながり、オンラインで活動を広げています。なんと海外在住の方をカウンセリングしたこともあったそう。
仕事はどんどん忙しくなり、寝室の一角が仕事場になりました。新調したキャビネットにはテキストが、棚には心理学に関する本がずらり。 「カウンセリングって、人それぞれに対応方法が違うんです。家庭のことから仕事のこと、介護など、悩みも千差万別。だから本を読んで、あの人の参考になるかな? この人にはこのアプローチがいいかな? 、と常にインプットしています」
さらに今力を入れ始めているのが、学んだことを教えること。数人の生徒を集めて心理カウンセリングの教室も開催しています。 「人に教えることで私自身も成長できるし、学んだ人がまた誰かに伝えて、幸せな変化が連鎖していく。それがその人たちの家庭にも広がれば、幸せがもっともっと広がっていく。一人に教えたら、100人200人って幸せになる人が増えていくと思うと嬉しいですよね」 自分のために始めたことが誰かの役に立ち、それがやがて仕事になっていった若松美穂さん。
「今はとにかく仕事がしたいんです」と笑います。 主婦だからと諦めることなく、自分で動いて自分で始めた若松さん。その生き方は、誰でも、いつからでも、”道は開ける”ことを教えてくれます。
構成/サンキュ!編集部
感想;
長女の反抗期がカウンセリングを学んだきっかけで、そしてそれで今カウンセリングの仕事をされているようです。
ロゴセラピーでは、自分が人生の意味を見いだすと考えるよりも、「人生から問いかけて来る」と考えます。
そしてその問いかけに応えていくことで意味が生まれると考えます。
過酷な人生の問いかけはとても辛いですが、辛いほど大きな価値を生み出せるのかもしれません。
キリスト教では、「神様はその人の未来のためにその人が耐えられる試練を与えてくださっている」と考えます。
今 動き出せば あなたの未来は変わる 変えることができる
日々を過ごしていたら、色々なことがありますね。プラスもマイナスも、受け止め方次第で、人生は大きく変わります。過去に縛られ、苦しみ続けますか? 勇気をもってご自分の力で立ち上がり、有意義な未来をつかみにいきますか?
あなたの人生はあなたのものです。今というたくさんの点がつながり、未来につながる。だからこそ、今が大切です。今できることを始めてみませんか。
まさに、今何をするかなのでしょう。
時間はその人に平等に与えられています。
その人はどんな人かを見るときは、その人が大切な時間とお金を何に使っているかを見ればだいたいわかると言います。
哲学、心理学や宗教の教えを学ぶことで、自分が幸せになるヒントが方法がたくさん詰まっているように思います。
宗教を信じる時は、宗教を誘う人のことを鵜呑みにせずに、その宗教が社会的に歴史的にどのような位置づけになっているかを知ってから信じた方が、良いでしょう。
そうしないと自分だけでなく、家族も不幸にしてしまう可能性があります。
それだけでなく、自分の幸せを追究していることが、周りの人を社会を不幸にさせていることに加担してしまっています。