本「歴史を動かした独裁者」柘植久慶著を読みました。
読み終わっての感想は、独裁者は多くの人を殺害しているんだと改めて思いました。
ヒトラーがユダヤ人、ロマ人、ポーランド人など900~1,100万人(その内ユダヤ人600万人)を殺害したとも言われています。スターリンは1,500万~2,000万人、毛沢東は3,000万人を殺害したとありました。この本には出ていませんが、ポル・ポトは100~300万人を殺害したそうです。
平家が間違った一つは平清盛が源頼朝と義経がまだ小さかったのでいのちを助けたことだと言われています。相手を徹底的に根こそぎにするのが方法なのでしょう。
相手を認めることの中で共生できる道を探る選択肢もあります。
ジンギス汗は敵対して背いた相手には皆殺しにし、見方になった相手は宗教と自治を認めたそうです。
塩野七生著「ローマ人の物語」を読むと、ローマは相手の宗教と自治を認め、かつ相手の主導者の子どもをローマに留学させ、教育を与えたそうです。それが、あれだけ広く、長くローマ帝国が続いた秘訣のように思いました。
何かを議論する、新しいことをやろうとすると必ず反対の意見があります。反対者が意見が言える場、反対者も新しい意見を聞く場を設けることで、一緒に話し合うことを続けることが出来る社会であって欲しいと思います。
多くの反対があるのにその声を無視して、自分の主張を通す、それを周りも認めると、社会はとてもおかしな方向に進んでしまうのではないかと思います。気が付かない内に、止めることができない状況になるのではないでしょうか。発言さえもできなくなります。
ハチドリの一滴(ひとしずく)ではないですが、自分ができることを先ずはしていくことが大切なのだと思います。好きな歌詞を以下に掲載します。
「世界を変えよ」 グループ;ハート to ハート
“時の流れは変えられないし 誰にも季節は変えられない
だけど誰かの心を変えれば そこから世界は変わっていく
あなたから家族友達 少しずつ変えよう世界を
あなたにも世界を変えることができる さあ始めよう
川の流れや雨は止められない 太陽の光も消せないけれど
微笑むことはあなたにもできる 小さな愛から世界は変わる
あなたから家族友達 少しずつ変えよう世界を
あなたにも世界を変えることができる さあ始めよう“
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